インストール中に問題が発生した場合は、いくつかの一般的な解決方法について、このトピックをよくお読みください。
Java CAPS Installer がプロパティーファイルの解析に失敗する
インストール中、環境にバックスラッシュ (\) が含まれている場合は、java.lang.IllegalArgumentException: Malformed \uxxxx エンコーディングがスローされます。この問題が発生するのは、環境変数 ps1 および PS1 にバックスラッシュ文字 \、つまり \u@\h:\W\$ が含まれているためです。 Java CAPS Installer では、まず環境変数値を env.properties.xxxx ファイルにロードし、次にそのプロパティーファイルを読み取ります。このファイルに \ 文字が含まれていると、読み取りに失敗します。これらの環境変数値を空白にするか、export ps1= や export PS1= などのバックスラッシュのないほかの値にリセットする必要があります。これにより、エラーは解消されます。
Java CAPS Installer が MacOS でのサイレントモードのインストールをサポートしない
現時点では、Java CAPS Installer は Macintosh オペレーティングシステム上でサイレントモードで実行される引数を受け入れません。GUI モードでのみ実行できます。
この開発には費用がかかるため、今後も Java CAPS Installer が Macintosh オペレーティングシステム上でのサイレントインストールをサポートしない可能性が高くなります。
DOS コマンド行から Windows リンクファイルを実行する
リンクファイルを実行する際に、コマンド行に *.lnk ファイルを入力して Enter キーを押すことはできません。代わりに、2 つの選択肢があります。
Windows コマンド行から、start *.lnk と入力して、Enter キーを押します。たとえば、start start_appserver_domain1 と入力します。
Windows Explorer で、*.lnk ファイルをダブルクリックします。たとえば、start_appserver_domain1 をダブルクリックします。
Sun Solaris または汎用 UNIX システムでロケールを変更する
環境を設定し、適切なコマンドを使用することで、Sun Solaris または汎用 UNIX システムでロケールを変更できます。
使用可能なインストール済みのロケールを表示するには、コマンド > locale -a を使用します。
希望のロケールに変更するには、コマンド > export LANG=zh_TW # 、> export LC_ALL=zh_TW # の順に使用して、環境を設定します。ここでの zh_TW は繁体字中国語のロケールです。
一時ディレクトリが見つからないときに Java CAPS Installer が起動に失敗する
/tmp フォルダにアクセスできないという問題が発生した場合は、環境変数 IATEMPDIR=/var/tmp を設定できる回避方法があります。この環境変数の設定後、Java CAPS Installer は /var/tmp をその一時ディレクトリとして使用します。
JVM をオーバーライドする
Java CAPS Installer で JVM をオーバーライドすることができます。このためには、LAX_VM javaexecutable を Java CAPS Installer に渡します。たとえば、JavaCAPS.exe LAX_VM javapath/java.exe のように指定します。
指定される Java 実行可能ファイルは、Project\Config の下に表示される「Installer Valid VM List」に一致する必要があります。
UNIX システムでの which Java
UNIX システムでは、which java は Java CAPS Installer が使用するのと同じ Java になります。jdk1.6.0_05/bin をパスに指定することはできません。入念にチェックするために、UNIX システムで必ず which java または java —version を実行して、望ましいバージョンを使用していることを確認します。
また、JDK を Java CAPS Installer に渡す方法もあります。たとえば、JavaCAPS.exe LAX_VM javapath/java.exe のように指定します。
Win32 Installer をデバッグする
Java CAPS Installer からデバッグ出力を表示または取得するには、Java CAPS Installer を起動した直後に、コンソールウィンドウが表示されるまで Ctrl キーを押し続けます。Java CAPS Installer を終了する前に、あとで確認できるようにコンソール出力をテキストファイルにコピーします。
コンソール出力をうまく取得できない場合は、少し複雑なメソッドを使って出力をコピーしてみる必要があります。Win9x の使用時にはよくあることです。
Java CAPS Installer を起動し、必要なファイルを抽出できるようにします。
Java CAPS Installer によって、言語を選択する機会を与えられる「インストールの準備」画面が表示されたら、使用している Windows の「一時」ディレクトリに移動します。
このディレクトリには、いくつかの数字で名前が付けられた一時フォルダがあります。
「最終更新」でディレクトリをソートして、必ず最新のディレクトリが表示されるようにしてから、適切なディレクトリを開きます。
sea_loc と呼ばれるファイルを削除します。
Java CAPS Installer に戻り、「了解」をクリックし、できるだけ早い機会に「終了」を選択します。
sea_loc ファイルを削除した一時ディレクトリ内のディレクトリに戻り、Windows と呼ばれるディレクトリを開きます。
Windows ディレクトリには、おそらく install.exe という名前の付いた *.exe ファイルがあります。同じディレクトリに、名前は同じでも *.lax 拡張子を持つファイル (install.lax など) があります。
標準のテキストエディタで *.lax ファイル (install.lax など) を開き、 lax.stderr.redirect= 行と lax.stdout.redirect= 行を lax.stderr.redirect=output.txt と lax.stdout.redirect=output.txt に編集します。
これらの変更が終わったら、ファイルを保存し、*.exe ファイル (install.exe など) を起動します。
インストールが完了したあとで、*.lax ファイルと同じディレクトリに output.txt ファイルが生成されます。
output.txt ファイルには、コンソールで生成されたのと同じ情報が含まれているはずです。
UNIX Installer をデバッグする
UNIX コマンド行からデバッグ出力を取得するには、Java CAPS Installer を実行する前にコマンド行で次のいずれか (使用しているシェルに基づく) を入力する必要があります。
export LAX_DEBUG=true
setenv LAX_DEBUG true
LAX_DEBUG=true
set LAX_DEBUG
あるいは、使用しているシェルに適しているものすべて
Java CAPS Installer を実行します。生成された出力は、Java CAPS Installer のデバッグに役立つはずです。出力をファイルにリダイレクトする場合は、前述の説明に従って LAX_DEBUG=file を設定します。次に、Java CAPS Installer を実行します。インストールが完了したら、jx.log という名前のファイルが Java CAPS Installer と同じディレクトリに生成されます。このファイルには、インストールによって生成されたデバッグ出力全体が含まれています。この情報を Zero G に送信するために取得する場合は、前述した両方のデバッグ出力形式をその全体に組み込みます。
UNIX デバッグコマンドの例
boreas% sh $ LAX_DEBUG=true $ export LAX_DEBUG $ PATH=/home/ylee/boreas/jdk1.6.0_05/bin:$PATH $ export PATH $ which java /home/ylee/boreas/jdk1.6.0_05/bin/java $ sh ./JavaCAPS.bin -i console Preparing to install...
MacOS X Installer をデバッグする
デフォルトでは、stderr と stdout の両方が /Applications/Utilities/Console.app にリダイレクトされます。このアプリケーションは、Mac OS X に組み込まれています。出力内容を確認し、必要に応じてファイルに保存します。
MacOS Installer をデバッグする
Java CAPS Installer からデバッグ出力を表示または取得するには、Java CAPS Installer を起動した直後に、コンソールウィンドウが表示されるまで Ctrl キーを押し続けます。Java CAPS Installer を終了する前に、あとで確認できるようにコンソール出力をテキストファイルにコピーします。
特に Mac OS 9.1 で Java CAPS Installer をデバッグするには、次の手順を実行します。
Java CAPS Installer を通常どおりに実行します。
言語を選択する画面が表示されたら、ごみ箱を開きます。IA Javainstaller (delete) xxxxxx のような名前の付いたフォルダがあるはずです。日付でソートして、必ず最新のフォルダを取得するようにします。
このフォルダをデスクトップに移動し開いてから、MacOS ディレクトリを開きます。
このフォルダ内で sea_loc という名前のファイルを削除します。
Java CAPS Installer を終了します。
テキストエディタで .lax ファイルを編集し、「console」という語を文字列に追加します。
lax.stderr.redirect= は、lax.stderr.redirect=console と解釈されます。
lax.stdout.redirect= は、lax.stdout.redirect=console と解釈されます。
ファイルを保存して閉じます。
Java CAPS Installer を実行します。
アプリケーションが正常に実行され、デバッグ出力が表示されるはずです。
デバッグ出力を確認して問題が発生していないか調べます。