Sun Business Process Manager でのビジネスプロセスの設計

サブプロセスのビジネスモデルへの組み込み

サブプロセスとは、プロジェクトのメイン BP 内で呼び出されるビジネスプロセス (BP) で、同じ Integration Server 内で呼び出されます。サブプロセスの入力属性および出力属性を設定するには、ビジネスルールデザイナを使用します。

サブプロセスは、BP にユーザーアクティビティーが含まれる場合に必要です。サブプロセスは、ユーザーアクティビティーを通るデータの流れを定義します。サブプロセスは、メインプロセス内に存在するため、BP にサブプロセスを組み込むには 2 つの手順を実行します。

サブプロセスの作成

次の手順では、サブプロセス内で使用する WSD オブジェクトを作成します。WSD オブジェクトは、サブプロセスに対するインタフェースとして、またはユーザーアクティビティーの場合は、Visual Page Designer のページフローに対するインタフェースとして機能します。Web サービスデザイナの使用法の詳細については、Sun Enterprise Service Bus のトピックを参照してください。

Procedureサブプロセスを作成する

  1. 「リポジトリ」を右クリックし、「新規プロジェクト」をクリックします。

  2. プロジェクトに名前を付けます。

  3. プロジェクトを右クリックし、「新規」をポイントして、「Web サービス定義」をクリックします。

  4. 必要に応じて WSD オブジェクトを編集します。

  5. プロジェクトを右クリックし、「新規」をポイントして、「Business Process」をクリックします。

  6. BP に受信アクティビティーを追加し、この受信アクティビティーを開始要素にリンクします。

  7. プロジェクトエクスプローラで、WSD オブジェクト、PortTypes、PortType の順に展開します。

  8. PortType 処理をクリックし、空の受信アクティビティーにドラッグします。

    処理に出力メッセージが含まれる場合は、返信アクティビティーが表示されます。

  9. キャンバスの実装アクティビティーと返信アクティビティーの間に 1 つまたは複数の空アクティビティーを追加します。

  10. サブプロセス内のモデリング要素間にリンクを追加し、必要に応じてビジネスルールを追加します。

  11. 「保存」をクリックします。

サブプロセスのメインビジネスプロセスへの追加

サブプロセスを作成したら、プロジェクト内のメイン BP に追加できます。

Procedureサブプロセスをメイン BP に追加する

  1. 新規 BP を作成し、BP に必要な受信アクティビティー、空アクティビティー、返信アクティビティー、およびその他のアクティビティーを追加します。

  2. サブプロセスを展開し、処理を空の受信アクティビティーにドラッグします。

  3. メインプロセス内のモデリング要素間にリンクを追加し、必要に応じてビジネスルールを追加します。

  4. 「保存」をクリックします。


    注 –

    サブプロセスが同期要求/応答 Web サービスとして呼び出される場合、受信と返信は同じパートナー、ポートタイプ、および処理に関連付ける必要があります。これらのプロパティーは、すべてユーザーアクティビティーのプロパティーシートで設定できます。