Sun Business Process Manager でのビジネスプロセスの設計

中間イベント

「中間イベント」は、BP を受信できるアクティビティーです。一部の中間イベントは、例外を処理したり、例外を補正したりします。中間イベントには、ビジネスプロセスデザイナのツールバーにある「中間イベント」メニューからアクセスできます。例外は「スロー」と「プロセスの中止」で、この 2 つにはツールバーから直接アクセスできます。

表 4 中間イベント

名前 

説明 

スロー

特定の BP パスに沿ってエラーを作成できます。 

プロセスの中止

BP が終了ノードに到達する前に、BP 全体を中止できます。 

中間イベント

次の要素を一覧表示するドロップダウンメニューを表示します。これらの要素は、BP の間に発生する可能性のある例外を処理したり、発生した例外を補正したりします。 

タイマーイベント

BP がどの分岐を取るかを決定する期間ベース、または最終期限ベースの条件を指定します。期間ベースの条件は、指定した時間が経過したときに満たされます。最終期限ベースの条件は、指定した時刻に満たされます。タイマーイベントは、イベントベースの決定と組み合わせて使用します。 

メッセージイベント

受信アクティビティーと似ていますが、プロセスの最中にイベントベースの決定との組み合わせのみで発生します。各メッセージイベントのメッセージが異なることも可能です。 

名前付き例外のキャッチ

名前付き例外を処理します。自動化された各 (バックエンド) システムまたは Web サービスは、それぞれの起こりうるエラーコード (たとえば、フォルト 15 は「不正なデータ」) をパブリッシュでき、それらのコードを例外ハンドラにマップできます。各例外ハンドラは、BP 内で 1 つまたは複数の手順を囲むスコープに接続します。そのスコープ内のコンポーネントは、エラーが発生すると例外をスローします。例外ハンドラは、該当するプロセスを自動的に開始して、問題を処理します。 

すべての例外のキャッチ

スコープ内または BP 全体にわたって発生する名前なしの例外を処理します

補正ハンドラ

補正が発生するプロセスおよび状況を設計できます。補正は、BP の一部が失敗し、アップストリームアクティビティーのロールバックが必要な場合に使用します (たとえば、お金をお客様のアカウントに戻す必要がある場合)。失敗が発生したため特定のトランザクションを (場合によっては起こった順番に) 取り消す必要があることが BP のアップストリーム手順に自動的に通知されます。