ここでは、Instant Messaging 7 2005Q4 リリース時の、重要度の高い既知の問題の一覧を示します。
パッチ更新は、頻繁に発行されています。Instant Messaging のインストールまたは使用時に問題に遭遇した場合は、その問題の修正を入手可能かどうかを Sun Support にお問い合わせください。または、SunSolve Online にパッチを入手可能かどうかお問い合わせいただくこともできます。
表 3–6 に、既知の問題と制限事項の一覧を示します。
表 3–6 既知の問題と制限事項
ID |
概要 |
|
---|---|---|
4609599 |
マルチバイト文字のフォントをカスタマイズするためには、最初にテキストを入力して、次にそのテキストを強調表示してフォントのカスタマイズを適用する必要があります。 |
|
4632723 |
アイドル状態の検出機能は、Mac OS には実装されていません。 ユーザーが Instant Messenger セッションから退出しても、ユーザーの不在は自動的には検出されません。 回避策: Mac OS ユーザーは、退室前にステータスを明示的に「不在」に設定する必要があります。 |
|
4806791 |
画像の埋め込まれたアラートが、正確に表示されません。 受信者が画像の埋め込まれたアラートを受信した場合、画像が中央に表示されず、添付のテキストのフォント情報が失われます。 |
|
4841572 |
カスタマイズされたステータスが削除できません。 回避策: 最も少なく使用されたステータスが、最終的に削除されます。ステータスを即座に削除するには、カスタマイズした 5 つの新規ステータスを追加します。すると、最も古いステータスが消滅します。 |
|
4846542 |
MAC OS 上で、Java Web Start クライアントから印刷を試みると、Instant Messenger がハングアップします。 回避策: メッセージをコピーし、ほかのアプリケーションに貼り付けてから、印刷を行ってください。 |
|
4852882 |
Calendar Server のアラームタイプが text/xml に設定された場合、つまり、 caldb.serveralarms.contenttype = "text/xml" と設定された場合、Instant Messenger の「タスク期限のリマインダ」アラートウィンドウの「リマインダ」フィールドが空白になります。 回避策: このフィールドを "text/calendar" に設定します。 |
|
4858320 |
ある会議への参加権限を持たないユーザーにその会議への参加を依頼した場合、その操作の結果が正しく表示されません。そのユーザーは実際には参加依頼を受け取っていないのに、そのユーザーに参加が依頼されたかのように表示されます。 |
|
4860906 |
特定の gb18030 文字を使用すると、conf_room/news を作成できません。 会議とニュースの ACL ファイル名は、Instant Messenger から提供された名前を使って記述されるため、それらの名前にチベット文字またはアラビア文字が含まれていた場合、ACL の作成時に問題が発生します。 |
|
4871150 |
一部のロケールでは、Instant Messenger の印刷時にエラーが発生します。 回避策: 印刷するテキストを、印刷可能な別のアプリケーションにカット&ペーストします。 |
|
4922347 |
チャットルーム内で読み取り専用ユーザーと完全な権限を持つユーザーとを区別する方法がありません。このため、あるユーザーが読み取り専用権限を持つユーザーにメッセージを送信する場合、混乱が生じる可能性があります。読み取り専用ユーザーは、メッセージを受け取れません。 |
|
4929247 |
モデレータがあるユーザーに対して Presence アクセスを拒否すると、そのユーザーはメッセージを送信できません。 |
|
4929295 |
複数の Instant Messaging ポリシーがユーザーに適用されている場合、ポリシー間で矛盾が生じる可能性があります。たとえば、「一般」と「会議室管理者」のポリシーが 1 人のユーザーに適用されている場合、このユーザーは会議室を管理できません。 回避策: 「会議室の管理権限」チェックボックスの選択を解除して、正会員のユーザーポリシーを編集します。こうすることにより、2 つのポリシーが矛盾しなくなります。 |
|
4944558 |
「アラート」ウィンドウの「Web 表示」タブに、Web ページが正しく表示されない場合があります。これは、Java HTML レンダリングの制限です。 回避策: 「Web 表示」タブの代わりに「メッセージ作成」タブを使用して URL を送信してください。 |
|
4960933 |
Windows のタスクバーのメニューラベルが、マルチバイト文字を使用する一部のロケールでは正しく表示されません。メニュー機能への影響はありません。 |
|
4978293 |
zh_HK ロケールでは、Instant Messenger が英語で表示されます。 回避策: ログインに zh_HK ロケールを使用するマシン上で繁体字中国語 (zh_TW) のメッセージを表示するには、zh_TW へのシンボリックリンクを作成する必要があります。 |
|
5004449、5084745 |
Linux では、configure ユーティリティーを実行すると、画面に警告メッセージが表示される場合があります。通常、これらの警告メッセージは、次のテキストで始まります。
実際にエラーが発生したわけではないので、設定は期待どおりに機能します。 |
|
5042884 |
一般ユーザーが検索結果でアーカイブしたデータを閲覧できてしまいます。これはアーカイブのプロバイダに問題があります。 |
|
5050973 |
ニュースメッセージのプロパティーが、ニュースメッセージと一緒に送信されません。その結果、次のクライアント機能が影響を受ける可能性があります。
|
|
5051299 |
サーバー間の通信で、一般ユーザーに対してニュースチャネルのアクセス権が機能しません。たとえば、アクセス権が NONE に設定されているユーザーが READ にアクセスすることができます。 |
|
5051369 |
サーバー間の通信で、別のサーバーでニュースチャネルに登録している一般ユーザーが、ニュースチャネルのメッセージ作成者とチャットできません。 |
|
5051371 |
サーバー間の通信で、NONE、READ、および WRITE などの一般ユーザーのアクセス権が、会議室で正しく機能しません。 |
|
5065241、5080586 |
Instant Messenger がサーバーに接続されていないのに、ステータスを変更するオプションが表示されます。接続されていない状態でステータスに加えられた変更は、有効になりません。 |
|
5071025 |
Instant Messenger で新規の連絡先グループを作成し、そのグループに連絡先を割り当てないで、ログアウトして再度ログインすると、この連絡先グループが連絡先一覧に表示されなくなります。 回避策: Instant Messenger からログアウトする前に、連絡先グループに連絡先を追加します。 |
|
5082579 |
ネットワーク接続が切断された後も、ユーザーステータスがオンラインのままになります。 |
|
5087303 |
一般ユーザーが最後に正常にログインしたサーバーが、Instant Messenger の「ログイン」ダイアログボックスに表示されない場合があります。この動作はユーザー名の動作と矛盾します。ユーザー名の場合は、最後に正常に使用されたユーザー名が、「ログイン」ダイアログボックスに表示されます。 回避策:
|
|
5104840 |
ユーザーが「設定」ダイアログボックスの「プライバシ」タブで行った変更は、「了解」をクリックしたときではなく、変更が行われたときに保存されます。このため、このタブで変更を行った後で「取消し」をクリックしても、変更が保存されます。 |
|
6186465 |
Instant Messenger でテキストをカット&ペーストすると、余計なキャリッジリターンが追加される場合があります。 |
|
6195180 |
「ニュース」ウィンドウに件名と送信者が表示されない場合があります。 |
|
6200472 |
このリリースの SDK から Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 サーバーを実行する場合、コラボレーションセッションファクトリオブジェクトのプロパティーを明示的に設定して、従来のプロトコル実装を使用する必要があります。このリリースの SDK は、従来のプロトコル実装をサポートしていますが、デフォルトでは、新しいプロトコル実装 (XMPP) を使用します。従来のプロトコル実装を使用するには、次のコンストラクタを API で使用して、CollaborationSessionFactory を使用する必要があります。
|
|
6203957 |
Linux では、openLDAP クライアント RPM がインストールされていない場合、ldapmodify を実行しようとすると、imServiceConfigure が失敗します。 |
|
6205657 |
すでに会議室に参加しているユーザーに対してアクセス権を変更しても、その変更は、「会議室」ウィンドウを再起動するまで有効になりません。 回避策: 「会議室」ウィンドウを閉じて再起動し、アクセス権を更新します。 |
|
6213223、6217766 |
メッセージをニュースチャネルに投稿して、投稿したメッセージを表示せずにログアウトすると、メッセージが失われたように見えます。実際にはメッセージは存在しており、表示できないだけです。 回避策: Instant Messenger からログアウトする前に、ニュースチャネルに投稿したメッセージを表示するか、そのニュースチャネルを登録解除して、もう一度登録します。 |
|
6213365 |
アップグレード後にInstant Messaging サービスを起動できません。 回避策: アップグレードを行う前に、SUNWiimdv パッケージを削除します。 |
|
6217627 |
必要メモリに満たないマシンでは、configure ユーティリティーは Instant Messaging の設定を完了しますが、例外がスローされる場合があります。 回避策: configure ユーティリティーをインストールまたは実行する前に、システムが最小限のメモリ要件を満たしていることを確認してください。それでもこの問題が発生する場合は、次を実行します。 Solaris: /opt/SUNWiim/lib/imServiceConfigure Linux: /opt/sun/im/lib/imServiceConfigure |
|
6244099 |
『管理ガイド』には、Java プラグイン用の Instant Messenger アーカイブコントロールコンポーネントの有効化について、混乱を招くような情報が含まれています。このコンポーネントは、このリリースには存在しません。 |
|
6271708 |
サーバー間の環境で SSL を使用する際に、問題が発生します。 回避策: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。 |
|
6282401 |
Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 は、このリリースに含まれる共有コンポーネントと互換性がありません。 回避策: 共有コンポーネントをアップグレードする必要がある場合は、すべての Instant Messaging コンポーネントを現在のバージョンにアップグレードします。 |
|
6282887 |
Windows 2000 上で動作するローカライズされた Instant Messenger では、フォルダポップアップメニューの最初の項目が正しく表示されません。この項目には、「閉じる」というテキストが表示されるはずです。 回避策: クライアントシステムで、JDK 1.5 (5.0) の代わりに JDK 1.4.2 を使用します。 |
|
6286776、6288533 |
サーバー間の環境で Instant Messenger を使用する際に問題が発生します。 回避策: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。 |
|
6291159 |
iim.conf の iim_server.clienttimeout パラメータに設定された値と、Instant Messenger がサーバーから接続解除されるまでの経過時間が異なります。 回避策: 次のシステムプロパティーを、-D オプションを使って設定します。
値を、Instant Messenger がサーバーにバイトを送信開始するまでの秒数に設定します。これらのバイトは、タイムアウトおよびそれに続く接続の切断を防ぐためだけに使用されます。 |
|
6302273 |
Access Manager の配備では、Access Manager がタイムアウトすると、Instant Messenger の接続が切断されます。Instant Messaging サーバーの再起動が行われるまで、再び接続することはできません。 回避策: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。 |
|
6302312 |
Instant Messenger の接続がサーバーから切断されると、再接続しても正しく動作しない場合があります。たとえば、Presence 情報が正しく表示さないために、会議室が機能しないことがあります。 回避策: 接続が切断された後で会議室に参加するには、「会議室」タブの会議室をダブルクリックする代わりに、チャットアイコンをクリックします。さらに、 SunSolve Online から製品パッチをダウンロードすることもできます。 |