Java CAPS 6 インストール CLI の使用

CLI インストールの概要

インストールを開始する前に、『Java CAPS インストールの計画』に目を通してください。ここには、Java CAPS を正常にインストールするために必要な情報 (サポートされるプラットフォーム、オペレーティングシステムの制限事項、パラメータ定義など) が記載されています。コマンド行インストールスクリプトは、サポートされている任意のオペレーティングシステム上で使用できます。それには、まず設定プロパティーファイルを設定し、次にインストールスクリプトを起動します。コマンド行インストールでは、次の任意またはすべてのスイートコンポーネントをインストールします。

インストールには、次のコマンド行によって指定できる 3 種類のインストールがあります。

JavaCAPS.bin [-f filename] [-i {silent | gui | console} ] [-help]

注 –

設定プロパティーファイル内にオプションをまったく設定しないでコマンド行インストールの実行可能ファイルを実行した場合は、Java CAPS GUI インストーラが起動されます。


同時にすべてをインストールする必要はありません。初期インストールを完了したあと、設定プロパティーファイルを設定し、コマンド行インストールスクリプトを起動して特定の項目をインストールすることによって、追加の Java CAPS 製品やコンポーネントをいつでもインストールできます。


注意 – 注意 –

Java CAPS Release 6 は、インストールディレクトリパス内の空白文字をサポートしていません。


このプロセスではまた、Sun アンインストーラソフトウェアもインストールされます。


注 –

Java CAPS をインストールする前に、JDK がインストールされ、JAVA_HOME が設定されている必要があります。そうでない場合、インストーラはインストールを停止します。「JDK のインストールと JAVA_HOME の設定」を参照してください。


サイレントインストールのサンプルの設定プロパティーファイル

インストールに必要のない行の先頭に「#」記号を付加することによって、インストールしないバンドルや機能をコメントにします。設定する必要のある変数があります。


注 –

installername はインストール実行可能ファイルの名前であり、Operating_System は、Java CAPS をインストールしているオペレーティングシステムの名前 (たとえば、Sun Solaris 10 SPARC (64 ビット) の場合は solaris64、Intel 版 Sun Solaris 10 x86 (32/64 ビット) の場合は solx86、Microsoft Windows (32 ビット) の場合は win32) です。また、「Appserver」は Sun Java System Administration Server を表し、「EM」は Enterprise Manager の省略形です。


#Installation command examples
#installername -i silent
#installername -f file.properties


#[silent|gui|console]
#[Complete|Custom]
CHOSEN_INSTALL_SET=Complete
CHOSEN_INSTALL_FEATURE_LIST=Repository,NetBeans,Appserver,STCMS,UDDI,EM

#Choose JDK
#----------
USER_JDK_HOME=/opt/java/jdk1.6.0_02

#Choose Install Folder
#---------------------
USER_INSTALL_DIR=/space/JavaCAPS6

#Repository Get User Input
#-------------------------
REPOSITORY_NAME=repository1
REPOSITORY_ADMIN_PORT=12000

#NetBeans Get User Input
#-------------------------
NETBEANS_INSTALL_NBMS=1

#Appserver Get User Input
#------------------------
APPSERVER_ADMIN_USER=admin
APPSERVER_ADMIN_PASSWORD=adminadmin
APPSERVER_MASTER_PASSWORD=changeit
APPSERVER_DOMAIN_NAME=domain1
# Basic Ports
APPSERVER_ADMIN_PORT=4848
APPSERVER_HTTP_PORT=8080
APPSERVER_HTTPS_PORT=8181
# Advanced Ports
APPSERVER_JMS_PORT=7676
APPSERVER_JMX_ADMIN_PORT=8686
APPSERVER_IIOP_PORT=3100
APPSERVER_IIOP_SSL_PORT=3820
APPSERVER_IIOP_MUTUALAUTH_PORT=3920

#STCMS Get User Input
#--------------------
STCMS_OS_TYPE=Operating_System
STCMS_PORT=18007
STCMS_SSL_PORT=18008
STCMS_MIGRATION_FROM_DIR=

#EM Get User Input
#-----------------
EMANAGER_HOST_NAME=localhost
EMANAGER_ADMIN_PORT=15000

このサンプルファイルを使用して、必要としているインストールに固有の設定プロパティーファイルを設定します。設定プロパティーファイルを設定したら、「installername -f file.properties」と入力してインストールを実行します。


注 –

サイレントモードを使用してインストールする場合、製品がすでにインストールされていれば、スクリプト化されたファイル file.properties が Java CAPS Installer によって自動的に生成されます。


必要な作業

次のリンク先では、Java CAPS をインストールするための各手順が説明されています。


注 –

Release 6 は、Macintosh システムでのコマンド行インストールをサポートしていません。