Java CAPS プロジェクトの開発

コラボレーション定義

図 16 「コラボレーション定義」アイコン

「Java コラボレーション定義」アイコンのイメージ。

コラボレーション定義では、データを処理してプロジェクトコンポーネント間でルーティングする方法、要求への応答としてデータベースに問い合わせる方法、および 1 つ以上のアプリケーションの API を呼び出す方法が定義されます。コラボレーション定義の入力および出力データ構造を特徴付ける外部データ形式は、オブジェクト型定義 (OTD) によって記述されます。

コラボレーションは、通常、特定の OTD の外部表現を含むメッセージを受信します。コラボレーションは、その OTD のインスタンスの unmarshal メソッドを使用してデータを解析し、階層データ構造を介してそのデータにアクセスできるようにします。次に、何らかの処理 (たとえば、データの一部を別の OTD インスタンスにコピーするなど) を実行します。最後に、ほかの OTD インスタンス上の marshal メソッドを呼び出して、そのデータ構造の内容をその後のトランスポートのために 1 つのシリアル化されたデータストリームとしてレンダリングします。

OTD インスタンスは、実行時に JavaBeans に似たアクセサを使用して Java から直接アクセスされます。データ構造の階層を構成する各ノードには、get メソッドと set メソッドを備えた一連のプロパティーがあります。

Java ベースのコラボレーション定義は、ビジネスプロセスから呼び出すことができる 1 つの処理を提供します。Java ベースのコラボレーション定義では、複数のメソッドを作成できますが、追加のメソッドはコラボレーション定義の内部からしか呼び出すことができません。