Java CAPS インストールの計画

Java CAPS インストールの計画

ここに示すトピックには、JavaTM Composite Application Platform Suite (Java CAPS) のインストールを試みる前に知っておくべき関連情報が記載されています。ご質問またはご不明な点がありましたら、Java CAPS Support の Web サイト (http://goldstar.stc.com/support) を参照してください。


ヒント –

Sun Developer Network (SDN) の Web サイトにある HTML 形式のすべての Java CAPS マニュアルを利用するには、http://developers.sun.com/docs/javacaps/ に移動してください。

Enterprise Manager の「ヘルプ」タブをクリックする方法で、SDN の Web サイトにある Java CAPS マニュアルを利用することもできます。

Java CAPS アップローダの「ヘルプ」タブをクリックすると、「Java CAPS Uploader を使用した Java CAPS コンポーネントのインストール」トピックが開きます。


インストールを行う前に必要な知識

Java CAPS 6 以降、サポートされるすべてのオペレーティングシステムで、GUI インストールおよびコマンド行インストールが使用できるようになりました。GUI インストールでは、完全インストールまたはカスタムインストールを選択できます。コマンド行インストールでは、スクリプトを介して呼び出されるプロパティーファイル内にインストールする内容を設定することも、インストールに関するシステムからの質問に答える対話型インストールを実行することもできます。

完全インストールには、次のコンポーネントが含まれます。

Java CAPS でサポートされるオペレーティングシステム

このトピックでは、プラットフォームごとにサポートされるオペレーティングシステム要件を示します。このトピックに記載されている要件は、サポートされるシステム要件を補うものです。

以前のリリースの Java CAPS では、オペレーティングシステムは実行時をサポートし、Windows システムだけがデザイン時をサポートしていました。このリリースでは、サポートされるオペレーティングシステムをデザイン時 (NetBeans IDE) と実行時 (Sun Java System Application Server) の 2 つのカテゴリに分類しました。

サポートされるデザイン時プラットフォーム

NetBeans IDE は、次のオペレーティングシステムで使用できます。

サポートされる実行時プラットフォーム

Sun Java System Application Server は、次のオペレーティングシステムで使用できます。


注 –

Macintosh オペレーティングシステムのサポートは、開発のためだけに限定されます。Sun Java System Application Server のサポートは、開発者プロファイルに限定されます。


システム要件

システム設定は、どのシステムを使用するのか、および Java CAPS をどのように使用する予定なのかで変わってきます。このトピックに記載されている要件は、サポートされるオペレーティングシステム要件を補うものです。

Mozilla Firefox のバージョン

Java CAPS では、すべての Java CAPS ブラウザコンポーネントにアクセスできるように、Mozilla Firefox v. 2.0 以降をサポートしています。

Internet Explorer のバージョン

Java CAPS では、すべての Java CAPS ブラウザコンポーネントにアクセスできるように、Internet Explorer 6.0 (Service Pack 1 または Service Pack 2) および Internet Explorer 7.0 をサポートしています。

リポジトリとドメインのファイアウォールポート要件

リポジトリサーバーとドメインの間の所定の位置にファイアウォールが設置されているときは、正常に機能しているかどうかを監視するために、選択されたポートが開いている必要があります。

Java CAPS インストール要件

Java CAPS をインストールするには、次の空き領域が必要です。

Windows システム要件

次の表に、Windows システムで Java CAPS の各コンポーネントをインストールして実行するための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントの一部またはすべてを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。

表 1 Windows システム要件

コンポーネント 

CPU 

RAM 

ディスク容量 

リポジトリ 

1.2 GHz 

240M バイト 

1.2G バイト 

Enterprise Manager 

1.2 GHz 

400M バイト 

170M バイト 


注 –

また、Windows で Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のうちの 2 つが必要です。

Windows に関するその他の注意事項

UNIX および Linux システム要件

次の表に、各種の UNIX および Linux システムにリポジトリとドメインをインストールするための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。

ドメインの最良のパフォーマンスを得るために、特にリポジトリとドメインを同じシステムで実行する場合は、デュアル (またはマルチ) CPU をお勧めします。

表 2 UNIX および Linux システム要件

プラットフォーム 

コンポーネント 

CPU 

RAM 

ディスク容量 

IBM AIX 

リポジトリ 

450 MHz 

180M バイト 

900M バイト 

 

Enterprise Manager 

450 MHz 

400M バイト 

180M バイト 

Linux (Red Hat および SUSE) 

リポジトリ 

1.2 GHz 

240M バイト 

900M バイト 

 

Enterprise Manager 

1.2 GHz 

400M バイト 

180M バイト 

Sun Solaris 

リポジトリ 

400 MHz 

240M バイト 

850M バイト 

 

Enterprise Manager 

400 MHz 

400M バイト 

210M バイト 


注 –

また、UNIX で Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のものが必要です。

UNIX に関するその他の注意事項

ドメイン用に記載されたディスク容量要件には、統合サービスやメッセージサービスが実行されたときにユーザーが作成するキューおよびログファイルの容量は含まれていません。

IBM AIX 固有の要件

IBM AIX では、Java Composite Application Platform Suite は 32 ビットおよび 64 ビットの両方のプラットフォームをサポートします。システムを正常に機能させるために、適切な SAR ファイルを必ずインストールするようにしてください。

Macintosh システム要件

次の表に、Macintosh のシステムで Java CAPS の各コンポーネントをインストールして実行するための最小要件を示します。RAM およびディスク容量の要件には、オペレーティングシステムに必要な RAM およびディスク容量は考慮されていません。最良のパフォーマンスを得るために、これらのコンポーネントを別々のシステムにインストールするようにしてください。ただし、テスト環境などでこれらのコンポーネントの一部またはすべてを同じマシンにインストールすることにした場合は、追加コンポーネントの要件が累積して大きくなることに留意してください。

表 3 Macintosh システム要件

コンポーネント 

CPU 

RAM 

ディスク容量 

リポジトリ 

1.2 GHz 

500M バイト 

250M バイト 

Enterprise Manager 

1.2 GHz 

400M バイト 

100M バイト 


注 –

また、Macintosh システムで Sun Enterprise Service Bus を使用するには、次のうちの 2 つが必要です。


注 –

ドメイン用に記載されたディスク容量要件には、統合サービスやメッセージサービスが実行されたときにユーザーが作成するキューおよびログファイルの容量は含まれていません。


インストールの前に

次のトピックでは、Java CAPS インストールを開始する前に考慮すべき事項について説明します。

Windows のインストール前処理

セットアップを実行する前に Windows プログラムをすべて終了します。

デフォルトのユーザー名とパスワード

Java CAPS のデフォルトのユーザー名は admin で、パスワードは adminadmin です。Enterprise Manager を起動するときは、それらを使用します。

インストールについて

このトピックでは、GUI インストールとコマンド行インストールの概要、Java CAPS 製品のこれまでの名前とこれからの名前のリスト、および DVD 上の製品の SAR ファイルの場所について説明します。


注意 – 注意 –

Java CAPS Release 6 では、インストールディレクトリパスに空白を使用することはできません。


インストールプロセスは Java CAPS の以前のインストールとは異なり、Release 6 では、サポートされる任意のプラットフォームで完全インストールまたはカスタムインストールを実行できます。


注 –

この説明には例外が 1 つあります。Release 6 では、コマンド行インタフェースを使った Macintosh でのインストールはサポートしていません。


Java CAPS インストールには柔軟性があるため、次の作業が可能になります。

グラフィカルユーザーインタフェースのインストールプロセスの概要

インストールでは、Java CAPS プロジェクトのセットアップ、コンポーネント、および設定の情報を格納し、管理します。


注 –

パッチのインストール方法について記載されたトピックは、次の段階の Java CAPS 6 のデリバリに含まれています。


コマンド行インタフェースのインストールプロセスの概要

コマンド行インストールは、Java CAPS Installer のインストールをミラー化する 2 つのインストールから成る点で GUI インストールとは異なりますが、NetBeans IDE Update Manager または Java CAPS アップローダのインストールは提供されません。

Java CAPS コンポーネントの名前

Release 6 では、Java CAPS コンポーネントの名前が変わりました。SAR ファイルは、新しいコンポーネント名に適合するように変更されていません。表 4 に、Release 5.1.3 コンポーネントの名前と、その名前が Release 6 でどのように変わったかを示します。

表 4 コンポーネント名の比較

Release 5.1.3 コンポーネントの名前 

Release 6 コンポーネントの名前 

Sun SeeBeyond eGate Integrator 

Sun Enterprise Service Bus 

Sun SeeBeyond eInsight Business Process Manager 

Sun Business Process Manager 

Sun SeeBeyond eVision Studio 

Sun Composite Page Designer 

Sun SeeBeyond eTL Integrator 

Sun Data Integrator 

Sun SeeBeyond eView Studio 

Sun Master Index 

Sun SeeBeyond eIndex Single Patient View 

Sun Master Patient Index 

Sun Java Message Grid 

Sun Java Message Service Grid 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for SAP ALE 

Sun Adapter for SAP ALE 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for SAP BAPI 

Sun Adapter for SAP BAPI 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Oracle Applications 

Sun Adapter for Oracle Applications 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for SWIFT Alliance Gateway 

Sun Adapter for SWIFT Alliance Gateway 

Sun SeeBeyond eWay e-Mail Adapter 

Sun Adapter for e-Mail 

Sun SeeBeyond eWay TCP/IP Adapter 

Sun Adapter for TCP/IP 

Sun SeeBeyond eWay LDAP Adapter 

Sun Adapter for LDAP 

Sun SeeBeyond eWay COM/DCOM Adapter 

Sun Adapter for COM/DCOM 

Sun SeeBeyond eWay SNA Adapter 

Sun Adapter for SNA 

Sun SeeBeyond eWay TCP/IP HL7 Adapter 

Sun Adapter for TCP/IP HL7 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for MSMQ 

Sun Adapter for MSMQ 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Oracle 

Sun Adapter for Oracle 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for SQL Server 

Sun Adapter for SQL Server 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for DB2 Universal Database 

Sun Adapter for DB2 Universal Database 

Sun SeeBeyond eWay JDBC/ODBC Adapter 

Sun Adapter for JDBC/ODBC 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for DB2 Connect 

Sun Adapter for DB2 Connect 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Sybase 

Sun Adapter for Sybase 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for VSAM 

Sun Adapter for VSAM 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Informix 

Sun Adapter for Informix 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Sun Java System Application Server 

Sun Adapter for Sun Java System Application Server 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for WebLogic 

Sun Adapter for WebLogic 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for WebSphere MQ 

Sun Adapter for WebSphere MQ 

Sun SeeBeyond eWay Development Kit 

Sun Adapter Development Kit 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for CICS 

Sun Adapter for CICS 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for IMS 

Sun Adapter for IMS 

Sun SeeBeyond eWay File Adapter 

Sun Adapter for File 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for Siebel EAI 

Sun Adapter for Siebel EAI 

Sun SeeBeyond eWay Adapter for PeopleSoft 

Sun Adapter for PeopleSoft 

Sun SeeBeyond eWay Batch Adapter 

Sun Adapter for Batch/FTP 

Sun SeeBeyond eWay HTTPS Adapter 

Sun Adapter for HTTPS 

Sun SeeBeyond eGate API Kit 

Sun Enterprise Service Bus API Kit 

Sun SeeBeyond HL7 OTD Library 

Sun Message Library for HL7 

Sun SeeBeyond SWIFT OTD Library 

Sun Message Library for SWIFT 

Sun SeeBeyond OTD Library for ASC X12 

Sun Message Library for ASC X12 

Sun SeeBeyond OTD Library for HIPAA 

Sun Message Library for HIPAA 

Sun SeeBeyond Alert Agent 

Sun Alert Agent 

Sun SeeBeyond SNMP Agent 

Sun SNMP Agent 

Sun SeeBeyond COBOL Copybook Converter 

Sun COBOL Copybook Converter 

Sun SeeBeyond Protocol Manager for ASC X12 

Sun Protocol Manager for ASC X12 

Sun SeeBeyond Protocol Manager for HIPAA 

Sun Protocol Manager for HIPAA 

リポジトリ名とユーザー名

Sun Enterprise Service Bus では、リポジトリ名と ユーザー名の独自のリストを管理しています。オペレーティングシステムまたはネットワークにポーリングして、ユーザー名またはリポジトリ名を取得したり、検証したりすることはありません。システム管理を簡略化するため、リポジトリ名およびユーザー名には現在の命名規則を使用します。

リポジトリ名とユーザー名 (パスワードも同様) は、Windows システム上でも大文字と小文字が区別されます。名前の長さに制限はありませんが、適正な長さにしておくようにしてください。有効な文字には、すべての文字と数字、破線、および下線があります。


注 –

ピリオド、空白、およびその他の句読文字は、Java CAPS のユーザー名、パスワード、またはコンポーネント名に有効な文字ではありません。


デフォルトの「管理者」ユーザー名

Sun Enterprise Service Bus のデフォルトのユーザー名とパスワードは、adminadminadmin です。

環境名

プロジェクトが完成したあとで、環境を設定して、配備する必要があります。環境とは、プロジェクトコンポーネント、および外部システムに関する情報を収納するドメインの集まりです。プロジェクトが完成したあとで、環境を設定して、配備します。配備する環境には、次のものがあります。

環境名には、文字、数字、破線、および下線を含めることができます。文字の制限はありません。空白や句読点は、プロジェクト名に有効な文字ではありません。

インストールメディア

Java CAPS 製品をインストールする方法は 2 つあります。

Java CAPS の「インストーラ」および「コンポーネント」ダウンロードファイルの内容

Java CAPS の「インストーラ」 TAR ファイルおよび ZIP ファイルを使用して、グラフィカルユーザーインタフェースまたはコマンド行インタフェースのインストールを実行し、Java CAPS の「コンポーネント」 ZIP ファイルを使用して、インストールに含まれていないアダプタ、アドオン、API キット、およびメッセージライブラリをインストールします。Release 6 の名前の詳細なリストについては、「Java CAPS コンポーネントの名前」を参照してください。

Java CAPS の「インストーラ」 TAR および ZIP ファイル


注 –

インストールマニュアルは、各 TAR および ZIP ファイルに付属しています。


Java CAPS の 「コンポーネント」 ZIP ファイル

インストール DVD の内容

Java Composite Application Platform Suite メディアキットで提供されるインストール DVD は 2 枚あります。Release 6 の名前の詳細なリストについては、「Java CAPS コンポーネントの名前」を参照してください。

インストールの準備

Java CAPS のインストールの準備をするときは、Suite コンポーネントをインストールする予定のコンピュータシステムについてよく考え、インストールの実行前に決める必要のある重要な情報を集めます。

インストールプロセスの開始前に決定すべき事項

インストールプロセスの開始前に必要な情報

JDK と JAVA_HOME

インストールを開始する前に、Java CAPS をインストールするコンピュータに、Java Development Kit (JDK) をインストールして、JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。これはインストールを実行するために必要な作業であり、Enterprise Manager Command-Line Client や Command Line Code Generation などの Java CAPS ユーティリティーが正常に機能するためにも必要です。異なるオペレーティングシステムには、異なる JDK が必要です。どの JDK が必要かを判断するには、「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation CLI』または「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation GUI』を参照してください。

6 へのアップグレード

Release 6 にアップグレードするプロセスは新しく追加された機能であり、以前のアップグレードプロセスとは異なります。Release 6 以降は、インプレースインストールを行わなくなりました。代わりに、Java CAPS 6 を新しいディレクトリにインストールし、以前のリリースのプロジェクトをインポートします。

以前のリリースの Java CAPS を Release 6 にアップグレードするときには、次の手順を実行します。

正常なアップグレードを実行する方法については、Upgrading to Java CAPS 6を参照してください。

Java CAPS Installer の警告

インストール中に問題が発生した場合は、いくつかの一般的な解決方法について、このトピックをよくお読みください。

Sun Java System Application Server 向けの Windows サービスの作成

Sun Java System Application Server 向けの Windows サービスを作成できます。このためには、Java CAPS Installer を使用して、正常なインストールの作成後にサービスを作成するスクリプトを実行します。

Windows サービスを作成する

C:\WINDOWS\system32\sc.exe create DOMAIN1 binPath=

"C:\JavaCAPS6\appserver\lib\appservService.exe

\"C:\JavaCAPS6\appserver\bin\asadmin.bat start-domain --user admin

--passwordfile C:\JavaCAPS6\appserver\passwordfile domain1\"

\"C:\JavaCAPS6\appserver\bin\asadmin.bat stop-domain domain1\""

start=auto DisplayName="SunJavaSystemAppServer DOMAIN1"

C:\JavaCAPS6\appserver\passwordfile の内容は次のとおりです。

AS_ADMIN_ADMINPASSWORD=adminadmin

AS_ADMIN_MASTERPASSWORD=changeit

AS_ADMIN_PASSWORD=adminadmin

出力は、[SC] CreateService SUCCESS です。

例を使用して Windows サービスを開始、停止、および削除する

NetBeans IDE のヒープサイズの増加

Sun Message Library for HL7 をインストールする場合は、NetBeans IDE のヒープメモリーのサイズを大きくすることをお勧めします。ヒープサイズが十分でないと、組み込みパーサーからメモリー不足例外が発生する場合があります。NetBeans IDE が実行される JVM のヒープサイズを設定するには、netbeans.conf ファイルを使用します。

NetBeans C/C++ Development Pack での中規模および大規模アプリケーションの推奨されるヒープサイズは、次のとおりです。

ProcedureNetBeans IDE のヒープサイズを増加する

始める前に

この処理を開始する前に、netbeans.conf ファイルのコピーを保存することをお勧めします。

  1. NetBeans IDE インストールディレクトリの etc ディレクトリにある netbeans.conf ファイルを NetBeans IDE のユーザーディレクトリ ($HOME/ .netbeans/caps/etc ディレクトリなど) にコピーします。


    注 –

    場合によっては、NetBeans IDE のユーザーディレクトリに etc ディレクトリを作成する必要があります。


  2. NetBeans IDE のユーザーディレクトリにある netbeans.conf ファイルで、—J-Xmx コマンド行 Java 起動スイッチを編集します。次に例を示します。

    # command line switches
    netbeans_default_options=" -J-Xms32m -J-Xmx128m -J-XX:PermSize=32m
    -J-XX:MaxPermSize=96m -J-Xverify:none -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true"
  3. NetBeans IDE を再起動します。


    注 –

    組み込みパーサーの実行中にメモリーが不足しないようにするために、ガベージコレクタスイッチの -J-XX:+UseConcMarkSweepGC (並行コレクタ) および -J-XX:+UseParNewGC (パラレルコレクタ) を netbeans.conf ファイルに追加することもできます。


UNIX および Linux のパッチ

Java CAPS 6 には、必要な認定された UNIX および Linux のパッチがあります。

パッチレベルの確認

使用しているオペレーティングシステムにどのパッチレベルが現在インストールされているかを確認するには、次のコマンドを使用します。

Sun Solaris 9 および 10 の認定されたパッチ

Sun Solaris 9 には、認定されたパッチが 1 つあります。


Solaris 9 Maintenance Update 3 4-2003

注 –

このパッチは、日本語および韓国語のオペレーティングシステムでも有効です。


これらのクラスタに含まれているパッチの詳細なリストは、Sun サポートから入手できます。


注 –

このパッチの適用をお勧めしますが、必須ではありません。


夏時間パッチ

ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、適切なパッチをインストールする必要があります。

IBM AIX 5L 5.2 および 5.3 のパッチ

次のパッチは、IBM AIX の認定されたパッチです。

IBM AIX 5L Version 5.2 の認定されたパッチ

IBM AIX 5L Version 5.2 には、認定されたパッチが 1 つあります。


5200-08_AIX_ML (Maintenance Level 8)

ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。


5.2  APAR IY5213

IBM AIX 5L Version 5.3 の認定されたパッチ

IBM AIX 5L Version 5.3 には、認定されたパッチが 1 つあります。


5300-05_AIX_ML (Maintenance Level 5)

ロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。


5.3 APAR IY75211

注 –

IBM AIX のパッチは、日本語および韓国語のオペレーティングシステムでも有効です。


Linux のパッチ

次のパッチは、Red Hat Linux および SUSE Linux の認定されたパッチです。

SUSE Linux Enterprise Server 10 の認定された夏時間パッチ

使用している Linux システムでロガーやスケジューリングを正確に機能させる場合は、次の夏時間パッチをインストールする必要があります。


tzdata-2007c-1.el2_1