プロジェクトでの BPEL サービスエンジンの使用

BPEL サービスエンジンの実行時プロパティーの設定

BPEL サービスエンジンの実行時プロパティーは、NetBeans IDE から、あるいはインストール中にコマンドプロンプト (コマンド行インタフェース) から設定できます。

BPEL サービスエンジンの実行時プロパティーへのアクセス

    NetBeans IDE でプロパティーを表示または編集するには、次の手順を実行します。

  1. NetBeans IDE の「サービス」タブで、「サーバー」ノードを展開します。

  2. GlassFish v2 など、使用しているアプリケーションサーバーを起動します。そのためには、アプリケーションサーバーを右クリックし、ショートカットメニューから「開始」を選択します。

  3. アプリケーションサーバーの下で、「JBI」->「サービスエンジン」ノードを展開し、「BPEL サービスエンジン」を選択します。現在の BPEL サービスエンジンのプロパティーが NetBeans IDE の右側に表示されます。「BPEL サービスエンジン」をダブルクリックしてプロパティーウィンドウを開くこともできます。

  4. 必要に応じてプロパティーを編集します。加えた変更を BPEL サービスエンジンの実行時プロパティーに適用するには、BPEL サービスエンジンを停止してから再起動します。

    このウィンドウには、BPEL サービスエンジンのプロパティーとそのデフォルト設定が表示されています。

実行時プロパティーの説明

次の表では、BPEL サービスエンジンの実行時プロパティーについて説明します。

プロパティー名 

説明 

デフォルト値 

一般プロパティー

説明 

JBI コンポーネントの説明。 

これは BPEL サービスエンジンです。 

名前 

JBI コンポーネントの名前。JBI 環境での一意の名前を指定します。JBI 環境に複数の BPEL サービスエンジンをインストールする場合は、それぞれ一意の名前にしてください。これは、コンポーネントの記述子 (jbi.xml) 内で変更できます。サービスユニットがコンポーネントを配備するときに、ターゲットコンポーネントの記述子 jbi.xml に定義されているターゲットコンポーネント名と照合されます。 

sun-bpel-engine 

ステート 

JBI コンポーネントの状態。「開始」、「停止」、または「終了」です。 

開始 

タイプ 

JBI コンポーネントのタイプ (service-engine または binding-component) 

service-engine 

識別プロパティー

ビルド番号 

現在のビルドの日付とタイムスタンプ。 

<build_number> 

仕様バージョン 

このビルドでフルサポートされている BPEL 仕様。 

<spec_version> 

ロガー

BPEL モデル (独立) 

各イベントのユーザー指定のログレベルを指定します。  

各ロガーは、次のレベルのいずれかで情報を記録するように設定できます。

  • FINEST: メッセージは非常に詳細なトレースを提供します

  • FINER: メッセージはより詳細なトレースを提供します

  • FINE: メッセージは基本的なトレースを提供します

  • CONFIG: 静的な設定メッセージを提供します

  • INFO: 情報メッセージを提供します

  • WARNING: メッセージは警告を示します

  • SEVERE: メッセージは重大なエラーを示します

  • OFF: ログメッセージなし

INFO 

sun-bpel-engine 

INFO 

サービスユニットマネージャー 

INFO 

BPELSEInOutThread 

INFO 

EngineChannel 

INFO 

BPELInterpreter 

INFO 

BPEL プロセスマネージャー 

INFO 

BPEL クラスタマネージャー 

INFO 

BPEL スケーラビリティーマネージャー 

INFO 

BPEL ステートマネージャー 

INFO