プロジェクトでの HTTP バインディングコンポーネントの使用

HTTP 基本認証を使用してオペレーションを呼び出す Web サービスクライアント

この例では、クライアントが HTTP 基本認証を必要とするサービスを呼び出します。この例では、HTTP 基本認証を処理するように設定されている WSDL を含んだ配備済みの BPEL プロジェクトを実行していると想定しています。この BPEL プロジェクトは、HTTP 基本認証を使用して保護されたサービスを呼び出します。

結果

このサービスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを処理します。

メインシナリオ

  1. Web サービスクライアントが、BPEL プロセスによって実装されている In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。抽象オペレーションには具象 HTTP SOAP バインディングが存在するので、クライアントは SOAP over HTTP プロトコルを使用してオペレーションを適切に呼び出す必要があります。

  2. クライアントとして機能している BPEL プロセスは、抽象オペレーションのメッセージを受け取り、別の In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。このオペレーションには、HTTP 基本認証を必要とする具象 HTTP SOAP バインディングが存在します。

  3. バインディングコンポーネントは正規化メッセージを受け取って SOAP メッセージに変換します。

  4. バインディングコンポーネントは、該当するユーザー名とパスワードを Access Manager または WSDL から取得します。

  5. バインディングコンポーネントは、メッセージおよび適切なセキュリティー資格をサービスに転送します。