5.1.X で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。最後のレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、それまでのレコードはすべて挿入済みになっています。これは、NoTransaction サポートの動作です。
6.0 で、テーブルに新規レコードを 5 件挿入します。いずれかのレコードの挿入に失敗した場合 (重複するキーが存在した場合など)、ほかの 4 件のレコードは挿入されません。これは、LocalTransaction の動作です。
5.1.X バージョンと同じ結果を実現するには、次のいずれかの方法を選択できます。
接続マップで、データベース外部アプリケーションへのリンクを削除したあと、そのリンクを接続し直して「NoTransaction」を選択します。
「環境」の下で、データベース外部システムの「NoTransaction」プロパティーを入力します。
プロジェクトを再構築します。
次の図は、5.1.3 と 6.0 の間、5.0.5 と 6.0 の間でそれぞれどのトランザクションサポートレベルが変更されたのかを示したものです。ICAN version 5.0.5 および Java CAPS 6.0 から移行する場合、変更はありません。
前述のシナリオで、LocalTransaction 用の 6.0 動作が必要な場合には、アダプタ接続を「アウトバウンド Sybase 非トランザクションアダプタ (NoTransaction)」に設定してください。
構成プロパティーウィンドウが開き、アダプタのデフォルトプロパティーが表示されます。