通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

転送後 (BatchSFTP の接続マップ)

BatchSFTP の接続マッププロパティーの「転送後」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–37 接続マップ - BatchSFTP - 転送後

名前 

説明 

必要な値 

リモートディレクトリ名

ファイルのリネームまたはコピーの実行場所となる、リモートシステム上のディレクトリの名前 (パス) を指定します。これは、「転送後コマンド」が「リネーム」または「コピー」の場合にのみ使用されます。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。

アウトバウンド (宛先) の場合、ディレクトリがまだ存在していなければ、ディレクトリが作成されます。 

特殊文字を使用できます。たとえば、パターン %f は元の作業ディレクトリ名を意味します。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。

リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

ディレクトリ名。 

リモートディレクトリ名がパターン

次のように、リモートディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモートファイル名

外部システム上のファイル名を指定します。この設定は、「転送後コマンド」パラメータが「リネーム」または「コピー」処理の場合にのみ使用されます。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

特殊文字を使用できます。たとえば、パターン %f は元の作業ファイル名を示します。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。

リモートファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ファイル名。 

リモートファイル名がパターン

次のように、リモートファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    リモートファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモート転送後コマンド

実際のファイル転送の直後に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合にこれを適用すれば、自動バックアップを行う (リネーム) か転送済みのファイルを永続的に破棄する (削除) ことで、そのファイルを「使用済み」としてマークできます。アウトバウンド転送の場合にこれを適用すれば、転送済みのファイルをリネームすることで、ほかのクライアントがそのファイルを使用できるようにすることができます。

  • リネーム: 転送済みファイルの名前を変更します。

  • 削除: 転送済みのファイルを削除します。

  • なし: 何も行いません。


    注 –

    リネーム」でリネーム先のファイルが存在していた場合の動作は、FTP サーバーごとに異なる可能性があります。たとえば、一部の UNIX FTP サーバーでは、追加メッセージが表示されずに宛先のファイルが上書きされます。NT FTP サーバーでは、この処理は失敗し、例外が発行されます。これは、統一された動作を定義しておらず、対応する FTP サーバーに固有の動作に従います。


リネーム」、「削除」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。

ローカルディレクトリ名

リネーム」で使用されるローカルディレクトリ名 (パス) を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 

が実行されます。 

ローカルディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

パス区切り文字を入力する際には、バックスラッシュ「\」の代わりにスラッシュ「/」を使用してください。アダプタは、バックスラッシュを特殊文字として解釈します。たとえば、c:/temp/dir を使用します。

ディレクトリ名。 

ローカルディレクトリ名がパターン

次のように、ローカルディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルファイル名

リネーム」で使用されるローカルファイル名を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 

ローカルファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ファイル名。 

ローカルファイル名がパターン

次のように、ローカルファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカル転送後コマンド

実際のファイル転送の直後に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合、

自動バックアップを行う (リネーム) かターゲットファイルを永続的に破棄する (削除) ことで、そのファイルを「使用済み」としてマークできます。

アウトバウンド転送の場合、ターゲットファイルをリネームすることで、ほかのクライアントからそのファイルを使用できるようにすることができます。オプションは次のとおりです。 

  • リネーム: ターゲットファイルの名前を変更します。

  • 削除: ターゲットファイルを削除します (インバウンド転送の場合のみ)。

  • なし: 何も行いません。


    注 –

    「ローカルディレクトリ名」および「ローカルファイル名」プロパティーで指定されるファイルが存在している場合、「リネーム」はそのファイルを上書きします。


リネーム」、「削除」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。