この節では、前回の Messaging Server リリースノートで既知の問題として記載されていたバグのうち、Messaging Server 6 2005Q4 リリースで修正されたものについて説明します。
このリリースで修正されたバグの完全な一覧は、Messaging Server のコアソフトウェアパッチとともに配布された README ファイルを参照してください。
メールボックスの名前が無効であってもデフォルトのログにエラーが記録されない。
日本語ログレコードに承認情報が含まれるようになった。
パッケージがデフォルトの BASEDIR /opt を持つ。
日本語配信レコードが壊れている。
SunONE_MsgSvr スクリプトが不要な -n をエコーする。
断片化したサイズの大きなメールボックス上で STATUS コマンドの速度が遅くなる。
job_controller.cnf 内で、hold チャネルに対する master_command が見つからない。
フランス語のローカライズ: 「Mettre a jour」ラベルでアクセントではなく「&_agrave;」が付加される。
フォルダ/サブフォルダの数を制限するのに設定オプションが必要となる。
tcp_smtp_server が LDAP over SSL でコアダンプする。
Communications Express からのログアウト中に、amSession ログに通知失敗エラーが記録される。
「アドレスの追加:」で個人用アドレス帳に追加されないエントリが存在する。
Return job が優先度が「緊急」のメッセージを認識しない。
不正なコマンドによって imsimta qm がコアダンプする可能性がある。
tcp_smtp_server のパフォーマンス問題 (CPU 使用率 100%)。
アップグレードスクリプトは autoreply チャネルを非推奨にすべきである。
S/MIME: アプレットの HTTP 接続が失われた際に WMAP コマンドの再試行が発生する。
フォルダごとのメッセージやログメッセージの実際の個数に対する要求制限がある。
ヘッダーの制約を使って有効期限ルールを設定すると、コンソールがハングアップする。
ワイヤログイン ID 経由でのユーザーオリジナルが MMP ログ出力に含まれる。
ユーザーが制限容量を超えたときの制限容量バーが正しくない。
アクセント付きのメッセージが正しく表示されない。
要求された優先度で SMIME メッセージが送信されない。
個人用フォルダから共有フォルダへの RENAME 操作は成功するが、ユーザーがそのフォルダを表示できない。
imsbackup がユーザー定義フラグをバックアップしない。
ims_info_get_core が詳細なエラー報告を提供しない。
SPARC から x86 に復元する際にシステムフラグが復元されない。
Content-Length を無視するように imsimport に -i オプションを追加する。
共有フォルダをクリックしてから受信箱をクリックすると、JavaScript エラーが発生する。
メール転送先アドレスを入力しなくてもメール転送を設定できる。
msprobe がメッセージを imta ログファイルに記録し、imexpire -m がコアダンプする。
imsimport が、From_ line に含まれる新しい先頭の 2 行をチェックしていない。
service.readtimeout がデフォルトで 30 に設定されるべきである。
不正な store.sub の修正に reconstruct (または何らかのツール) が必要となる。
複数のパッケージが同一のバイナリを SUNWmsgwm と SUNWmsges に提供する。
mboxutil -o コマンドを中断できない。
しきい値を超えた場合、imsrestore は 2 回目の試行時に受信箱を復元する。
mboxutil -d が未知のコード __9F 242 を返す。
プロセスの終了を待つ stored のタイムアウトは有限でなければならない。
SMTP と組み合わせた場合、immonitor-access による IMAP 時間の計算が間違っているようにみえる。
SNMP サブエージェントの起動が失敗する。
メールのタブからほかのタブに移動すると、フォルダツリーが表示されなくなる。
sleepycat トランザクションが失敗したときにメモリーが壊れる場合がある。
reconstruct -m から制限容量の修正が報告されるが、実際には修正されていない。
壊れたメールボックスを開くとメモリーリークが発生する。
メールボックスが壊れていると、reconstruct でメモリーリークが発生する。
ユーティリティーは、ワッチャーが実行されていないことを、ユーザーに通知するとともに、ログにも記録すべきである。
spamfilterXoptin が壊れている。
解析不可能なアドレスヘッダーフィールドをエンコードする。
mboxutil の使用法の修正: -d オプションのエントリが重複しており、-P が -d の有効なパラメータとして記載されていない。
ユーザーが「詳細メッセージヘッダーの表示」をクリックすると、未開封メッセージのカウント数が表示されなくなる。
接続ユーザーが存在しないときに、imsconnutil -c がストア緊急エラーをログに記録する。
Messaging Server コンソールからサービス (IMAP/POP/MTA/HTTP) を起動または停止できない。
暗号化用の証明書の有効期限の切れていると、受信者に対して有効な署名が無効な署名として表示される。
8 ビットヘッダーをエンコードする (送信者)。
start-msg が、NFS 上でのテスト実行時にエラーメッセージを作成する。
mailmessagestore LDAP 属性が無効である場合に ims_master がコアダンプする。
下書きとして保存された転送対象メッセージが、転送対象の添付ファイルを失っているようにみえる。
MAX_MESSAGES 超過時にログメッセージが自動生成される。
メールボックス内に何も存在していない場合にメールボックスが壊れたと報告される。
5.2P2 から 6.2 へのアップグレード: プライマリパーティションパスが変更されない。
5.2P2 から 6.2 へのアップグレード: make_mta_config_changes.sh が、特定のコピーコマンドで失敗する。
起動がより適切なものになるような方法で、ジョブコントローラの再構築を実行する。
201 応答を避けるために ICAP 要求文字列を変更する。
Brightmail の新しいバージョンに対応するためのスパムフィルタサポートの強化。
変更後に管理コンソール経由でメッセージングサービスを再起動できない。
URL_RESULT_CACHE_SIZE が 0 に設定されていると、URL 結果の処理が異常終了する。
遅延メッセージのカウント中に管理エラーが発生する。
サブフォルダの作成後にフォルダを削除しようとすると、HTTP デーモンがクラッシュする。
ホスト対象ドメイン内にユーザーが存在していると、immonitor-access -I がコアダンプする。
reconstruct がキャッシュレコード内のすべての null を通知しない。
ドイツ語で起動された管理コンソールが、or に対して有効期限ルールをドイツ語で設定する。
imsimport が、大文字のドメイン名を使ってメールボックスを作成する。
顧客が、自動返信メッセージで $subject の使用を望んでいる。
iBiff での Ctrl+C キー押下時に再構築コアが生成される。
大文字と小文字を区別することが、reconstruct で問題を引き起こす。
imexpire で -m -1 を指定すると、コアダンプが生成される
imsimta encode -header -filename で複数のファイルを指定すると、境界マーカーの作成が失敗する。
/opt/SUNWmsgsr/install に格納されたバージョンの comm_dssetup.pl が、Access Manager を破壊する。
AUTH_REWRITE 内の引数なしの $N が、デフォルトのエラーテキストを取得しない。
msuserpurge コマンドを中断できない (Ctrl+C キーが効かない)。
更新中に imsched がコアダンプする。
設定ファイルのアクセス権が正しくない場合に AService プログラムがコアダンプする
msuserpurge -v がすべてのユーザーエラーを表示しない。
IMAP フォルダで監査アクセス制御が変更される
SNMP が、すべてのメッセージアクセス情報に対して値 0 を表示する
job_controller が addtopriorityqueue (ETRN) でループする
ログファイル内の Y レコードに不要な情報が含まれる
ユーザーごとに大きな制限容量を設定しているときに問題が発生する
ヒューリスティックな解析を使って AUTH_REWRITE のヘッダーからアドレスを抽出する
デフラグチャネルのチャネルからメッセージが削除されない
ディスパッチャーデーモンの強制終了後、プローブテストによるディスパッチャーデーモンの再起動が失敗する
制限容量情報が利用不可能な場合、MTA からストアに「 」が制限容量値として渡される
transactionlimit キーワードが正しく機能しない
MAIL FROM 段階で disconnecttransactionlimit がチェックされない
tcp_smtp_server と imap のどちらも、バグ 6235303 の問題でコアダンプする
inetDomainSearchFilter が設定されていない場合にドメイン内のユーザー検索フィルタを MMP が変更できるようにする必要がある
別のサーバー上のフォルダへの大きなメッセージのコピーが失敗する
文字列連結が、長すぎる追加引数を拒否しない
不正なルーチンへの呼び出しを処理しているときにスパムフィルタエラーが発生する
overquotastatus が有効になっている場合、iminitquota は mailuserstatus の制限容量超過をチェックおよび修復すべきである
local.store.overquotastatus をオンに設定しても、quotaoverdraft モードが自動的に有効にならない
Sieve の setdate サポートを整理する
Sieve 通知にサポートを追加し、新しいメッセージに元のメッセージが含まれるようにする
mboxutil -o で、UID の大文字、小文字が異なる LDAP エントリを持つ行方不明のメールボックスが表示されない
「Mailbox corrupted, appears truncated」という無効なエラーが、ims_master から発行される
メッセージの送信が拒否された場合、MTA によって間違ったメッセージサイズがログに記録される
エクスポートされたメールボックスの From 行の先頭に改行がない
SMTP 接続が中断された場合に、より詳細なログ情報が必要
フォルダの管理は、適切な ACL セマンティクスを備えた特権付きアカウントだけが行えるようにすべきである
ims_master はシャットダウンタイムアウトの検出時に追加の受信者を延期させるべきである
imexpire コマンドの終了に時間がかかりすぎる
データベースでハングアップやロックが発生したときにハングアップ状態に陥る msprobe プロセスの数が多すぎる
ストレステストを 45 分間実行した後で、データベースのハングアップやデッドロックが発生する
msprobe が SSL 専用 MMP 設定を認識しない
msprobe が SSL ポートをテストできる必要がある
certmap.conf issuerDN に空白が含まれていると、解析エラーが発生する
一部の Windows フォルダで imsbackup がハングアップする
管理サーバー: errno または h_errno に直接アクセスする、不適切に構築されたバイナリ
service.http.idletimeout に対して sanity チェックを行うべきである
mboxutil の操作は、-f ファイルからの入力をログに記録すべきである
job_controller は、再読み込み後にコア null メッセージ removefrompriorityqueue をダンプする
SMS チャネルは、ヘッダー処理 (he_) ルーチンでコアダンプする可能性がある
imsexport は、From 行に無効な形式の日付を生成する
imsbackup のログメッセージは、どのファイルが問題なのかを示すべきである
特定のメールフォルダや LDAP グループにアクセス権を与えると、グループが個人メンバーに拡張される。
ロギング RFE: インデックスファイルのオープン/読み取り失敗メッセージの情報量を増やす必要がある。
MoveUser を実行するとフォルダが削除される。
Messenger Express マルチプレクサ: セッション ID に「+」または「/」が含まれていると、ユーザーはログインページにリダイレクトされる
mshttpd が saslglue_conn_new () でコアダンプする
メッセージストアのディスク利用可能性チェック機能を有効にしても、依然としてストアにメッセージが送信される
ALLOW_TRANSACTIONS_PER_SESSION オプションのチェック時に off-by-one エラーが発生する
sslconnect がコアダンプする
Return job がアドレスからのエンベロープを通知ジェネレータに渡さない
デフォルト以外のドメイン内の別のユーザーによって作成された共有フォルダ内に、サブフォルダを作成できない
MTA SDK が、複数の受信者を持つメッセージをキューから削除する際に、コア (SEGV) をダンプする
MTA SDK エンベロープ受信者アドレス検索の失敗
imsimta clbuild がパッチ後処理中に失敗する
標準インストールでは SSL が有効化されるべきでない
制限容量を超過しているにもかかわらず、Communications Express 経由で送信済みフォルダにメッセージが追加される
遅延メッセージに対して複数の通知が送信される
start-msg が SNMP サブエージェントの存在を検出しない
imsimta refresh の実行後、いつでも Ctrl+C キーを押してジョブコントローラを終了できる。
MTA SDK が、不適切かつ混乱を招くエラーコードを報告する可能性がある
予期しない未解決の SSL ハンドシェークメッセージのログレベルを調整する必要がある
PERSONAL_NAMES マッピングの結果と LDAP_PERSONAL_NAMES は、必要に応じて自動的に引用符で囲まれる必要がある
SMPP PDU の連番を 0x00000000 以外の値から開始できる必要がある
NOTIFY=SUCCESS が設定された状態で LMTP 経由で配信する際に、間違ったメッセージが送信される
Messaging Server のパッチは、ユーザーにわかりやすいように自動化される必要がある
MMP 操作のより詳細なロギングを求める要求
Messaging Server で inetDomainSearchFilter が設定されていると、トラストサークル SSO が失敗する
pthread_cond_timedwait() の呼び出し方法が不適切であった場合、SMS チャネルや MTA SDK が予期しない動作をする可能性がある
imsimta process コマンドの動作が Linux プラットフォーム上で異なる
configmsg_init_default() が設定を一度しか読み込まない
iminitquota は、「Unknown code __9F 242」の代わりに正しいエラーメッセージを発行すべきである
メールサーバーユーザーが読み取れないディレクトリからストアドプロシージャーを実行すると、データベースログ累積エラーが発生する可能性がある
imsrestore -n が正しく動作しない
master_debug キーワードを指定しなくても、MTA デバッグログにメッセージが格納される
不在通知メッセージの送信時に、1024 文字ごとに不正な改行が挿入される
LMTP が「all addresses ugly」状態を検出した際に書き込まれる履歴行が、不完全である
デバッグが有効になっていない限り、LMTP サーバーは、配信が失敗してもデバッグログ出力を書き込むべきではない。
ドイツ語、スペイン語、簡体字中国語、繁体字中国語の各言語で Messaging Server コンソールを起動できない。
「signing certificate」の代わりに「signing cert」となっている
日本語の文字を含むフォルダで readership コマンドが失敗する
テキスト MIME タイプの内部強制テキストモード処理
mshttpd コア - バグ 6269460 の修正後に dm_dispose_result 内の free 呼び出しが異常終了するようになった
ジョブコントローラのクライアント API が読み取りエラーを正しく処理しない
送信データに NUL が含まれていると、ジョブコントローラが readline() でハングアップする可能性がある
CR がないために MMP のログファイルが読み取れなくなる
msprobe の報告機能が AService.cfg を開けない
optfile_read からのエラーメッセージをログに記録するには、ims_info_get_core/get_mmp が必要である
msuserpurge の検索タイムアウトエラー。
出力ファイルのオープンまたは作成に失敗した場合、mboxutil -o -w ファイル名がコアダンプする。
local.webmail.sso.uwcsslport のデフォルト値を妥当な値にすべきである。
コンテンツタイプが存在しない場合、8 ビットのチェックフラグが正しくない可能性がある。
mgrpMsgPrefixText と mgrpMsgSuffixText が正しく動作しない。
デフォルト以外の通知引数を使用すると、不要なメッセージコピーが実行される可能性がある。
store.expirerule.longdays.messagedays がオーバーフローする可能性がある。
option.dat がコメントではなくオプションで始まっている場合、メッセージストアおよび MMP の認証が失敗する。
20,000 個を超えるドメインを含むメッセージストアでは、msuserpurge のタイムアウトが発生する。
ユーザーがマルチプレクサ経由で接続されている場合のログアウト用ページヘッダーが正しくない。
imexpire -m がコアダンプする。
unix_purge ユーティリティーが正しく動作しない。
ASock_NewBound バックログ待機キューが小さすぎる。
UpgradeMsg5toMsg6.pl スクリプトが、tailor ファイルの属性を小文字に変更する。
単一メッセージをバックアップする機能が正しく動作しない。
serverstart コマンド行ユーティリティーからコアダンプが生成される。
-F オプションを使用しても、MoveUser がソースメールホスト内の空のフォルダを削除しない。