次のリストは、レコード処理 OTD のこれらの主要ノードについて、その機能などを説明しています。
BatchRecord: OTD のルートノードを表します。
Configuration: このノード内の各サブノードは、アダプタの設定パラメータに対応し、対応する設定情報を含みます。ただし、Parse または Create パラメータを除きます。詳細は、BatchRecord の接続マッププロパティーを参照してください。
InputStreamAdapter および OutputStreamAdapter: OTD のデータストリーミング機能を使用および制御できます。その処理については、「コンポーネント間でのデータのストリーミング」を参照してください。
データは、Payload ノードを使用するか、またはデータストリーミング (InputStreamAdapter および OutputStreamAdapter ノード) を使用して転送できますが、同じ OTD 内で両方の方法を使用することはできません。
レコード処理 OTD の場合、これらの設定ノードは読み取り専用です。これらのノードは、実行時に設定情報にアクセスしたり、確認したりすることのみを目的として提供されています。
Record: 次のいずれかを表すプロパティーノードです。
get() の呼び出しが成功した場合に、このメソッドを介して取得されたばかりの現在のレコード
put() が呼び出されたときに、データペイロードに追加される現在のレコード
Payload: 解析中または作成中のデータペイロードのバイト配列を含むインメモリーバッファー。
どんな場合でもバイト配列を使用することをお勧めします。バイト配列を使用しないと、データを失うことがあります。
put(): 現在 Record ノードにあるすべてをデータペイロードに追加します。呼び出しが成功すると、このメソッドは true を返します。
get(): データペイロード (またはストリーム) から次のレコードを取得し、Record ノードに取得したレコードを取り込みます。呼び出しが成功すると、get() は true を返します。
finish(): put() と get() の両方に対して、解析ループまたは作成ループのいずれかが正常に完了したことを示すことができます。
エラーを示し、OTD で不要な内部データ構造をクリーンアップできるようにするには、reset() を使用します。