アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

サーバー接続設定

次の「サーバー接続設定」は外部データベースによって使用されます。

表 1–5 インバウンドアダプタ — サーバー接続設定

名前 

説明 

必要な値 

RFC トレースを有効化

RFC トレースを有効にするには「RFC トレースを有効化」プロパティーを使用します。トレースファイルには、RFC API 呼び出しと、SAP R/3 ホストとの間で送受信されるデータとが含まれます。トレースファイルは rfcnumber.trc であり、rfc00310_0156.trc のようになります。

「はい」または「いいえ」。 

デフォルトのモードは「いいえ」です。RFC トレースは無効化されます。

「RFC トレースを有効化」パラメータを「はい」に設定すると、JCo と RFC の両方のトレースログが作成されます。どちらも次の配下の同じ場所に作成されます。


appserver\domains\domain1\config

JCo トレースログは、Java ランタイム、バージョン、およびパスの情報を提供します。これはマニフェストも提供します。 

「RFC トレースを有効化」を「いいえ」に設定すると、トレースファイルは生成されません。

RFC トレースレベル

トレースレベルは、トレースファイル内の情報の複雑さを指定します。0 はトレースファイル内で診断情報の最小トレースロギングを提供し、5 は最大トレースロギングを提供します。 

0 (最小) から 5 (最大) までの整数値 

デフォルトの数値は 0 です。

「RFC トレースレベルを有効化」の影響を受けるのは、JCo トレースレベルだけです。RFC トレースレベルはその影響を受けません。 

作成する RFC サーバーの数

作成する RFC サーバーの数を指定します。RFC サーバーを複数作成すると、SAP R/3 から複数の要求を受信した際の並列処理が容易になります。 

有効な整数値。 

デフォルトの数は 1 です。

トランザクションモード

トランザクションモードを指定します。トランザクションモードは、tRFC が適用されるかどうかを指定します。RFC を使用する場合、トランザクションは一意の TID を持ち、このアダプタによって一度だけ処理されます。 

非トランザクション」または「トランザクション RFC (tRFC)」のトランザクションモード

デフォルトのモードは「非トランザクション」です。

トランザクション ID 検証データベース

トランザクション ID 検証データベースの場所を指定します。. 

TID を持続化するファイルベースのデータベースを名前を指定します。このアダプタから送信されたすべてのトランザクションの処置を記録するデータベースファイルへのパスを指定します。このデータベースは、トランザクションが次のいずれであるかを記録します。 

  • C (コミット)

  • U (未処理またはロールバック)

  • R (予約または保留中)

データベースファイルへの有効なパス。 

たとえば、デフォルトの場所は次のとおりです。 

C:\JavaCAPS6\data\SapTRFC.TIDdb