設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
ics.conf に含まれる次のパラメータを編集して、匿名アクセスを有効にします。
パラメータ |
説明とデフォルト値 |
---|---|
service.wcap.anonymous. allowpubliccalendarwrite |
匿名アクセスのユーザーによる公開カレンダへの書き込みを有効または無効にします。アクセスを有効にするには、この値を "yes" に設定します (デフォルト)。 |
service.wcap.allowpublicwritablecalendars |
ユーザーが書き込み可能な公開カレンダを所有できるようにします。これは、デフォルトで有効になっています ("yes" に設定)。 |
service.http.allowanonymouslogin |
必要に応じて、このパラメータを "yes" に設定し、匿名アクセス (ログイン) を有効にします。デフォルト値は "yes" です。 |
service.calendarsearch.ldap |
匿名ログインが有効になっているときには、セキュリティー上の理由から、カレンダ検索を行う際に最初に LDAP を検索できないようにしたい場合があります。 その場合には、このパラメータを "no" に設定します (デフォルト)。 |
Communications Express では、service.calendarsearch.ldap パラメータの値を "no" に設定する必要があります。この設定は、DWP 環境 (データベースが複数のバックエンドに分散されている環境) で最良のパフォーマンスを得るためのシステム調整の指示とは矛盾しています。「DWP 環境でのカレンダ検索のパフォーマンス向上」を参照してください。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal_svr_base /SUNWics5/cal/sbin/start-cal
Communications Express の設定手順については、『Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 Administration Guide』を参照してください。