プロジェクトでの HTTP バインディングコンポーネントの使用

アプリケーション設定を使用した接続パラメータの設定

「アプリケーション設定」プロパティーを使用すると、作成したアプリケーション (サービスアセンブリなど) の外部接続パラメータを設定できます。また、アプリケーションの変更や再構築を行うことなく、同じアプリケーションを別のシステムに配備できます。たとえば、テスト環境で実行中のアプリケーションを、アプリケーションの再構築を行うことなく本稼働環境に配備できます。

「アプリケーション設定」プロパティーから、複合アプリケーションの外部接続パラメータの値を指定できます。これらのパラメータは通常、WSDL サービス拡張性要素で定義されます。ユーザーによって名前の付けられたエンドポイントの ConfigExtension プロパティーにこれらの値を適用することができます。アプリケーション設定プロパティーエディタには、そのコンポーネントのバインディングプロトコルに適用されるすべての接続パラメータのフィールドがあります。アプリケーション設定エディタで、保存された ConfigExtension の名前を入力し、接続パラメータを定義すると、プロジェクトの配備時に WSDL で定義されている接続属性よりもこれらの値が優先されます。これらの接続パラメータを再度変更するには、アプリケーション設定エディタで値を変更したあと、新しい値を適用するためにサービスアセンブリを停止してから起動します。

アプリケーション設定プロパティーエディタを使用すると、ユーザーが定義した独自の名前で参照できるさまざまなアプリケーション設定を作成できます。バインディングコンポーネントプロトコルが異なると、そその属性も異なります。HTTP バインディングの属性は JMS バインディングの属性とは異なるため、これらのバインディングコンポーネントのそれぞれで、アプリケーション設定プロパティーエディタに表示される属性は異なります。

アプリケーションの実行中にプロパティーを変更するには、「アプリケーション設定」プロパティーの値を変更してから、「サーバー」>「GlassFish」>「JBI」>「サービスアセンブリ」の下の「サービス」ウィンドウでアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューで「停止」をクリックします。プロジェクトを再起動すると、新しい設定が有効になります。

HTTP バインディングコンポーネントの「アプリケーション設定」プロパティーに含まれるパラメータは、「HTTP URL 位置」の 1 つだけです。

Procedure名前付き ConfigExtension をアプリケーション設定に適用する

  1. CASA エディタで、エンドポイントの「設定拡張」プロパティーから、エンドポイントの設定拡張の名前を指定します。

  2. 「サービス」ウィンドウで、JBI ノードの下の「バインディングコンポーネント」ディレクトリに移動し、アプリケーションで使用するバインディングコンポーネントを右クリックし、「プロパティー」を選択します。

    プロパティーウィンドウが表示されます。

  3. バインディングコンポーネントのプロパティーの中で、「アプリケーション設定」プロパティーの省略符号ボタン (...) をクリックします。

    アプリケーション設定プロパティーエディタが表示されます。

  4. ConfigExtension のユーザー定義の名前を入力し、接続パラメータの値を定義します。

  5. 「アプリケーション設定」の値の定義が完了したら、アプリケーションを配備します。