ここに示すトピックには、JavaTM Composite Application Platform Suite (Java CAPS) のインストールを試みる前に知っておくべき関連情報が記載されています。ご質問またはご不明な点がありましたら、Java CAPS Support の Web サイト (http://goldstar.stc.com/support) を参照してください。
Sun Developer Network (SDN) の Web サイトにある HTML 形式のすべての Java CAPS マニュアルを利用するには、http://developers.sun.com/docs/javacaps/ に移動してください。
Enterprise Manager の「ヘルプ」タブをクリックする方法で、SDN の Web サイトにある Java CAPS マニュアルを利用することもできます。
Java CAPS アップローダの「ヘルプ」タブをクリックすると、「Java CAPS Uploader を使用した Java CAPS コンポーネントのインストール」トピックが開きます。
インストールを行う前に必要な知識
Java CAPS 6 以降、サポートされるすべてのオペレーティングシステムで、GUI インストールおよびコマンド行インストールが使用できるようになりました。GUI インストールでは、完全インストールまたはカスタムインストールを選択できます。コマンド行インストールでは、スクリプトを介して呼び出されるプロパティーファイル内にインストールする内容を設定することも、インストールに関するシステムからの質問に答える対話型インストールを実行することもできます。
完全インストールには、次のコンポーネントが含まれます。
Sun Java System Application Server (SJSAS)
サーバー側の Java アプリケーションおよび Web サービスを開発および実施するための Java Enterprise Edition (Java EE) 5 互換プラットフォーム。SJSAS を使用すると、Java Business Integration (JBI) ベースのプロジェクトを配備および監視できます。
NetBeans IDE 6.1 ML
XML、BPEL、および Java Web サービスを使って、セキュリティー保護されたサービス指向アーキテクチャー (SOA) アプリケーションの作成、テスト、およびデバッグを行うための統合開発環境 (IDE)。Java CAPS システムの開発および設定には、NetBeans IDE を使用します。
Java CAPS リポジトリ v. 6
NetBeans IDE アップデートセンターのホストであり、非 JBI ベースの Java CAPS プロジェクトおよびオブジェクトの分散バージョン管理システム。
Enterprise Service Bus API Kit。次の API が含まれます。
Java CAPS 管理 API
STCMS API
Sun JMS IQ Manager v. 6
Sun JMS IQ Manager は、非 JBI ベースのプロジェクトの実行に必要です。
UDDI サーバー
Web での電子商取引を可能にする XML ベースのレジストリ。
Enterprise Manager v. 6
Java CAPS 実行時コンポーネントの配備および監視に使用する Web ベースのアプリケーション。
Java CAPS Installer
Java CAPS アップローダ
ドメイン
Enterprise Service Bus (以前の eGate Integrator) などのコアコンポーネント
Sun アダプタ (以前の eWays) などのアドオンコンポーネント
JBI コンポーネント
このトピックでは、プラットフォームごとにサポートされるオペレーティングシステム要件を示します。このトピックに記載されている要件は、サポートされるシステム要件を補うものです。
以前のリリースの Java CAPS では、オペレーティングシステムは実行時をサポートし、Windows システムだけがデザイン時をサポートしていました。このリリースでは、サポートされるオペレーティングシステムをデザイン時 (NetBeans IDE) と実行時 (Sun Java System Application Server) の 2 つのカテゴリに分類しました。
サポートされるデザイン時プラットフォーム
NetBeans IDE は、次のオペレーティングシステムで使用できます。
Sun Solaris 10 SPARC
Sun Solaris 10 x86 (64 ビット)
Sun Solaris 10 x86 (32 ビット)
Apple Mac OS Tiger 10.4 (32 ビット)
Microsoft Windows Vista (32 ビット)
Microsoft Windows XP SP2 (32 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 (32 ビット)
Microsoft Windows 2000 SP4 (32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (64 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (32 ビット)
必要なパッチが適用された中国語 (簡体字および繁体字) 版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
中国語 (簡体字および繁体字) 版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
必要なパッチが適用された日本語版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
日本語版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
必要なパッチが適用された韓国語版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
韓国語版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
サポートされる実行時プラットフォーム
Sun Java System Application Server は、次のオペレーティングシステムで使用できます。
Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
Sun Solaris 10 x86 (OS: 64 ビット、JVM: 32ビット)
Sun Solaris 10 x86 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Sun Solaris 9 SPARC (JVM: 32 ビット)
Apple Mac OS Tiger 10.4 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
IBM AIX 5L 5.3 (OS: 64 ビット、JVM: 64 ビット)
IBM AIX 5L 5.3 (OS: 64ビット、JVM: 32 ビット)
IBM AIX 5L 5.2 (OS: 64 ビット、JVM: 64 ビット)
IBM AIX 5L 5.2 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Microsoft Windows Vista Business (OS: 32ビット、JVM: 32 ビット)
Microsoft Windows XP SP2 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 64 ビット EE R2 SP2 (OS: 64 ビット、JVM: 32 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Microsoft Windows 2000 SP4 (OS: 32 ビット、JVM : 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 5 (OS: 64 ビット、JVM: 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 5 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (OS: 64 ビット、JVM: 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 4 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 3 (OS: 64 ビット、JVM: 32 ビット)
Red Hat Enterprise Linux AS 3 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
SUSE Linux Enterprise Server 10 (OS: 64 ビット、JVM: 32 ビット)
SUSE Linux Enterprise Server 9 (OS: 32 ビット、JVM: 32 ビット)
必要なパッチが適用された中国語 (簡体字および繁体字) 版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
中国語 (簡体字および繁体字) 版 Sun Solaris 10 x86 (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
必要なパッチが適用された中国語 (簡体字) 版 Sun Solaris 9 SPARC
中国語 (簡体字) 版 Sun Solaris 9 x86
中国語 (簡体字および繁体字) 版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
中国語 (簡体字および繁体字) 版 Red Hat Enterprise Linux AS 4 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
中国語 (簡体字および繁体字) 版 Red Hat Enterprise Linux AS 3 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
必要なパッチが適用された日本語版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
必要なパッチが適用された日本語版 Sun Solaris 9 SPARC
日本語版 Sun Solaris 10 x86 (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
日本語版 Sun Solaris 9 x86
必要な保守レベルのパッチが適用された日本語版 IBM AIX 5L version 5.2 (32 ビット)
日本語版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
日本語版 Red Hat Enterprise Linux AS 4 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
日本語版 Red Hat Enterprise Linux AS 3 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
必要なパッチが適用された韓国語版 Sun Solaris 10 SPARC (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
必要なパッチが適用された韓国語版 Sun Solaris 9 SPARC
韓国語版 Sun Solaris 10 x86 (JVM: 32 ビットおよび 64 ビット)
韓国語版 Sun Solaris 9 x86
必要な保守レベルのパッチが適用された韓国語版 IBM AIX 5L version 5.2 (32 ビット)
韓国語版 Microsoft Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP2/R2、および Windows Vista (32 ビット)
韓国語版 Red Hat Enterprise Linux AS 4 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
韓国語版 Red Hat Enterprise Linux AS 3 (OS: 32 ビット、JVM: 64 ビット)
Macintosh オペレーティングシステムのサポートは、開発のためだけに限定されます。Sun Java System Application Server のサポートは、開発者プロファイルに限定されます。
システム設定は、どのシステムを使用するのか、および Java CAPS をどのように使用する予定なのかで変わってきます。このトピックに記載されている要件は、サポートされるオペレーティングシステム要件を補うものです。
Java CAPS では、すべての Java CAPS ブラウザコンポーネントにアクセスできるように、Mozilla Firefox v. 2.0 以降をサポートしています。
Java CAPS では、すべての Java CAPS ブラウザコンポーネントにアクセスできるように、Internet Explorer 6.0 (Service Pack 1 または Service Pack 2) および Internet Explorer 7.0 をサポートしています。
リポジトリサーバーとドメインの間の所定の位置にファイアウォールが設置されているときは、正常に機能しているかどうかを監視するために、選択されたポートが開いている必要があります。
リポジトリのポートでは、次のモニター側ポートが必ず開いているようにします。
基本ポート +4 (RMI コネクタ)
基本ポート +5 (HTTP コネクタ)
たとえば、デフォルトのポートが 12000 の場合、RMI コネクタポートは 12004 となり、HTTP コネクタポートは 12005 となります。
ドメインのポートでは、次のドメイン側ポートが必ず開いているようにします。
基本ポート +0 (HTTP コネクタ)
基本ポート +1 (RMI)
基本ポート +2
たとえば、デフォルトのポートが 18000 の場合、HTTP コネクタポートは 18000 となり、RMI ポートは 18001 となります。
Java CAPS をインストールするには、次の空き領域が必要です。
インストールの実行可能ファイル用: 800M バイト以上
Java CAPS の完全インストール用
Sun Solaris: 3.25G バイト
Apple Macintosh: 1.5G バイト
IBM AIX: 1.75G バイト (NetBeans IDE を除く)
Microsoft Windows: 1.5G バイト
Red Hat および SUSE Linux: 1.5G バイト
次の表に、Windows システムで Java CAPS の各コンポーネントをインストールして実行するための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントの一部またはすべてを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。
表 1 Windows システム要件
コンポーネント |
CPU |
RAM |
ディスク容量 |
---|---|---|---|
リポジトリ |
1.2 GHz |
240M バイト |
1.2G バイト |
Enterprise Manager |
1.2 GHz |
400M バイト |
170M バイト |
注 –
|
また、Windows で Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のうちの 2 つが必要です。
TCP/IP ネットワーク接続
Internet Explorer 6.0 (Service Pack 1 または Service Pack 2) あるいは Internet Explorer 7.0
Mozilla Firefox 2.0 以降
Windows に関するその他の注意事項
ドメイン用に記載されたディスク容量要件には、統合サービスやメッセージサービスが実行されたときにユーザーが作成するキューおよびログファイルの容量は含まれていません。
Sun Enterprise Service Bus GUI は、Microsoft Terminal Services© の使用時にサポートされますが、他の「リモート」の Windows ツールではサポートされません。
次の表に、各種の UNIX および Linux システムにリポジトリとドメインをインストールするための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。
ドメインの最良のパフォーマンスを得るために、特にリポジトリとドメインを同じシステムで実行する場合は、デュアル (またはマルチ) CPU をお勧めします。
表 2 UNIX および Linux システム要件
プラットフォーム |
コンポーネント |
CPU |
RAM |
ディスク容量 |
---|---|---|---|---|
IBM AIX |
リポジトリ |
450 MHz |
180M バイト |
900M バイト |
Enterprise Manager |
450 MHz |
400M バイト |
180M バイト |
|
Linux (Red Hat および SUSE) |
リポジトリ |
1.2 GHz |
240M バイト |
900M バイト |
Enterprise Manager |
1.2 GHz |
400M バイト |
180M バイト |
|
Sun Solaris |
リポジトリ |
400 MHz |
240M バイト |
850M バイト |
Enterprise Manager |
400 MHz |
400M バイト |
210M バイト |
|
注 –
|
また、UNIX で Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のものが必要です。
TCP/IP ネットワーク接続
FTP および Telnet 機能
Mozilla Firefox 2.0 以降
UNIX に関するその他の注意事項
ドメイン用に記載されたディスク容量要件には、統合サービスやメッセージサービスが実行されたときにユーザーが作成するキューおよびログファイルの容量は含まれていません。
IBM AIX 固有の要件
IBM AIX では、Java Composite Application Platform Suite は 32 ビットおよび 64 ビットの両方のプラットフォームをサポートします。システムを正常に機能させるために、適切な SAR ファイルを必ずインストールするようにしてください。
次の表に、Macintosh のシステムで Java CAPS の各コンポーネントをインストールして実行するための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントの一部またはすべてを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。
表 3 Macintosh システム要件
コンポーネント |
CPU |
RAM |
ディスク容量 |
---|---|---|---|
リポジトリ |
1.2 GHz |
500M バイト |
250M バイト |
Enterprise Manager |
1.2 GHz |
400M バイト |
100M バイト |
注 –
|
また、Macintosh システムで Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のうちの 2 つが必要です。
TCP/IP ネットワーク接続
Internet Explorer 6.0 (Service Pack 1 または Service Pack 2) あるいは Internet Explorer 7.0
Mozilla Firefox 2.0 以降
ドメイン用に記載されたディスク容量要件には、統合サービスやメッセージサービスが実行されたときにユーザーが作成するキューおよびログファイルの容量は含まれていません。
次のトピックでは、Java CAPS インストールを開始する前に考慮すべき事項について説明します。
セットアップを実行する前に Windows プログラムをすべて終了します。
Java CAPS のデフォルトのユーザー名は admin で、パスワードは adminadmin です。Enterprise Manager を起動するときは、それらを使用します。
このトピックでは、GUI インストールとコマンド行インストールの概要、Java CAPS 製品のこれまでの名前とこれからの名前のリスト、および DVD 上の製品の SAR ファイルの場所について説明します。
Java CAPS Release 6 では、インストールディレクトリパスに空白を使用することはできません。
インストールプロセスは Java CAPS の以前のインストールとは異なり、Release 6 では、サポートされる任意のプラットフォームで完全インストールまたはカスタムインストールを実行できます。
この説明には例外が 1 つあります。Release 6 では、コマンド行インタフェースを使った Macintosh でのインストールはサポートしていません。
Java CAPS インストールには柔軟性があるため、次の作業が可能になります。
1 つのシステムに 2 つ以上のドメインをインストールできます。
1 つの環境で複数のプロジェクトを管理できます。
デザインを配備と分離させることで、複数のプロジェクトで同じコンポーネントを使用できます。
ソフトウェアの配布を集中管理できます。
管理者は、ソフトウェアを「ソフトウェアパッケージ」にアップロードしたあとで、どの物理サーバーまたは物理サーバーのグループがそのソフトウェアを受け取るかを選択します。
ソフトウェアをリポジトリにアップロードしたり、リポジトリからダウンロードしたりするのに HTTP 接続が使用されます。
Sun ダウンロードセンターからダウンロードした実行可能ファイルまたはメディアキットの DVD を使って、Java CAPS Installer を実行し、次のソフトウェアをインストールします。
リポジトリサーバー
NetBeans IDE 6.1 ML。次のコンポーネントを含みます。
初期インストールでパッケージ化されたすべての JBI ベースの Java CAPS コンポーネント
Sun Java System Application Server 9.1 Update 2 Patch 1。次のコンポーネントを含みます。
Sun JMS IQ Manager
UDDI サーバー
Enterprise Manager
ドメイン。実行時に必要となるソフトウェアおよびその他のインストール済みコンポーネントを含む Sun Enterprise Service Bus 実行環境です。たとえば、次のコンポーネントがあります。
Sun Java System Application Server。セキュリティーと状態の維持、データのアクセスと持続性、およびトランザクションのためのミドルウェアサービスを提供します。
System Management Service。Java CAPS の配備を管理および監視します。
Sun JMS IQ Manager。JMS メッセージングを提供します。
ドメインのインストールには Java CAPS システムとファイルとの基本的な通信に必要なコンポーネントも含まれますが、データベースや他の製品との通信ではコンポーネントをアドオンする必要があります。
ドメインを作成、起動、および停止するには、Domain Manager またはコマンドプロンプトを使用します。
4 つの Java CAPS コア製品
Sun Enterprise Service Bus
Sun Business Process Manager
Sun Composite Page Designer
Sun Data Integrator
9 つの Sun アダプタ。特定の外部システムまたは OTD ライブラリとの通信を可能にします。
Sun Adapter for Batch/FTP
Sun Adapter for DB2 Connect
Sun Adapter for e-Mail
Sun Adapter for File
Sun Adapter for HTTPS
Sun Adapter for JDBC/ODBC
Sun Adapter for Oracle
Sun Adapter for SQL Server
Sun Adapter for Sybase
NetBeans IDE。JBI ベースの Java CAPS コンポーネントをインストールしたり、Java CAPS システムを設定したりできるようにします。
この時点で、JBI ベースの Java CAPS コンポーネントをすべてインストールできます。
NetBeans IDE アップデートセンターを使用して、JBI ベースの Java CAPS コンポーネントをインストールします。
初期インストールに含まれているすべての JBI ベースの Java CAPS コンポーネントをインストールする場合は、インストールする更新が提供されるまでこの手順をスキップすることになります。この作業を実行する方法の詳細は、docs.sun.com にある NetBeans IDE のマニュアルを参照してください。
Java CAPS アップローダを使用して、初期インストールに含まれていない追加コンポーネントをアップロードしてインストールします。
インストールでは、Java CAPS プロジェクトのセットアップ、コンポーネント、および設定の情報を格納し、管理します。
パッチのインストール方法について記載されたトピックは、次の段階の Java CAPS 6 のデリバリに含まれています。
コマンド行インストールは、Java CAPS Installer のインストールをミラー化する 2 つのインストールから成る点で GUI インストールとは異なりますが、NetBeans IDE Update Manager または Java CAPS アップローダのインストールは提供されません。
サイレント。プロパティーファイルに設定した設定オプションを使ったスクリプトインストールです。
コンソール。グラフィカルテキストモードのインストールです。
コマンド行インストールを正常に機能させるためには、最初に Sun ダウンロードセンターからインストールディレクトリに ISO イメージをダウンロードする必要があります。これらのインストールでは、次の Java CAPS コンポーネントのいずれかまたはすべてをインストールできます。
リポジトリサーバー
NetBeans IDE 6.1 ML。次のコンポーネントを含みます。
初期インストールでパッケージ化されたすべての JBI ベースの Java CAPS コンポーネント
Sun Java System Application Server 9.1 Update 2 Patch 1。次のコンポーネントを含みます。
Sun JMS IQ Manager
UDDI サーバー
Enterprise Manager
ドメイン。実行時に必要となるソフトウェアおよびその他のインストール済みコンポーネントを含む Sun Enterprise Service Bus 実行環境です。たとえば、次のコンポーネントがあります。
Sun Java System Application Server。セキュリティーと状態の維持、データのアクセスと持続性、およびトランザクションのためのミドルウェアサービスを提供します。
System Management Service。Java CAPS の配備を管理および監視します。
Sun JMS IQ Manager。JMS メッセージングを提供します。
ドメインのインストールには Java CAPS システムとファイルとの基本的な通信に必要なコンポーネントも含まれますが、データベースや他の製品との通信ではコンポーネントをアドオンする必要があります。
ドメインを作成、起動、および停止するには、Domain Manager またはコマンドプロンプトを使用します。
4 つの Java CAPS コア製品
Sun Enterprise Service Bus
Sun Business Process Manager
Sun Composite Page Designer
Sun Data Integrator
9 つの Sun アダプタ。特定の外部システムまたは OTD ライブラリとの通信を可能にします。
Sun Adapter for FTP
Sun Adapter for DB2 Connect
Sun Adapter for e-Mail
Sun Adapter for File
Sun Adapter for HTTPS
Sun Adapter for JDBC/ODBC
Sun Adapter for Oracle
Sun Adapter for SQL Server
Sun Adapter for Sybase
Release 6 では、Java CAPS コンポーネントの名前が変わりました。SAR ファイルは、新しいコンポーネント名に適合するように変更されていません。表 4 に、Release 5.1.3 コンポーネントの名前と、その名前が Release 6 でどのように変わったかを示します。
表 4 コンポーネント名の比較
Release 5.1.3 コンポーネントの名前 |
Release 6 コンポーネントの名前 |
---|---|
Sun SeeBeyond eGate Integrator |
Sun Enterprise Service Bus |
Sun SeeBeyond eInsight Business Process Manager |
Sun Business Process Manager |
Sun SeeBeyond eVision Studio |
Sun Composite Page Designer |
Sun SeeBeyond eTL Integrator |
Sun Data Integrator |
Sun SeeBeyond eView Studio |
Sun Master Index |
Sun SeeBeyond eIndex Single Patient View |
Sun Master Patient Index |
Sun Java Message Grid |
Sun Java Message Service Grid |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for SAP ALE |
Sun Adapter for SAP ALE |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for SAP BAPI |
Sun Adapter for SAP BAPI |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Oracle Applications |
Sun Adapter for Oracle Applications |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for SWIFT Alliance Gateway |
Sun Adapter for SWIFT Alliance Gateway |
Sun SeeBeyond eWay e-Mail Adapter |
Sun Adapter for e-Mail |
Sun SeeBeyond eWay TCP/IP Adapter |
Sun Adapter for TCP/IP |
Sun SeeBeyond eWay LDAP Adapter |
Sun Adapter for LDAP |
Sun SeeBeyond eWay COM/DCOM Adapter |
Sun Adapter for COM/DCOM |
Sun SeeBeyond eWay SNA Adapter |
Sun Adapter for SNA |
Sun SeeBeyond eWay TCP/IP HL7 Adapter |
Sun Adapter for TCP/IP HL7 |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for MSMQ |
Sun Adapter for MSMQ |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Oracle |
Sun Adapter for Oracle |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for SQL Server |
Sun Adapter for SQL Server |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for DB2 Universal Database |
Sun Adapter for DB2 Universal Database |
Sun SeeBeyond eWay JDBC/ODBC Adapter |
Sun Adapter for JDBC/ODBC |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for DB2 Connect |
Sun Adapter for DB2 Connect |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Sybase |
Sun Adapter for Sybase |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for VSAM |
Sun Adapter for VSAM |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Informix |
Sun Adapter for Informix |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Sun Java System Application Server |
Sun Adapter for Sun Java System Application Server |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for WebLogic |
Sun Adapter for WebLogic |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for WebSphere MQ |
Sun Adapter for WebSphere MQ |
Sun SeeBeyond eWay Development Kit |
Sun Adapter Development Kit |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for CICS |
Sun Adapter for CICS |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for IMS |
Sun Adapter for IMS |
Sun SeeBeyond eWay File Adapter |
Sun Adapter for File |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for Siebel EAI |
Sun Adapter for Siebel EAI |
Sun SeeBeyond eWay Adapter for PeopleSoft |
Sun Adapter for PeopleSoft |
Sun SeeBeyond eWay Batch Adapter |
Sun Adapter for Batch/FTP |
Sun SeeBeyond eWay HTTPS Adapter |
Sun Adapter for HTTPS |
Sun SeeBeyond eGate API Kit |
Sun Enterprise Service Bus API Kit |
Sun SeeBeyond HL7 OTD Library |
Sun Message Library for HL7 |
Sun SeeBeyond SWIFT OTD Library |
Sun Message Library for SWIFT |
Sun SeeBeyond OTD Library for ASC X12 |
Sun Message Library for ASC X12 |
Sun SeeBeyond OTD Library for HIPAA |
Sun Message Library for HIPAA |
Sun SeeBeyond Alert Agent |
Sun Alert Agent |
Sun SeeBeyond SNMP Agent |
Sun SNMP Agent |
Sun SeeBeyond COBOL Copybook Converter |
Sun COBOL Copybook Converter |
Sun SeeBeyond Protocol Manager for ASC X12 |
Sun Protocol Manager for ASC X12 |
Sun SeeBeyond Protocol Manager for HIPAA |
Sun Protocol Manager for HIPAA |
Sun Enterprise Service Bus では、リポジトリ名と ユーザー名の独自のリストを管理しています。オペレーティングシステムまたはネットワークにポーリングして、ユーザー名またはリポジトリ名を取得したり、検証したりすることはありません。システム管理を簡略化するため、リポジトリ名およびユーザー名には現在の命名規則を使用します。
リポジトリ名とユーザー名 (パスワードも同様) は、Windows システム上でも大文字と小文字が区別されます。名前の長さに制限はありませんが、適正な長さにしておくようにしてください。有効な文字には、すべての文字と数字、破線、および下線があります。
ピリオド、空白、およびその他の句読文字は、Java CAPS のユーザー名、パスワード、またはコンポーネント名に有効な文字ではありません。
Sun Enterprise Service Bus のデフォルトのユーザー名とパスワードは、admin と adminadmin です。
プロジェクトが完成したあとで、環境を設定して、配備する必要があります。環境とは、プロジェクトコンポーネント、および外部システムに関する情報を収納するドメインの集まりです。プロジェクトが完成したあとで、環境を設定して、配備します。配備する環境には、次のものがあります。
ドメイン (Sun Enterprise Service Bus 実行環境のインスタンス)
Sun Java System Application Server
Sun JMS IQ Manager
外部システム
環境名には、文字、数字、破線、および下線を含めることができます。文字の制限はありません。空白や句読点は、プロジェクト名に有効な文字ではありません。
Java CAPS 製品をインストールする方法は 2 つあります。
提供された URL を使用して、適切な実行可能ファイルを含む ZIP ファイルまたは TAR ファイルをダウンロードします。適切なファイルを入手するには、Java CAPS サポート (http://goldstar.stc.com/support) にアクセスします。ダウンロードを実行できるようにリンクとシリアル番号が提供されます。
5.0G バイトの空きディスク容量が必要です。
Java Composite Application Platform Suite メディアキットに付属の DVD を使用します。
Java CAPS の「インストーラ」 TAR ファイルおよび ZIP ファイルを使用して、グラフィカルユーザーインタフェースまたはコマンド行インタフェースのインストールを実行し、Java CAPS の「コンポーネント」 ZIP ファイルを使用して、インストールに含まれていないアダプタ、アドオン、API キット、およびメッセージライブラリをインストールします。Release 6 の名前の詳細なリストについては、「Java CAPS コンポーネントの名前」を参照してください。
インストールマニュアルは、各 TAR および ZIP ファイルに付属しています。
\Java-Caps-R6-Installer-AIX.tar
\Documentation
\Legal
\JavaCAPS.bin
\Java-Caps-R6-Installer-Linux.tar
\Documentation
\Legal
\JavaCAPS.bin
\Java-Caps-R6-Installer-MacOSX.zip
\Documentation
\Legal
\JavaCAPS.zip
\Java-Caps-R6-Installer-Solaris.tar
\Documentation
\Legal
\JavaCAPS.bin
\Java-Caps-R6-Installer-Windows.zip
\Documentation
\Legal
\JavaCAPS.exe
\adapters.zip
\CICSeWay.sar
\COMeWay.sar
\DB2ConnecteWay.sar
\eWayDevelopmentKit.sar
\IMSeWay.sar
\InformixeWay.sar
\LDAPeWay.sar
\MFS.sar
\MQSerieseWay.sar
\MSMQeWay.sar
\OracleApplicationseWay.sar
\PeopleSofteWay.sar
\SAPALEeWay.sar
\SAPBAPIeWay.sar
\SiebelEAIeWay.sar
\SNAeWay.sar
\SunJavaSystemeWay.sar
\SwiftAGeWay.sar
\TCPIPeWay.sar
\VSAMeWay.sar
\WebLogiceWay.sar
\addons.zip
\ESB_API_KIT.zip
\EM_API_KIT.zip
\STCMS_API_KIT.zip
\message_libraries.zip
\EDIFACT
\EDIFACT_v3_D00A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D00B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D01A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D01B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D95A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D95B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D96A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D96B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D97A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D97B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D98A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D98B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D99A_OTD.sar
\EDIFACT_v3_D99B_OTD.sar
\EDIFACT_v3_SyntaxMessages_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D00A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D00B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D01A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D01B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D95A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D95B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D96A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D96B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D97A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D97B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D98A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D98B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D99A_OTD.sar
\EDIFACT_v4_D99B_OTD.sar
\EDIFACT_v4_SyntaxMessages_OTD.sar
\HIPAA
\HIPAA_2000_Addenda_OTD.sar
\HIPAA_2000_Standard_OTD.sar
\HIPAA_2005_OTD.sar
\HL7
\HL7eWay.sar
\HL7OTDLibrary21.sar
\HL7OTDLibrary22.sar
\HL7OTDLibrary23.sar
\HL7OTDLibrary24.sar
\HL7OTDLibrary25.sar
\HL7OTDLibrary231.sar
\HL7OTDLibrary251.sar
\HL7OTDLibrary.sar
\HL7OTDLibraryGeneric.sar
\HL7V32006ACCTBilling.sar
\HL7V32006ClaimsAndReimb.sar
\HL7V32006ClinicalGenomics.sar
\HL7V32006MedicalRecords.sar
\HL7V32006MsgContActInfra.sar
\HL7V32006PatientAdmin.sar
\HL7V32006PersonnelManagement.sar
\HL7V32006PublicHealthRepot.sar
\HL7V32006QueryInfra.sar
\HL7V32006RegulatedStudies.sar
\HL7V32006Schedling.sar
\HL7V32006SharedMessages.sar
\HL7V32006TransInfra.sar
\SEF
\SEF_OTD_Wizard.sar
\Swift
\SwiftOTDLibrary2006.sar
\SwiftOTDLibrary2007.sar
\SwiftOTDLibrary.sar
\X12
\X12_v4010_OTD.sar
\X12_v4011_OTD.sar
\X12_v4012_OTD.sar
\X12_v4020_OTD.sar
\X12_v4021_OTD.sar
\X12_v4022_OTD.sar
\X12_v4030_OTD.sar
\X12_v4031_OTD.sar
\X12_v4032_OTD.sar
\X12_v4040_OTD.sar
\X12_v4041_OTD.sar
\X12_v4042_OTD.sar
\X12_v4050_OTD.sar
\X12_v4051_OTD.sar
\X12_v4052_OTD.sar
\X12_v4060_OTD.sar
\X12_v4061_OTD.sar
\X12_v5010_OTD.sar
\X12_v5020_OTD.sar
Java Composite Application Platform Suite メディアキットで提供されるインストール DVD は 2 枚あります。Release 6 の名前の詳細なリストについては、「Java CAPS コンポーネントの名前」を参照してください。
Java CAPS 6 DVD 1 of 2、Part No. 708-0357-10 には、Java CAPS のインストールを実行するための ZIP ファイルと TAR ファイルが含まれています。この DVD の内容の内訳については、「Java CAPS の「インストーラ」 TAR および ZIP ファイル」を参照してください。
Java CAPS 6 DVD 2 of 2、Part No. 708-0358-10 には、アダプタ、アドオン、API キット、メッセージライブラリなど、Java CAPS Installer に含まれていないすべてのコンポーネントの ZIP ファイルが含まれています。この DVD の内容の内訳については、「Java CAPS の 「コンポーネント」 ZIP ファイル」を参照してください。
Java CAPS Management and Monitoring API の ZIP ファイル (EM_API_KIT.zip) および Sun JMS IQ Manager の ZIP ファイル ( STCMS_API_KIT.zip) は、\ESB_API_KIT の一部として提供されます。
Java CAPS のインストールの準備をするときは、Suite コンポーネントをインストールする予定のコンピュータシステムについてよく考え、インストールの実行前に決める必要のある重要な情報を集めます。
インストールプロセスの開始前に決定すべき事項
リポジトリをホストするシステムを選択します。
ドメインとしての役割を果たすシステムを選択します。同じシステムにリポジトリとドメインの両方の役割を持たせることができます。同じシステムを使用することに決めるかどうかは、インストールの要件によって変わります。この決定を行うにあたって支援が必要な場合は、Sun サポートにご連絡ください。
NetBeans IDE をホストするシステムを選択します。
必要なアドオンアプリケーションを決定します。
選択した各システムが必ず Java CAPS のシステム要件を満たすようにします。リソース要件の詳細は、「システム要件」を参照してください。
インストールプロセスの開始前に必要な情報
Windows インストール用のデフォルトの Java CAPS 「管理者」 パスワード詳細は、「デフォルトの「管理者」ユーザー名」を参照してください。
リポジトリまたはドメインがインストールされる各システムの名前。詳細は、「リポジトリ名とユーザー名」を参照してください。
リポジトリのインストールに使用できる 10 個の連続したポート (デフォルトは 12000 〜 12009) が用意されていることの確認。あとでリポジトリに接続するときに基本ポート番号が必要になります。
ポート番号が未使用であることを確認してください。どのポートが使用中であるかを調べるには、netstat —a | find port_number と入力します。
インストールを開始する前に、Java CAPS をインストールするコンピュータに、Java Development Kit (JDK) をインストールして、JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。これはインストールを実行するために必要な作業であり、Enterprise Manager Command-Line Client や Command Line Code Generation などの Java CAPS ユーティリティーが正常に機能するためにも必要です。異なるオペレーティングシステムには、異なる JDK が必要です。どの JDK が必要かを判断するには、「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation CLI』または「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation GUI』を参照してください。
Release 6 にアップグレードするプロセスは新しく追加された機能であり、以前のアップグレードプロセスとは異なります。Release 6 以降は、インプレースインストールを行わなくなりました。代わりに、Java CAPS 6 を新しいディレクトリにインストールし、以前のリリースのプロジェクトをインポートします。
以前のリリースの Java CAPS を Release 6 にアップグレードするときには、次の手順を実行します。
Java CAPS を新しいディレクトリにインストールします。
以前のリリースの Java CAPS からプロジェクトと環境をエクスポートします。
NetBeans IDE アップデートセンターを使用して、プロジェクトと環境を Release 6 にインポートします。
正常なアップグレードを実行する方法については、Upgrading to Java CAPS 6を参照してください。
インストール中に問題が発生した場合は、いくつかの一般的な解決方法について、このトピックをよくお読みください。
Java CAPS Installer がプロパティーファイルの解析に失敗する
インストール中、環境にバックスラッシュ (\) が含まれている場合は、java.lang.IllegalArgumentException: Malformed \uxxxx エンコーディングがスローされます。この問題が発生するのは、環境変数 ps1 および PS1 にバックスラッシュ文字 \、つまり \u@\h:\W\$ が含まれているためです。 Java CAPS Installer では、まず環境変数値を env.properties.xxxx ファイルにロードし、次にそのプロパティーファイルを読み取ります。このファイルに \ 文字が含まれていると、読み取りに失敗します。これらの環境変数値を空白にするか、export ps1= や export PS1= などのバックスラッシュのないほかの値にリセットする必要があります。これにより、エラーは解消されます。
Java CAPS Installer が MacOS でのサイレントモードのインストールをサポートしない
現時点では、Java CAPS Installer は Macintosh オペレーティングシステム上でサイレントモードで実行される引数を受け入れません。GUI モードでのみ実行できます。
この開発には費用がかかるため、今後も Java CAPS Installer が Macintosh オペレーティングシステム上でのサイレントインストールをサポートしない可能性が高くなります。
DOS コマンド行から Windows リンクファイルを実行する
リンクファイルを実行する際に、コマンド行に *.lnk ファイルを入力して Enter キーを押すことはできません。代わりに、2 つの選択肢があります。
Windows コマンド行から、start *.lnk と入力して、Enter キーを押します。たとえば、start start_appserver_domain1 と入力します。
Windows Explorer で、*.lnk ファイルをダブルクリックします。たとえば、start_appserver_domain1 をダブルクリックします。
Sun Solaris または汎用 UNIX システムでロケールを変更する
環境を設定し、適切なコマンドを使用することで、Sun Solaris または汎用 UNIX システムでロケールを変更できます。
使用可能なインストール済みのロケールを表示するには、コマンド > locale -a を使用します。
希望のロケールに変更するには、コマンド > export LANG=zh_TW # 、> export LC_ALL=zh_TW # の順に使用して、環境を設定します。ここでの zh_TW は繁体字中国語のロケールです。
一時ディレクトリが見つからないときに Java CAPS Installer が起動に失敗する
/tmp フォルダにアクセスできないという問題が発生した場合は、環境変数 IATEMPDIR=/var/tmp を設定できる回避方法があります。この環境変数の設定後、Java CAPS Installer は /var/tmp をその一時ディレクトリとして使用します。
JVM をオーバーライドする
Java CAPS Installer で JVM をオーバーライドすることができます。このためには、LAX_VM javaexecutable を Java CAPS Installer に渡します。たとえば、JavaCAPS.exe LAX_VM javapath/java.exe のように指定します。
指定される Java 実行可能ファイルは、Project\Config の下に表示される「Installer Valid VM List」に一致する必要があります。
UNIX システムでの which Java
UNIX システムでは、which java は Java CAPS Installer が使用するのと同じ Java になります。jdk1.6.0_05/bin をパスに指定することはできません。入念にチェックするために、UNIX システムで必ず which java または java —version を実行して、望ましいバージョンを使用していることを確認します。
また、JDK を Java CAPS Installer に渡す方法もあります。たとえば、JavaCAPS.exe LAX_VM javapath/java.exe のように指定します。
Win32 Installer をデバッグする
Java CAPS Installer からデバッグ出力を表示または取得するには、Java CAPS Installer を起動した直後に、コンソールウィンドウが表示されるまで Ctrl キーを押し続けます。Java CAPS Installer を終了する前に、あとで確認できるようにコンソール出力をテキストファイルにコピーします。
コンソール出力をうまく取得できない場合は、少し複雑なメソッドを使って出力をコピーしてみる必要があります。Win9x の使用時にはよくあることです。
Java CAPS Installer を起動し、必要なファイルを抽出できるようにします。
Java CAPS Installer によって、言語を選択する機会を与えられる「インストールの準備」画面が表示されたら、使用している Windows の「一時」ディレクトリに移動します。
このディレクトリには、いくつかの数字で名前が付けられた一時フォルダがあります。
「最終更新」でディレクトリをソートして、必ず最新のディレクトリが表示されるようにしてから、適切なディレクトリを開きます。
sea_loc と呼ばれるファイルを削除します。
Java CAPS Installer に戻り、「了解」をクリックし、できるだけ早い機会に「終了」を選択します。
sea_loc ファイルを削除した一時ディレクトリ内のディレクトリに戻り、Windows と呼ばれるディレクトリを開きます。
Windows ディレクトリには、おそらく install.exe という名前の付いた *.exe ファイルがあります。同じディレクトリに、名前は同じでも *.lax 拡張子を持つファイル (install.lax など) があります。
標準のテキストエディタで *.lax ファイル (install.lax など) を開き、 lax.stderr.redirect= 行と lax.stdout.redirect= 行を lax.stderr.redirect=output.txt と lax.stdout.redirect=output.txt に編集します。
これらの変更が終わったら、ファイルを保存し、*.exe ファイル (install.exe など) を起動します。
インストールが完了したあとで、*.lax ファイルと同じディレクトリに output.txt ファイルが生成されます。
output.txt ファイルには、コンソールで生成されたのと同じ情報が含まれているはずです。
UNIX Installer をデバッグする
UNIX コマンド行からデバッグ出力を取得するには、Java CAPS Installer を実行する前にコマンド行で次のいずれか (使用しているシェルに基づく) を入力する必要があります。
export LAX_DEBUG=true
setenv LAX_DEBUG true
LAX_DEBUG=true
set LAX_DEBUG
あるいは、使用しているシェルに適しているものすべて
Java CAPS Installer を実行します。生成された出力は、Java CAPS Installer のデバッグに役立つはずです。出力をファイルにリダイレクトする場合は、前述の説明に従って LAX_DEBUG=file を設定します。次に、Java CAPS Installer を実行します。インストールが完了したら、jx.log という名前のファイルが Java CAPS Installer と同じディレクトリに生成されます。このファイルには、インストールによって生成されたデバッグ出力全体が含まれています。この情報を Zero G に送信するために取得する場合は、前述した両方のデバッグ出力形式をその全体に組み込みます。
UNIX デバッグコマンドの例
boreas% sh $ LAX_DEBUG=true $ export LAX_DEBUG $ PATH=/home/ylee/boreas/jdk1.6.0_05/bin:$PATH $ export PATH $ which java /home/ylee/boreas/jdk1.6.0_05/bin/java $ sh ./JavaCAPS.bin -i console Preparing to install...
MacOS X Installer をデバッグする
デフォルトでは、stderr と stdout の両方が /Applications/Utilities/Console.app にリダイレクトされます。このアプリケーションは、Mac OS X に組み込まれています。出力内容を確認し、必要に応じてファイルに保存します。
MacOS Installer をデバッグする
Java CAPS Installer からデバッグ出力を表示または取得するには、Java CAPS Installer を起動した直後に、コンソールウィンドウが表示されるまで Ctrl キーを押し続けます。Java CAPS Installer を終了する前に、あとで確認できるようにコンソール出力をテキストファイルにコピーします。
特に Mac OS 9.1 で Java CAPS Installer をデバッグするには、次の手順を実行します。
Java CAPS Installer を通常どおりに実行します。
言語を選択する画面が表示されたら、ごみ箱を開きます。IA Javainstaller (delete) xxxxxx のような名前の付いたフォルダがあるはずです。日付でソートして、必ず最新のフォルダを取得するようにします。
このフォルダをデスクトップに移動し開いてから、MacOS ディレクトリを開きます。
このフォルダ内で sea_loc という名前のファイルを削除します。
Java CAPS Installer を終了します。
テキストエディタで .lax ファイルを編集し、「console」という語を文字列に追加します。
lax.stderr.redirect= は、lax.stderr.redirect=console と解釈されます。
lax.stdout.redirect= は、lax.stdout.redirect=console と解釈されます。
ファイルを保存して閉じます。
Java CAPS Installer を実行します。
アプリケーションが正常に実行され、デバッグ出力が表示されるはずです。
デバッグ出力を確認して問題が発生していないか調べます。
Sun Java System Application Server 向けの Windows サービスを作成できます。このためには、Java CAPS Installer を使用して、正常なインストールの作成後にサービスを作成するスクリプトを実行します。
Windows サービスを作成する
"C:\JavaCAPS6\appserver\lib\appservService.exe
\"C:\JavaCAPS6\appserver\bin\asadmin.bat start-domain --user admin
--passwordfile C:\JavaCAPS6\appserver\passwordfile domain1\"
\"C:\JavaCAPS6\appserver\bin\asadmin.bat stop-domain domain1\""
start=auto DisplayName="SunJavaSystemAppServer DOMAIN1"
AS_ADMIN_ADMINPASSWORD=adminadmin
AS_ADMIN_MASTERPASSWORD=changeit
AS_ADMIN_PASSWORD=adminadmin
出力は、[SC] CreateService SUCCESS です。
例を使用して Windows サービスを開始、停止、および削除する
Windows サービスを開始するには、> net start DOMAIN1 と入力します。
出力は、The SunJavaSystemAppServer DOMAIN1 service is starting.. および The SunJavaSystemAppServer DOMAIN1 service was started successfully です。
Windows サービスを停止するには、> net stop DOMAIN1 と入力します。
Windows サービスを削除するには、> sc delete DOMAIN1 と入力します。
Sun Message Library for HL7 をインストールする場合は、NetBeans IDE のヒープメモリーのサイズを大きくすることをお勧めします。ヒープサイズが十分でないと、組み込みパーサーからメモリー不足例外が発生する場合があります。NetBeans IDE が実行される JVM のヒープサイズを設定するには、netbeans.conf ファイルを使用します。
NetBeans C/C++ Development Pack での中規模および大規模アプリケーションの推奨されるヒープサイズは、次のとおりです。
1 CPU と 1G バイトの RAM を備えたシステム上で中規模アプリケーション (100 〜 2000 のソースファイル) を開発する場合: 512M バイト
1 つ以上の CPU と 2G バイトの RAM を備えたシステム上で大規模アプリケーション (2000 以上のソースファイル) を開発する場合: 1.5G バイト
この処理を開始する前に、netbeans.conf ファイルのコピーを保存することをお勧めします。
NetBeans IDE インストールディレクトリの etc ディレクトリにある netbeans.conf ファイルを NetBeans IDE のユーザーディレクトリ ($HOME/ .netbeans/caps/etc ディレクトリなど) にコピーします。
場合によっては、NetBeans IDE のユーザーディレクトリに etc ディレクトリを作成する必要があります。
NetBeans IDE のユーザーディレクトリにある netbeans.conf ファイルで、—J-Xmx コマンド行 Java 起動スイッチを編集します。次に例を示します。
# command line switches netbeans_default_options=" -J-Xms32m -J-Xmx128m -J-XX:PermSize=32m -J-XX:MaxPermSize=96m -J-Xverify:none -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true"
NetBeans IDE を再起動します。
組み込みパーサーの実行中にメモリーが不足しないようにするために、ガベージコレクタスイッチの -J-XX:+UseConcMarkSweepGC (並行コレクタ) および -J-XX:+UseParNewGC (パラレルコレクタ) を netbeans.conf ファイルに追加することもできます。
Java CAPS 6 には、必要な認定された UNIX および Linux のパッチがあります。
使用しているオペレーティングシステムにどのパッチレベルが現在インストールされているかを確認するには、次のコマンドを使用します。
Sun Solaris パッチ
pkginfo cat /etc/release |
IBM AIX パッチ
instfix -i |
Linux パッチ
uname -a |
Sun Solaris 9 には、認定されたパッチが 1 つあります。
Solaris 9 Maintenance Update 3 4-2003 |
このパッチは、日本語および韓国語のオペレーティングシステムでも有効です。
これらのクラスタに含まれているパッチの詳細なリストは、Sun サポートから入手できます。
このパッチの適用をお勧めしますが、必須ではありません。
ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、適切なパッチをインストールする必要があります。
SPARC プラットフォーム
Solaris 9 (timezone パッチ 113225-08 以降および libc パッチ 112874-33 以降)
Solaris 10 (timezone パッチ 122032-04 以降および libc パッチ 119689-07 以降)
AMD Opteron プラットフォーム
Solaris 10 (timezone パッチ 122033-03 以降および libc パッチ 121208-02 以降)
次のパッチは、IBM AIX の認定されたパッチです。
IBM AIX 5L Version 5.2 には、認定されたパッチが 1 つあります。
5200-08_AIX_ML (Maintenance Level 8) |
ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。
5.2 APAR IY5213 |
IBM AIX 5L Version 5.3 には、認定されたパッチが 1 つあります。
5300-05_AIX_ML (Maintenance Level 5) |
ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。
5.3 APAR IY75211 |
IBM AIX のパッチは、日本語および韓国語のオペレーティングシステムでも有効です。
次のパッチは、Red Hat Linux および SUSE Linux の認定されたパッチです。
使用している Linux システムでロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。
tzdata-2007c-1.el2_1 |