通信アダプタ用 Java CAPS 環境コンポーネントの構成

プロキシ構成

このセクションのプロパティーは、アダプタがプロキシサーバー経由で外部システムにアクセスするのに必要な情報を指定します。

クライアントの HTTPS 環境プロパティーの「プロキシ構成」設定は、コラボレーション (Java) またはビジネスプロセスの内部で目的の URL を動的に設定するときに使用します。


注 –

Java 仮想マシン (JVM) の既知の動作として、無効なプロキシサーバーはローカル接続経由でバイパスされます。その結果、プロキシ設定が無効であっても、応答が得られる場合があります。この虚偽の応答は、HTTP 接続でのみ発生します。HTTP 接続では、プロキシからの認証済みのハンドシェークが保証されます。



注 –

HTTPS アダプタクライアントは、ローカルアドレスにアクセスするときにプロキシサーバーをバイパスします。これは、ローカルな要求も含めてすべての要求をプロキシに送信する Web ブラウザの動作とは対照的です。


「プロキシ構成」には、次の表に示す設定パラメータが含まれています。

表 67 「環境設定」 - 「プロキシ構成」

名前 

説明 

必要な値 

プロキシホスト 

HTTP プロキシのホスト名を指定します。このプロパティーで HTTPS プロキシホストを設定することにより、HTTP サーバーまたは HTTP サーバーからのデータの受信要求をプロキシに移譲できるようになります。このプロパティーは、セキュリティー保護された HTTP 接続用のプロキシポートを設定します。 

有効な HTTPS プロキシホスト名。 

プロキシポート 

HTTPS プロキシのポートを指定します。このプロパティーで HTTPS プロキシポートを設定することにより、HTTP サーバーまたは HTTP サーバーからのデータの受信要求をプロキシに移譲できるようになります。このプロパティーは、セキュリティー保護された HTTP 接続用のプロキシポートを設定します。 

有効な HTTPS プロキシポート。デフォルトは 8080 です。

プロキシのユーザー名 

プロキシサーバーにアクセスするための認証に必要なユーザー名を指定します。 

有効なユーザー名。 


注 –

このユーザー名は、サイトへのアクセスに HTTP 基本認証を必要とする URL で使用されます。



注 –

プロキシパスワード」プロパティーの値を入力する前に、このプロパティーの値を入力してください。


プロキシパスワード 

HTTPS プロキシにアクセスするのに必要なパスワードを指定します。 

適切なパスワード。 


注 –

このプロパティーを入力する前に、「プロキシのユーザー名」プロパティーの値を入力してください。


プロキシのプロパティーを適切に設定するには、追加作業として、アプリケーションサーバーの server.policy ファイルの PropertyPermission ユーティリティーを次のように編集します。

Procedureserver.policy ファイルの PropertyPermission ユーティリティーを編集する

  1. 次の場所に移動します。


    c:\JavaCAPS\appserver\is\lib\install\templates\
     

    c:\JavaCAPS は、インストールの場所です。

  2. server.policy ファイルに次の構文を追加します。


    permission java.util.PropertyPermission “*”, “read,write”;
  3. アクセス権の変更を反映するには、新しいドメインを作成する必要があります。

    新しいドメインの作成方法については、「ドメインの作成と起動」を参照してください。