データベースアダプタ用 OTD の開発

VSAM OTD の作成

VSAM アダプタ用の新しい OTD を作成するには、次の手順を実行する必要があります。

ウィザードタイプの選択

新規オブジェクト型定義ウィザードで、OTD の構築に必要なウィザードのタイプを選択します。

ProcedureVSAM データベース OTD ウィザードを選択する

  1. プロジェクトツリーで、プロジェクトを右クリックし、ショートカットメニューから「新規」 > 「オブジェクト型定義」の順に選択します。「ウィザードタイプの選択」ページに、使用可能な OTD ウィザードが表示されます。

  2. 「新規オブジェクト型定義ウィザード」ウィンドウで、「VSAM データベース」を選択し、「次へ」をクリックします 図 1–26 を参照してください。

    図 1–57 OTD ウィザードの選択

    OTD ウィザードの選択

データベースへの接続

「接続情報」フレーム内で、VSAM データベースの接続情報を入力します。

必須のデータベース接続フィールドは次のとおりです。

データベースオブジェクトの選択

OTD に含める VSAM データベースオブジェクトのタイプを選択します。

Procedureデータベースオブジェクトを選択する

  1. データベースオブジェクトを選択するときに、OTD ファイルに含めるテーブルビュー事前定義文を自由に組み合わせて選択できます。「次へ」をクリックして続行します (次の図を参照)。


    注 –

    ビューは読み取り専用であり、情報提供のみを目的としています。


    図 1–58 データベースオブジェクトの選択

    データベースオブジェクトの選択

テーブル/ビュー/エイリアスの選択

OTD で必要なテーブルまたはビューのタイプを選択します。


注 –

現在のリリースの VSAM アダプタではエイリアスはサポートされません。


Procedureテーブルおよびビューを選択する

  1. テーブル/ビュー/エイリアスの選択」ウィンドウで、「追加」をクリックします (次の図を参照)。

    図 1–59 テーブル/ビュー/エイリアスの選択

    テーブル/ビュー/エイリアスの選択

  2. テーブルの追加」ウィンドウで、選択条件として「テーブルのみ」、「ビューのみ」、「両方」のいずれかを選択し、さらに、システムテーブルを含めるかどうかを指定します。

  3. テーブル/ビュー名のドロップダウンリストから、データベーステーブルの場所を選択し、「検索」をクリックします (次の図を参照)。

    図 1–60 データベースウィザード - すべてのスキーム

    データベースウィザード - すべてのスキーム

  4. 目的のテーブルを選択し、「了解」をクリックします。

    選択したテーブルが、「選択されたテーブル/ビュー/エイリアス」セクションに追加されます (次の図を参照)。

    図 1–61 「選択されたテーブル/ビュー/エイリアス」ウィンドウと選択されたテーブル

    「選択されたテーブル/ビュー/エイリアス」ウィンドウと選択されたテーブル

  5. 選択されたテーブル/ビュー/エイリアス」セクションで、選択されたテーブルを確認します。選択されたテーブルまたはビューに変更を加える場合は、「変更」をクリックします。何も変更を加えない場合は、「次へ」をクリックして続行します。

  6. テーブル/ビューの列」ウィンドウで、テーブルの列を選択または選択解除できます。また、各テーブルのデータ型を変更するには、そのデータ型を強調表示させて、ドロップダウンリストから別のデータ型を選択します。テーブルの列を変更する場合は、「変更」をクリックします (次の図を参照)。

    ドライバがデータ型を検出できない場合、通常はデータ型として「その他」が表示されます。その場合は、列データのタイプに適したデータ型に変更することをお勧めします。

    図 1–62 テーブル/ビューの列

    テーブル/ビューの列

  7. データ型、精度/長さ、またはスケールを変更するには、「詳細」をクリックします。テーブルの選択が完了したら、「了解」をクリックします。通常は、何も変更する必要はありません (次の図を参照)。

    図 1–63 テーブル/ビューの列: 詳細

    テーブル/ビューの列: 詳細

事前定義文の追加

事前定義文オブジェクトを OTD に追加します。


注 –

事前定義文を使用するときは、ResultsAvailable() メソッドは常に true を返します。このメソッドは使用可能ですが、while ループでは使用しないでください。while ループで使用すると、実行時に無限ループに入ってしまい、システムのすべての CPU が停止状態になります。使用する場合は、if 文でのみ使用してください。


Procedure事前定義文を追加する

  1. 事前定義ステートメントの追加」ウィンドウで、「追加」をクリックします。

    図 1–64 事前定義ステートメント

    事前定義ステートメント

  2. 事前定義文の名前を入力するか、または「SQL ステートメント」ウィンドウ内でクリックして SQL 文を作成します。デフォルトユーザー名以外のユーザー名で VSAM データベースにログインしている場合は、SQL 事前定義文にテーブルスキーマ名を入力してください。文の作成が完了したら、「名前をつけて保存」をクリックして文の名前を指定します。

    この名前は、OTD のノードとして表示されます。「了解」をクリックします (次の図を参照)。

    図 1–65 事前定義 SQL ステートメント

    事前定義 SQL ステートメント

  3. 事前定義ステートメントの追加」ウィンドウに、事前定義文に割り当てた名前が表示されます。パラメータを編集するには、「パラメータの編集」をクリックします。データ型を変更するには、「タイプ」フィールドをクリックして、リストから別のタイプを選択します。

  4. 文にパラメータを追加する場合は、「追加」をクリックします。また、パラメータを削除する場合は、その行を強調表示させて「削除」をクリックします。「了解」をクリックします。

    図 1–66 事前定義ステートメントパラメータの編集

    事前定義ステートメントパラメータの編集

  5. ResultSet 列を編集するには、「ResultSet 列の編集」をクリックします。「ResultSet 列」ウィンドウが表示されます (次の図を参照)。

    図 1–67 ResultSet 列

    ResultSet 列

  6. 新しい ResultSet 列を追加するには、「追加」をクリックします。名前およびタイプも編集可能です。

  7. 「了解」をクリックして「事前定義ステートメントの追加」ウィンドウに戻ります。

OTD 名の指定

Java CAPS IDE に表示する OTD の名前を指定します。

ProcedureOTD 名を指定する

  1. OTD の名前を入力します。OTD には、選択されたテーブルと、生成されたクラスのパッケージ名が含まれます (次の図を参照)。

    図 1–68 OTD 名の指定

    OTD 名の指定

  2. 次へ」をクリックします。

選択内容の確認

新しい OTD に関する選択内容を確認します。

ProcedureOTD の選択内容を確認する

  1. OTD の概要を確認します。間違った内容がある場合は、「戻る」をクリックし、その情報を修正します。

  2. OTD の情報に問題がない場合は、「完了」をクリックして OTD の生成を開始します (次の図を参照)。

    結果の OTD が Java CAPS IDE に表示されます。

    図 1–69 データベースウィザード - 概要

    データベースウィザード - 概要