アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

クライアント (アウトバウンド) モードでの XA トランザクションの実行

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタは、Solaris、AIX、HP-UX、Linux、または Windows で稼働する WebSphere MQ Manager サーバーでの XA トランザクションをサポートします (OS/400 や z/OS ではサポートされない)。Sun Java Composite Application Platform Suite が WebSphere MQ サーバーとは別のコンピュータにインストールされている場合に XA モードを使用するには、Application Server にまず WebSphere MQ ベースクライアントをインストールし、次に WebSphere MQ Extended Transactional クライアントをインストールする必要があります。

XA モードの WebSphere MQ アダプタのトランザクションマネージャーが、Sun Integration Server 内で実行されます。Integration Server (IS) が正しく動作するには、2 つの JAR ファイル com.ibm.mq.jarcom.ibm.mqetclient.jar を、Integration Server のクラスパスに追加する必要があります。

分散 XA トランザクションに関する情報や、XA モードでは発行できない WebSphere MQ API などの制限事項については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ External Transactional Clients』を参照してください。

IBM によれば、WebSphere MQ Extended Transactional クライアントを使用する場合、クライアントアプリケーションが単一スレッド内で一度に接続できるキューマネージャーの数は、1 つだけです。この制限は、WebSphere MQ Extended Transactional クライアントに適用されます。(WebSphere MQ ベースクライアントは単一スレッド内で複数のキューマネージャーに同時に接続できる。)WebSphere MQ アダプタの場合、これは、1 つの配備内では WebSphere MQ 外部システムに接続する XA モードのアウトバウンドアダプタを 1 つしか持てないことを意味します。異なる WebSphere MQ 外部システムに対する複数の XA アウトバウンド接続を用意し、複数の WebSphere MQ キューマネージャーの XA トランザクションを Integration Server のトランザクションマネージャーが処理するのを期待することはできません。