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Sun Java™ System Identity Manager 7.0 インストールガイド 

第 10 章
Identity Manager 入門

次の手順を実行して、アプリケーションの使用を開始します。

  1. アプリケーションサーバーを起動します。
  2. Web ブラウザで、アプリケーションサーバーの URL と、それに続けて Web アプリケーションの URL (通常は /idm) を入力します。

  3. Web サーバーとして Internet Information Server (IIS) を使用している場合は、IIS 内の Identity Manager 仮想ディレクトリの「プロパティー」にある「デフォルトドキュメント」のリストに index.html を追加する必要があります。そうしないと、Identity Manager サーバーにアクセスにしたときに、アプリケーションのメインページが正しく解決されません。


  4. ログインするためのユーザー ID とパスワードを入力します。次のいずれかのデフォルトのアカウント ID とパスワードを使用してログインできます。
  5. ID: Configurator
    パスワード: configurator

    または

    ID: Administrator
    パスワード: administrator


    注意

    インストールのあと、デフォルトの管理者アカウントのパスワードをリセットすることを強くお勧めします。



    セキュリティー上の理由から、さらに、https を使用するセキュリティー保護された Web サーバーを介してアプリケーションにアクセスすることをお勧めします。セキュリティーに関するその他の推奨事項については、『Identity Manager 管理ガイド』にある「Identity Manager セキュリティー」の章を参照してください。



言語サポートの有効化

アプリケーションでは、複数の言語がサポートされています。言語サポートを有効にするには、次の手順に従います

  1. オンラインサポートセンターの一部である Sun Download Center (http://www.sun.com/download/) から言語パックをダウンロードします。ダウンロードセンターにアクセスするには、登録済みのアカウント名とパスワードが必要です。
  2. 言語パックに付属している readme ファイルのインストールの説明に従います。


Mac OS X 用の Identity Manager の配備

Identity Manager を配備する場合は、Mac OS X 環境に適応させるために、いくつかの変更を行う必要があります。

lh.sh ファイルを変更する

Darwin をオペレーティングシステムとして検出するには、bin/lh.sh ファイルを変更する必要があります。そうしないと、Identity Manager は、Windows オペレーティングシステム上で実行されていると見なします。

ユーザーインタフェースの MultiSelect コンポーネントをカスタマイズする

Identity Manager ユーザーインタフェースで、デフォルトで提供されている MultiSelect ボックスは Safari ブラウザとは互換性がありません。MultiSelect コンポーネントを含むすべてのフォームを、noApplet オプションでカスタマイズする必要があります。このオプションは次のように設定します。

<Display class='MultiSelect'>
<Property name='noApplet' value='true'/>
  ...

Safari Enhancer を管理者インタフェースに使用する

管理者インタフェースは Safari では正式にサポートされていませんが、Safari 上でも動作するように次の方法を試すことができます。ただし、この方法は正式にサポートされているものではありません。

  1. Safari を終了します。
  2. Safari Enhancer を次の場所からインストールし、Safari の「デバッグ」メニューを有効にします。
  3. http://www.versiontracker.com/dyn/moreinfo/macosx/17776
  4. Safari を再起動します。
  5. 「デバッグ:ユーザーエージェント」メニューから「MSIE 6.0」を選択します。
  6. Safari が Identity Manager インストール環境を指すようにします。


lh 環境の設定

一部の配備では、lh を機能させるために、シェル環境 (または Windows のコマンド環境) に環境変数やその他の設定を追加する必要があります。

たとえば、WebSphere 5 データソースをリポジトリに使用する場合は、lh が機能するために追加の環境変数が必要になります。この目的のためのサンプルファイルは、次の場所に格納されています。

sample/other/idm-env.sh-ws5 (UNIX)

sample/other/idm-env.bat-ws5 (Windows)


ヘルプおよびその他の情報

インストールのあとの Identity Manager の使用には、次の印刷版およびオンラインのマニュアルや情報が役立ちます。



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