ここでは、Java CAPS アダプタの接続マッププロパティーを設定する方法について説明します。
すべてのアダプタには、一意の一連のデフォルト構成パラメータが含まれています。アダプタが確立され、プロジェクトの環境内に外部システムが作成されたら、アダプタのパラメータを特定のシステム用に変更します。アダプタの構成パラメータの変更は、次の各場所から行います。
接続マップ: これらのパラメータはほとんどの場合、ある特定のコンポーネントのアダプタに適用されるため、その値は、プロジェクト内のほかの同じタイプのアダプタとは異なる場合があります。
環境エクスプローラ: これらのパラメータは通常グローバルであり、プロジェクト内の同じタイプのすべてのアダプタに適用されます。保存されたプロパティーは、外部システムウィンドウ内のすべてのアダプタによって共有されます。
コラボレーションまたはビジネスプロセス: アダプタのプロパティーは、コラボレーションまたはビジネスプロセスからも設定できます。その場合、その設定は、アダプタの接続マップ構成内の対応するプロパティーを上書きします。上書きされないプロパティーはすべて、その構成されたデフォルト設定を維持します。
現在のアダプタの構成プロパティーの変更は、アダプタプロパティーエディタから行えます。
アダプタのプロパティーを変更するには、次の手順を実行します。
編集するアダプタのプロパティーエディタを開きます。アダプタは 2 つのパラメータセットを持ちます。その特定のアダプタに固有のパラメータ (接続マップからアクセス) と、このタイプのすべてのアダプタに共通のパラメータ (環境エクスプローラのツリーからアクセス) です。
プロパティーエディタの左上の区画にある構成ツリーから、1 つのプロパティーディレクトリを選択します。すると、そのディレクトリに含まれるパラメータが、プロパティーエディタの右側の区画に表示されます。たとえば、アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーから「トランスポート」をクリックすると、以下の画像に示すように、このセクションの編集可能なパラメータが右側の区画に表示されます。
任意のプロパティーフィールドをクリックしてそのプロパティーを編集可能にします。たとえば、「RA CFG ファイルから読み取る」パラメータをクリックして「RA CFG ファイルから読み取る」の値を編集します。パラメータの値が true/false または複数選択の場合、そのフィールドを選択すると、プロパティーオプションを含むサブメニューが表示されます。名前やパスワードなどの値をユーザーが入力する必要のあるパラメータでは、そのプロパティーフィールドに、値を入力するための領域と、省略符号 (. . .) ボタンが表示されます。プロパティーフィールドの省略符号 (. . .) をクリックすると、独立した構成ダイアログボックスが開きます。これは、パラメータのプロパティーフィールドでは完全に表示することのできない大きな値を入力する際に役立ちます。このダイアログボックスでプロパティー値を入力し、「了解」をクリックします。すると、その値がプロパティーフィールドに表示されます。
各パラメータの説明は、そのパラメータを選択した際に「説明」区画に表示されますが、この区画は、任意の必要な設定やオプションの説明を提供します。
「コメント」区画は、現在選択されているパラメータに関する注意事項や情報を記録するための領域を提供します。これは、将来の参照用として保存されます。
構成プロパティーを変更し終わったら、「了解」をクリックしてプロパティーエディタを閉じ、変更を保存します。
コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタにはデフォルト構成プロパティーを含むテンプレートが用意されていますが、これらのプロパティーには接続マップからアクセスできます。
接続マップ内では、インバウンドモードまたはアウトバウンドモード、あるいはその両方にアダプタを構成できます。
Java CAPS IDE の接続マップ上で、アダプタのアイコンをダブルクリックします。
アダプタの「プロパティー」ウィンドウが表示され、インバウンドアダプタのデフォルトプロパティーが表示されます。これらのプロパティーはデフォルトで、アダプタの正しい方向に設定されます