Sun Java System Identity Server 2004Q2 管理ガイド |
第 40 章
SOAP バインドサービス属性SOAP バインドサービス属性はグローバル属性です。これらの属性に適用される値は Sun Java System Identity Server 設定全体に適用され、設定済みのすべての組織に継承されます。グローバル属性の目的は Identity Server アプリケーションのカスタマイズであるため、ロールまたは組織に直接適用することはできません。
SOAP バインドサービス属性は次のとおりです。
要求ハンドラリスト
この属性は、Identity Server に配備された Web サービスプロバイダ (WSP) についての情報を格納します。「|」記号で区切られた、キーと値のペアが含まれるエントリを一覧表示します。次に例を示します。
key=disco|class=com.example.identity.liberty.ws.disco.DiscoveryServ ice|soapActions=sa1 sa2 sa2
新しい要求ハンドラを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。キーパラメータとクラスパラメータが必要です。パラメータは次のとおりです。
key: これは、WSP の SOAP エンドポイントの URI パスの 2 番目の部分を定義します。最初の部分は、SOAP サービスが Liberty として定義しています。たとえば、disco をキーとして定義すると、ディスカバリサービスの SOAP エンドポイントは次のようになります。
プロトコル://ホスト名:ポート/配備_URI/Liberty/disco
class: このパラメータは、WSP の実装クラスの名前を指定します。Liberty SOAP レイヤーは、要求されたメッセージを処理してから応答を返すために各 WSP が実装する、ハンドラインタフェースを提供します。
soapActions: これは、サポートする SOAPActions を指定するパラメータです。このパラメータはオプションです。このパラメータを指定しない場合は、すべての SOAPActions をサポートします。Web サービスコンシューマ (WSC) がサポートされていない SOAPAction で要求を送信すると、その要求は SOAP レイヤーに拒否され、対応する WSP に渡されません。
Web サービス認証
この属性は、WebServiceAuthenicator インタフェースの実装クラスを定義します。要求に基づいて、Web サービスコンシューマ (WSC) に対する資格情報を認証および生成します。
サポートされている認証メカニズム
この属性は、SOAP エンドポイントがサポートされている認証メカニズムを指定します。デフォルトでは、すべてのメカニズムが選択されています。選択されていない認証メカニズムを使用して WSC が要求を送信すると、その要求は SOAP レイヤーに拒否され、対応する WSP に渡されません。