ここでは、PeopleSoft の接続マッププロパティーを設定したり、PeopleSoft HTTP クライアントまたは PeopleSoft HTTP サーバーを外部アプリケーションとして選択したりする方法について説明します。
PeopleSoft アダプタには次の 2 つのコンポーネントアダプタが含まれています。
「PeopleSoft HTTP クライアントの接続マッププロパティー」: PeopleSoft HTTP クライアントアダプタは接続マッププロパティーと環境プロパティーの両方を含んでいるため、両方の場所で構成する必要があります。
「PeopleSoft HTTP サーバーの接続マッププロパティー」: PeopleSoft HTTP サーバーアダプタに含まれるのは、接続マッププロパティーだけです。環境プロパティーは存在しません。
コンポーネントアダプタと環境 (外部システムを含む) の作成が完了すると、ユーザーの特定のシステムに合わせてプロパティーを変更できます。
接続マップからアクセスされる PeopleSoft HTTP クライアントアダプタのプロパティーは、次のセクションにまとめられています。
このリリースでは SSL とプロキシの構成 (HTTPS) はサポートされません。
PeopleSoft HTTP クライアントアダプタの接続マッププロパティーの「HTTP 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–3 接続マップ - HTTP 設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
サーバーから送信されてきた Cookie を格納しておき、その Cookie を後続の要求受信時に送信できるようにするかどうかを指定します。Cookie を許可しないとセッションがサポートされません。 |
true または false。true は、サーバーから送信されてきた Cookie が許可されることを示します。false は、Cookies が受け付けられないことを示します。 デフォルト構成は true です。 |
|
受け付けタイプ |
text/html、text/plain、text/xml など、サーバーへの要求送信時に含められる Accept-Type ヘッダーのデフォルト値を指定します。 |
Accept-type ヘッダーの値。 デフォルト構成は text/xml です。 |
コラボレーションエディタで clear() メソッドを呼び出すと、すべての HTTP プロパティーがクリアされます。いったんプロパティーがクリアされると、変換デザイナで要求メッセージのヘッダーおよびペイロードセクションを手動で再構築する必要があります。
接続マップからアクセスされる PeopleSoft HTTP サーバーアダプタのプロパティーは、次のセクションにまとめられています。
PeopleSoft HTTP サーバーアダプタには環境プロパティーは含まれません。
PeopleSoft HTTP サーバーアダプタの接続マッププロパティーの「HTTP サーバー外部構成」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–4 接続マップ - HTTP サーバー外部構成
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
HTTP サーバーサーブレット URL の最後のパス要素を指定します。この URL は、クライアントがサーバーへのアクセス時に使用する URL です。このプロパティー値は、HttpServerServlet などの「サーブレット名」である必要があります。URL の全体は、プロジェクト配備名やこのプロパティーで入力された値など、いくつかの要素から構成されます。 このサーブレット名は、PeopleSoft サーバー上の「主 URL」プロパティーと一致する必要があります。 たとえば、完全なサーブレット URL は次のようになります。 http://<yourmachinename>:18001/<yourdeploymentname> _servlet_<servletname>/ <servletname> 項目の意味を次に示します。 yourmachinename は、現在の Application Server が稼働しているマシンの名前です。 18001 は、Integration Server のプロパティーでコネクタポートとして指定されたポート番号です (「IS 構成」 > 「セクション」 > 「Web コンテナの構成」 > 「Web サーバーの構成」 > 「デフォルト Web サーバー」 > 「コネクタポート」)。 yourdeploymentname は現在のプロジェクトの配備プロファイルの名前であり、_servlet と連結されます。 servletname は PeopleSoft サーブレットの名前です。これが、このプロパティーで必要とされる値です。 注 – 「servlet-url」パラメータは LDAP 値をサポートしません。 |
PeopleSoft サーブレットの名前を入力します。これは、HTTP サーバーサーブレット URL の最後のパス要素です。 |
PeopleSoft HTTP クライアントアダプタを作成するには、まず接続マップで PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションを作成する必要があります。PeopleSoft HTTP クライアントアダプタは、PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションとサービスの間に配置されます。サービスは、Java コラボレーション、ビジネスプロセス、eTL プロセスなどのコンテナです。
接続マップのツールバーから「外部アプリケーション」アイコンをクリックします。
メニューから「PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーション」を選択します。選択された PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションのアイコンが、接続マップのツールバー上に表示されます。PeopleSoft HTTP サーバー外部アプリケーションの作成も同様に行います。