通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

下位層プロトコル

下位層プロトコル (LLP) の設定を提供します。

TCP/IP HL7 インバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–65 接続マップ - 下位層プロトコル

名前 

説明 

必要な値 

LLP タイプ

LLP (Lower Layer Protocol) のタイプを指定します。有効なタイプは次のとおりです。 

  • MLLP (Minimal Lower Layer Protocol)

  • HLLP (Hybrid Lower Layer Protocol)

    使用可能なエンベロープタイプの詳細については、「TCP/IP HL7 アダプタ動作における下位層プロトコル」を参照してください。

  • MLLP v2.0(Minimal Lower Layer Protocol v2.0)

MLLP」、「HLLP」、または「MLLP v2.0」。

MLLP」がデフォルト設定値になります。

開始ブロック文字

開始ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最初のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の VT (10 進の 11) にすべきです。

デフォルト値は 11 です。

終了データ文字

終了データ文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字の 1 つ前の文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。指定可能な範囲は、1 から 127 までです。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の FS (10 進の 28) にすべきです。

デフォルト値は 28 です。

終了ブロック文字

終了ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。HL7 標準に厳格に準拠するには、このパラメータをキャリッジリターン (10 進の 13) に設定する必要があります。

デフォルト値は 13 です。

HLLP チェックサムが有効

HLLP (Hybrid Lower Level Protocol) チェックサムが有効、無効のいずれであるかを指定します。

true または false。true は、HLLP チェックサムが有効であることを示します。 

最大再試行回数

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数の最大値。この回数のあと、アダプタは送信をあきらめます。 

このパラメータは、アウトバウンドモードの HL7 アダプタによって使用されます。 

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数を示す整数。  

デフォルト設定値は 5 です。