Java CAPS の JBI コンポーネントの管理

管理コンソールによる JBI コンポーネントの管理

Sun Java System (GlassFish) Application Server には、管理コンソールという Web ブラウザベースの管理ツールが含まれています。管理コンソールを使用して、ドメインの起動と停止、サーバーの設定、アプリケーションの配備などを行えます。管理コンソールでは、管理タスクの実行を支援するためのコンテキスト依存型ヘルプを利用できます。

管理コンソールの起動

NetBeans から管理コンソールを起動するには、「サービス」ウィンドウで「サーバー」の下の Sun Java System Application Server (「GlassFish V2」) ノードを右クリックし、ポップアップメニューから「管理コンソールを表示」を選択します。

アプリケーションサーバーを実行しているコンピュータ上にある Web ブラウザから管理コンソールを起動するには、Web ブラウザを開いて「 http://localhost:4848/」と入力します。これは設定されているデフォルトです。アプリケーションサーバーのインストール時に別のポートを指定した場合は、そのポート番号を使用します。

アプリケーションサーバーをホストしていないコンピュータで管理コンソールを起動するには、Web ブラウザを開いて「http://<hostname>:<port> 」という Web アドレスを入力します。hostname は、アプリケーションサーバーを実行しているコンピュータの名前、port はサーバーのポート番号です。

正常に接続できたら、アプリケーションサーバーをインストールしたときに指定したユーザー名とパスワードを入力します。管理コンソールのデフォルトのユーザー名とパスワードは、admin (ユーザー名) と adminadmin (パスワード) です。

管理コンソールでの JBI コンポーネントの管理

管理コンソールの左区画で、JBI 管理用の画面を表示する JBI ノードを選択します。アプリケーションサーバーツリーで各種の JBI ノードを選択することにより、JBI 管理画面を開いて、次の表に示すタスクを実行できます。

JBI ノード (選択ノード) 

コンソール画面  

使用できる機能 

JBI 

全般 (タブ) 

インストールされている JBI 実行時コンポーネントの概要と、各種コンポーネントの画面へのリンクが表示されます。 

設定 (タブ) 

JBI ランタイムを設定します。JBI コンポーネントおよびライブラリのインストールと操作、JBI サービスアセンブリの配備と操作などを行います。 

ログ (タブ) 

JBI システム実行時ロガーを設定します。個々のロガーのログレベルを指定します。  

監視 (タブ) 

JBI 実行時フレームワークおよび正規化メッセージルーターの実行時監視統計情報を表示します。 

サービスアセンブリ 

サービスアセンブリ 

JBI サービスアセンブリを管理します。配備、配備の取り消し、開始、停止、シャットダウンなどの機能があり、各サービスアセンブリの現在の状態を表示できます。 

特定のサービスアセンブリ (「サービスアセンブリ」ノードの下で特定のサービスアセンブリを選択) 

次の 3 つのタブで操作を行います。

  • 全般: JBI サービスアセンブリの詳細を表示します。

  • 記述子: JBI アーカイブメタデータ 'jbi.xml' の内容を表示します。

  • 監視: サービスアセンブリの統計情報を表示します。

コンポーネント 

コンポーネント 

JBI 結合コンポーネントとサービスエンジンを管理します。インストール、アンインストール、アップグレード、開始、停止、シャットダウンなどの機能があり、各コンポーネントの現在の状態を表示できます。 

特定の結合コンポーネントまたはサービスエンジン (「コンポーネント」ノードの下で特定のコンポーネントを選択) 

次の 7 つのタブで操作を行います。

  • 全般: JBI 結合コンポーネントまたはサービスエンジンの詳細を表示します。

  • 設定: コンポーネントに応じたプロパティーを設定します。コンポーネントの中には設定プロパティーを持たないものもあります。

  • アプリケーション: ユーザー指定のアプリケーション設定またはアプリケーション変数を選択または作成できます。

  • 記述子: JBI アーカイブメタデータ 'jbi.xml' の内容を表示します。

  • ロガー: JBI コンポーネントのロガーを管理します。個々のロガーのログレベルを指定します。

  • 監視: サービスアセンブリの統計情報を表示します。

  • ライブラリ: このコンポーネントで必須のインストール済み共用ライブラリを表示します。

共用ライブラリ  

共用ライブラリ 

JBI 共用ライブラリを管理します。インストールとアンインストールの機能があり、インストール済みライブラリの説明が表示されます。 

 

特定の共用ライブラリ (「共用ライブラリ」ノードの下で特定の共用ライブラリを選択) 

次の 3 つのタブで操作を行います。

  • 全般: JBI 共用ライブラリの詳細を表示します。

  • 記述子: JBI アーカイブメタデータ 'jbi.xml' の内容を表示します。

  • コンポーネント: この共用ライブラリを必須とするコンポーネントを表示します。

カスタム MBean 

カスタム MBean 

サーバーに配備されているカスタム MBean を管理します。配備、配備取り消し、有効化の機能があり、配備されている MBean の名前、実装クラス名、状態が表示されます。 

管理コンソールの使用の詳細については、『Sun Java System Application Server 9.1 クイックスタートガイド』(http://docs.sun.com/app/docs/doc/820-3028?l=ja) を参照してください。