Sun Java™ System Communications Express 6.1 2005Q4 は、インターネットサービスプロバイダ、企業、OEM などのニーズを満たすことのできる、508 に準拠した、統合された Web ベースの通信およびコラボレーションクライアントを提供します。
Web ベースのクライアントであるため、Communications Express の 3 つのクライアントモジュールであるカレンダ、アドレス帳、メールの表示はブラウザによって異なります。
この章には、次の節があります。
この節では、次の項目について説明します。
この製品は、次に示すプラットフォームでサポートされています。
Web Server 6.1 SP4 と Application Server 8.1 がインストールされた Sparc 上の Solaris 9
Web Server 6.1 SP4 と Application Server 8.1 がインストールされた X86 上の Solaris 9
Web Server 6.1 SP4 と Application Server 8.1 がインストールされた Linux Red Hat 2.1
最適なパフォーマンスを得るために、次の一覧に示すブラウザとプラットフォームの組み合わせを使用してください。
表 2–1 ブラウザとプラットフォームの推奨
ブラウザ |
Windows XP |
Windows 2000 |
Solaris |
RH Linux |
Macintosh OS X |
---|---|---|---|---|---|
Netscape™ Communicator |
7.2 |
7.2 |
7.2 |
なし |
なし |
Internet Explorer |
6.0 sp1+ |
6.0 sp1+ |
なし |
なし |
なし |
Mozilla™ |
1.4+ |
1.4+ |
1.4 |
1.4+ |
なし |
Communications Express のインストール前に、次の各製品をインストールしておく必要があります。
Directory Server 5.2
Calendar Sever 6.2
Messaging Server 6.2
Access Manager 6.2 (以前の Identity Server)。 Schema 2 を使用している場合
Web Server 6.1 SP4 および JDK バージョン 1.5
または
Application Server 8.1
Communications Express には、カレンダ、メール、およびアドレス帳用に統合されたユーザーインタフェースが用意されています。
Communications Express は、Identity シングルサインオンと Messaging シングルサインオンをサポートしています。
カレンダとメールの両方のアプリケーションで同じアドレス帳を共有します。
カレンダ、メール、およびアドレス帳モジュールでは、Communications Express の「オプション」タブで指定された共通のユーザー設定が共有されます。
Communications Express は、仮想ドメインをサポートしています。
カレンダおよびアドレス帳クライアントモジュールは、どの Web コンテナでも単一の Web アプリケーションとして配備されます。メールモジュールは、Messenger Express によって描画されます。Messenger Express は、Messaging Server の HTTP サービスを Web ベースで使用するスタンドアロンのメールアプリケーションです。
Messenger Express または MEM は、Communications Express と同じシステム上に配備してください。
この節では、よく尋ねられるいくつかの質問への回答を示します。
シングルサインオンは、カレンダ、アドレス帳、およびメールの間のシームレスな相互運用のために必要です。
Messaging Server がすでに Access Manager のサポートなしで Sun Java System LDAP Schema1 を使用するように設定されている場合は、認証のために Messaging シングルサインオンを有効にしてください。
Communications Express で Messaging Server によるシングルサインオンを有効にするには、このガイドの第 4 章にある 「Messaging シングルサインオンの設定」の節を参照してください。
Sun Java System LDAP Schema 2 が設定されたセットアップがすでに存在する場合は、Access Manager シングルサインオンを有効にしてください。
Communications Express で Access Manager によるシングルサインオンを有効にするには、このガイドの第 4 章にある 「Access Manager シングルサインオンの設定」の節を参照してください。
メールが有効になっている場合は、Messenger Express を同じホスト上にインストールし、設定してください。
Access Manager が有効な場合は、Access Manager を Communications Express と同じマシン上にインストールするか、または Access Manager SDK をインストールし、それがリモートの Access Manager を指すように設定します。
リモートの Access Manager SDK を設定するには、「Access Manager シングルサインオンの設定」で説明されている手順を参照してください。
はい、可能です。移行の詳細については、第 8 章「PAB データのアドレス帳サーバーへの移行」を参照してください。
カレンダアプリケーションとメールアプリケーションは無効にできますが、アドレス帳アプリケーションを無効にすることはできません。