csbackup [-q|-v] -f database target csbackup [-q|-v] -c calid calendar target csbackup [-q|-v] -a userid [-b basedn] defcal target |
次の表は、csbackup ユーティリティーで使用できるコマンドを示しています。
表 D–4 csbackup ユーティリティーのコマンド
コマンド |
説明 |
---|---|
database target |
カレンダデータベースを指定のターゲットデータベースディレクトリにバックアップします。デフォルトのターゲットデータベースディレクトリは次のとおりです。 cal_svr_base/SUNWics5/cal/sbin /target-directory ターゲットデータベースディレクトリだけを指定するときは、ディレクトリ名の前にスラッシュ (/) を含めません。次に例を示します。 csbackup database backupdir 注: ターゲットバックアップディレクトリがすでに存在し、-f オプションを指定しない場合は、csbackup ユーティリティーの実行は失敗します。たとえば、backupdir ディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリが空であっても次のコマンドの実行は失敗します。 csbackup database backupdir このため、既存のターゲットバックアップディレクトリを指定するとき は、-f オプションを指定して csbackup を実行する必要があります。 存在しないターゲットバックアップディレクトリを指定し、csbackup にディレクトリを新規作成させることもできます。 |
calendar calid target |
指定した ID のカレンダを、指定したターゲット出力ファイルにバックアップします。データの形式はファイル拡張子によって示されます。.ics は text/calendar、.xml は text/xml です。 |
defcal userid target |
指定したユーザー ID のデフォルトカレンダを、指定したターゲットファイルにバックアップします。データの形式はファイル拡張子によって示されます。.ics は text/calendar、.xml は text/xml です。 |
version |
ユーティリティーのバージョンを表示します。 |
次の表は、csbackup ユーティリティーのコマンドオプションを示しています。
表 D–5 csbackup ユーティリティーのコマンドオプション
オプション |
説明 |
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-v |
冗長モードで実行します。実行コマンドに関するすべての情報が表示されます。デフォルトはオフです。 |
-q |
非出力モードで実行します。
|
-a userid |
バックアップするカレンダのユーザー ID。デフォルトオプションでは、このオプションの指定は必須です。デフォルト値はありません。 |
-b basedn |
このユーザーに使用されるベース DN。デフォルトは、ics.conf ファイルの local.ugldapbasedn の設定から取得されます。 ベース DN (識別名) は、検索の開始点として使用される LDAP ディレクトリのエントリです。 たとえば、ベース DN として ou=people, o=sesta.com を指定すると、Calendar Server が行う LDAP 検索では常に o=sesta.com ディレクトリツリー内の ou=people サブツリーだけが対象となります。 |
-c calid |
バックアップするカレンダの ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須です。デフォルト値はありません。 詳細は、「 カレンダ固有の識別子 (calid) の作成」を参照してください。 |
-f |
既存のバックアップファイルの削除を強制します。 現在のリリースでは、バックアップターゲットディレクトリがすでに存在する場合は、それが空の場合でも -f オプションを指定する必要があります。 |
-l |
SolsticeTM BackupTM または Legato NetworkerTM バックアッププログラムで使用するバックアップファイルを準備します。詳細は、第 17 章「Calendar Server データのバックアップと復元」を参照してください。 |