Sun StorEdge または Legato バックアップソフトウェアを使用してカレンダデータベースをバックアップするには、次の手順を実行します。
Sun StorEdge または Legato の nsrfile バイナリファイルを /usr/lib/nsr ディレクトリにコピーします。
/usr/lib/nsr ディレクトリに次のシンボリックリンクを作成します。
icsasm -\> /opt/SUNWics5/cal/sbin/icsasm nsrfile -\> /usr/lib/nsr/nsrfile |
/opt/SUNWics5/cal/sbin ディレクトリに移動し、-l オプションを指定して csbackup ユーティリティーを実行します。次に例を示します。
cd /opt/SUNWics5/cal/sbin ./csbackup -l |
-l オプションによって、現在のディレクトリの下にバックアップディレクトリイメージが作成されます。このディレクトリ内のファイルは空で、カレンダがバックアップ媒体にどのように格納されるかをバックアッププログラムに伝えるためだけに使用されます。バックアップディレクトリがすでに存在する場合、現在のディレクトリ構造がそのディレクトリに反映されます。
save コマンドを実行してカレンダデータをバックアップします。次に例を示します。次に例を示します。
/usr/bin/nsr/save -s /opt/SUNWics5/cal/sbin/budir |
Sun StorEdge または Legato のバックアップ GUI でクライアント保存セットを設定してバックアップをスケジューリングし、データベースを定期的にバックアップすることもできます。
注: .nsr ファイルを変更しないでください。これらのファイルには、バックアップ時に save コマンドと icsasm コマンドが解釈する指令が記録されています。
Calendar Server は増分バックアップ機能をサポートしていません。バックアップディレクトリはフォルダ構造のイメージに過ぎず、実際のデータを含まないので、この機能を使用しないでください。
ASCII 以外の文字またはスラッシュ記号 (/) を含む名前を付けてカレンダをバックアップすることはできません。
バックアップ手順を自動化します。
これまでは手動で行うバックアップ手順について説明してきました。バックアッププログラムの backup コマンドを設定し、バックアッププログラムの save コマンドによって自動的なバックアッププロセスが開始される前に、Calendar Server の csbackup コマンド行ユーティリティーが実行されるようにします。