アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > キューオープンオプション

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。これらのプロパティーは特に、MQOPEN 呼び出しに適用されます。

表 1–26 接続マップ - アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション

名前 

説明 

必要な値 

MQOO_ALTERNATE_USER_AUTHORITY

オープンの承認を確認する際に代替ユーザー識別子が使用されるかどうかを指定します。true は、代替ユーザー識別子が使用されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_AS_Q_DEF

キューハンドルに使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されるかどうかを指定します。true は、使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_NOT_FIXED

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドすることを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_ON_OPEN

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドしないことを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BROWSE

メッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、次のオプションを使って MQGET を呼び出すためにキューが開かれていることを示します。

MQGMO_BROWSE_FIRST

MQGMO_BROWSE_NEXT

MQGMO_BROWSE_MSG_UNDER_CURSOR

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_FAIL_IF_QUIESCING

キューマネージャーが休止状態にある場合に MQOPEN 呼び出しが失敗するかどうかを指定します。承認確認の制御に使用されます。true は、キューマネージャーが休止している場合に MQOPEN 呼び出しが失敗することを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_AS_Q_DEF

キューに定義されたデフォルトを使ってメッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_INPUT_EXCLUSIVE

排他アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合、呼び出しは理由コード MQRC_OBJECT_IN_USE で失敗します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_SHARED

共有アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合でも、呼び出しは成功します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INQUIRE

属性を照会するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、キュー、名前リスト、プロセス定義、またはキューマネージャーが、後続の MQINQ 呼び出しで使用するために開かれていることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_OUTPUT

メッセージを格納するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、InhibitPut キュー属性が MQQA_PUT_INHIBITED に設定されていても MQOPEN 呼び出しが成功できることを示します (ただし、後続の MQPUT 呼び出しは失敗する)。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_PASS_ALL_CONTEXT

すべてのコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_ALL_CONTEXT オプションが指定されることを示しており、この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

また、true は、MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT は暗黙的に指定されており、明示的に指定する必要はないことも示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_IDENTITY_CONTEXT オプションが指定されることを示します。この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーコンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

true は、MQOO_OUTPUT オプションを指定する必要があることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_RESOLVE_NAMES

MQOO_RESOLVE_NAMES を指定します。ImqQueue クラスの resolved queue manager name および resolved queue name 属性を使用する場合は、true を選択します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT

メッセージの取得時にコンテキストを保存するかどうかを指定します。true は、コンテキストが保存されることを示します。コンテキスト情報はこのキューハンドルに関連付けられ、このハンドルを使って取得されたすべてのメッセージのコンテキストから設定されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET

属性を設定するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、属性を設定するためにキューが開かれており、後続の MQSET 呼び出しでこのキューが使用されることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_ALL_CONTEXT 

すべてのコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、すべてのコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_ALL_CONTEXT オプションが指定されます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、アイデンティティーコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_IDENTITY_CONTEXT オプションを指定できます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。