ユーザーアクティビティーのための Sun Business Process Manager ワークリストマネージャーの使用

アクティビティーへのユーザーの割り当て

この手順では、ユーザーアクティビティーの静的割り当てと動的割り当てのいずれかを作成できます。静的割り当てでは、「条件」ページで定義した条件が満たされたときにタスクが割り当てられるユーザーを指定します。このためには、実行中の LDAP サーバーに接続する必要があります。動的割り当てでは、タスクが割り当てられるユーザーの名前を含む着信データ内のフィールドを指定します。この割り当てを作成するために LDAP サーバーに接続する必要はありません。この手順は、すべての式に必要です。ユーザーが割り当てられていない式がユーザーアクティビティーに含まれる場合は、BP の検証が失敗します。

Procedureアクティビティーにユーザーを割り当てる

  1. 「ワークリストマネージャー」ウィンドウで、「割り当て」タブをクリックします。

    図 9 に示すように、「割り当て」ページが表示されます。

    図 9 「ワークリストマネージャー」ウィンドウ: 静的割り当て

    図は、「ワークリストマネージャー」ウィンドウの「割り当て」タブを示しています。

  2. 静的割り当てを作成するには、次の手順に従います。

  3. 「割り当て」ページで、「割り当てタイプ」が「静的」であることを確認し、「接続」をクリックします。

    「LDAP 接続のプロパティー」ダイアログボックスが表示されます。

    図 10 「LDAP 接続のプロパティー」ダイアログボックス

    図は、(「ワークリストマネージャー」ウィンドウからアクセスする) 「LDAP 接続のプロパティー」ダイアログボックスを示しています。

  4. 図 10 の値を入力し、「了解」をクリックします。

    「割り当て」ページの左側のパネルに、LDAP ディレクトリで定義されているロール、グループ、およびユーザーが読み込まれます。

  5. 左側のパネルのリストから、このタスク割り当てに含めるロール、グループ、およびユーザーを選択し、「割り当て」をクリックします。

  6. 動的割り当てを作成するには、次の手順に従います。

    1. 「割り当てタイプ」フィールドで、「動的」を選択します。

      図 11 に示すように、「割り当て」ページが属性の表示に変わります。

      図 11 「ワークリストマネージャー」ウィンドウ: 動的割り当て

      図は、「ワークリストマネージャー」ウィンドウ上の動的タスク割り当てを示しています。

    2. 属性リストで、リストを展開し、タスクが割り当てられるユーザーの名前を含むフィールドを選択します。

  7. 「タスクエスカレーションの定義」に進みます。式の定義が完了している場合は「了解」をクリックます。


    注 –

    使用中の LDAP 実装に合わせてプロパティーを変更してください。


    フィールド

    説明 

    ホスト

    LDAP サーバーがあるコンピュータの名前。 

    ポート

    LDAP サーバーが要求を待機するポート番号。 

    ベース DN

    ユーザーディレクトリのルート識別名 (たとえば、dc=sun,dc=com)。

    ロール

    ワークリストマネージャーユーザーを割り当てるロールの名前 (存在する場合)。このフィールドは必須ではありません。 

    グループ

    ワークリストマネージャーユーザーを割り当てるグループの名前 (存在する場合)。このフィールドは必須ではありません。 

    タイプ

    使用する LDAP サーバーのタイプ。 

    SSL

    LDAP サーバーとリポジトリ間で共有されるデータを暗号化するかどうかのインジケータ。SSL が設定されている場合は、このオプションを選択します。 

    匿名

    LDAP サーバーへの匿名バインドを作成するか、特定のログイン資格を使用するかの指定。このチェックボックスの選択を解除すると、下側のフィールドが有効になります。 

    ユーザー DN

    ディレクトリサーバーへの接続に使用するユーザーの識別名。 

    ベース DN の付加

    認証のためにベース DNユーザー DN に付加するかどうかの指定。

    パスワード

    前述のユーザー DN に関連付けられたパスワード。