このセクションでは、既存の接続上でビジネスタスク (コラボレーションルール) を実行する TCP/IP サーバーによって使用されるスケジューラを設定します。このスケジューラは、ユーザーが定義した実際のビジネスルールに影響を与えます。
使用可能な J2EE スケジューラは次の 2 つです (表 1–62 の表を参照)。
タイマーサービス: J2EE で使用可能です。このスケジューラは、「固定レートで」、「遅延」、「期間」、および「スケジュール型」プロパティーを使って設定されます。
作業マネージャー: J2EE (JCA 1.5 以上) で使用可能です。このスケジューラは、「遅延」、「期間」、および「スケジュール型」プロパティーを使って設定されます。
どちらのスケジューラも、インバウンド TCP/IP サーバーが必要とする機能を提供します。
TCP/IP HL7 インバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–63 接続マップ - TCPIP インバウンドスケジュール - サービススケジュール
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
このインバウンド通信のスケジューラのタイプを指定します。次の 2 つのオプションがあります。
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「タイマーサービス」または「作業マネージャー」を選択します。使用するコンテナが JCA 作業マネージャーをサポートしていない場合は、「タイマーサービス」を選択します。 |
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タイマーサービスと作業マネージャーの両方に適用されます。タスクが 1 回実行されるようにスケジューリングするか、あるいは繰り返し実行されるようにスケジューリングするかを指定します。
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「1 回」または「繰り返し」を選択します。 |
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タイマーサービスと作業マネージャーの両方に適用されます。タスクが実行されるまでの遅延時間の長さをミリ秒で指定します。 |
タスクが実行されるまでの時間の長さをミリ秒で示す整数。 |
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タイマーサービスと作業マネージャーの両方に適用されます。連続するタスク実行間の一定間隔をミリ秒で指定します。これは、スケジュール型が「繰り返し」の場合に使用されます (表 1–62 の表の「スケジュール型」プロパティーを参照) |
連続するタスク実行間の時間の長さをミリ秒で示す整数。 |
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タイマーサービスだけに固有です。固定レート実行、固定遅延実行のいずれを使用するかを指定します。これは、「タイマーサービス」スケジューラの「繰り返し」スケジュール型で使用されます。
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true または false。true は、固定レート実行が使用されることを示します。false は、固定遅延実行が使用されることを示します。 |