Sun Java Communications Suite 5 配備計画ガイド

Instant Messaging Server

Instant Messaging サーバーは、各ユーザーのプレゼンス情報の維持や、Instant Messenger の権限やセキュリティーの管理などのタスクを処理し、アラートの送信、チャットの開始、使用可能なニュースチャネルへのメッセージの投稿などによって、Instant Messenger クライアントが相互に通信できるようにします。また、Instant Messaging サーバーは、アーカイブ、カレンダアラート、およびオフライン電子メール通知も処理します。

Instant Messaging は、接続を 1 つのソケットに統合するマルチプレクサの接続をサポートしています。マルチプレクサについては、「Instant Messaging マルチプレクサ」を参照してください。

エンドユーザー、ニュースチャネル、および会議室の管理には、アクセス制御ファイルと Access Manager ポリシーが使用されます。

Instant Messaging サーバーは、Instant Messaging 製品のインスタントメッセージをルーティング、転送、配信します。

LDAP 直接検索

サーバーは、LDAP サーバーの情報を直接検索できます。LDAP クエリーの結果は、事前に設定可能な有効期限に達するまでプロセスにキャッシュされます。詳細については、Directory Server のマニュアルを参照してください。

http://docs.sun.com/app/docs/coll/1660.1

メッセージ配信

サーバーは、作成されたメッセージをメッセージ配信経路の次の配信先に送信します。送信先は、受信者のマルチプレクサまたは別のサーバーです。マルチプレクサが受信すると、メッセージは適切な受信者に直接ルーティングされます。この処理の図については、「Instant Messaging の基本アーキテクチャー」を参照してください。