Communications Express は次の Sun Java System コンポーネント製品に依存します。
Directory Server
Access Manager (Sun Java System LDAP スキーマバージョン 2 を使用する場合)
Calendar Server
Messaging Server
Communications Express をフロントエンドサーバーとしてインストールします (複数層環境)。Messaging Server パッケージは、Web メールサーバーが実行されているバックエンドストアに接続する Web メールサーバーとして動作するように構成することができます。また、Communications Express と Messenger Express の両方を、異なる IP アドレス上で実行することもできます。
さらに、フロントエンドマシン上のアドレス帳を、LDAP ディレクトリインフラストラクチャーまたは Communications Express マシン以外の LDAP サーバー上にデータを保存させるように、Communications Express を設定することもできます。詳細については、『Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド』を参照してください。
Communications Express は、Calendar Server との通信に Calendar Server HTTP サービスを、Messaging Server との通信に mshttpd デーモンを、アドレス帳との通信に LDAP サービスを、それぞれ使用します。cshttpd デーモンはローカル、リモートのいずれかに、mshttpd デーモンはローカル Web メールサーバー、ローカル MEM のいずれかに、LDAP サーバーはローカル、リモートのいずれかに、それぞれ設定できます。
ロードバランサまたはポートディレクタタイプのデバイスを使用する場合は、ユーザーがセッション中に同じフロントエンドサーバーに継続的にルーティングする「スティッキ」(持続的) な接続を使用してください。