通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

TCPIP アウトバウンド設定 - 接続の確立

クライアント接続の確立」プロパティーは、接続の確立を制御するために使用される構成パラメータをいくつか定義します。

TCP/IP アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、表 1–92 に示す最上位パラメータが含まれています。


注 –

このセクションが使用されるのは、「接続タイプ」が「クライアント」に設定されている場合だけです。


表 1–92 接続マップ - TCPIP アウトバウンド設定 - クライアント接続の確立

名前 

説明 

必要な値 

接続試行までの待機時間

外部システムへの接続を試みるまでにアダプタが待機する時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 

アダプタが接続を試みるまでの待機時間の長さ (ミリ秒) を示す数値。 

デフォルト設定は 0 です。

新しい接続を常に作成

アダプタが接続確立要求の受信時に常に新しい接続の作成を試みるかどうかを指定します。 

  • true は、アダプタが既存接続のマッチングを行わないで常に新しい接続の作成を試みることを示します。

  • false は、アダプタがコンテナによって管理されている既存接続のマッチングを試みることを示します。

true または false

デフォルト設定は false です。

マッチングエラー時に自動再接続

アダプタが条件に一致する接続をコンテナから取得したが、その接続が、外部アプリケーションのロジックのために外部側の接続がクローズ/リセットされるなど、さまざまな理由により有効でなくなっていた場合に、再接続を自動的に試みるかどうかを指定します。 

このプロパティーが有効になるのは、インテグレーションサーバーの接続プール内に既存の接続が存在している場合だけであり、プールが空の場合の初期トリガー中には有効になりません。 

  • true は、アダプタが条件に一致する無効な接続を破棄し、新しい接続を使って自動的に再接続を試みることを示します。

  • false は、アダプタが新しい接続を使って自動的に再接続を試みないことを示します。代わりに、例外がスローされ、アダプタから適切な警告が発行されます。ユーザーはこのタイプの障害を検出し、適切なアクションを実行する必要があります。

true または false

デフォルト設定は true です。

接続の最大再試行回数

アダプタが特定の外部 TCP/IP 宛先 (ホスト/ポート) への接続を試みる最大回数を指定します。この回数を超えるとアダプタは接続をあきらめます。 

アダプタが接続を試みる回数を示す整数。 

接続再試行間隔

特定の外部 TCP/IP 宛先 (ホスト/ポート) への複数の接続試行間でのアダプタの待機時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 

複数の接続試行間でのアダプタの待機時間の長さをミリ秒で示す整数。デフォルト設定は 30000 (つまり 30 秒) です。