Sun Cluster Geographic Edition Oracle Data Guard 向けデータ複製ガイド

Oracle Data Guard 保護グループ構成をパートナークラスタに複製する

両方のクラスタでデータ複製、リソースグループ、およびリソースの構成を行う前またはあとに、保護グループの構成をパートナークラスタに複製できます。

ProcedureOracle Data Guard 保護グループ構成をパートナークラスタに複製する方法

始める前に

Oracle Data Guard 保護グループ構成をパートナークラスタに複製する前に、次の条件が満たされていることを確認します。

  1. phys-newyork-1 にログインします。

    この手順を完了するには、ユーザーに Geo Management RBAC 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。 RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループ構成をパートナークラスタに複製します。


    phys-newyork-1# geopg get -s partnershipname ODGprotectiongroup
    
    -s partnershipname

    どのパートナーシップから保護グループ構成情報を取得するかを指定します。

    ODGprotectiongroup

    保護グループの名前を指定します。

    geopg get コマンドは、リモートクラスタから保護グループの構成情報を取得して、その保護グループをローカルクラスタ上に作成します。


    注 –

    geopg get コマンドは、Sun Cluster Geographic Edition に関連するエンティティーを複製します。Sun Cluster エンティティーを複製する方法については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』「リソースグループ、リソースタイプ、およびリソースの構成データを複製およびアップグレードする」を参照してください。



例 2–9 Oracle Data Guard 保護グループ構成をパートナークラスタに複製する

この例では、sales-pg の構成を cluster-newyork に複製する方法を示します。


# rlogin phys-newyork-1 -l root
phys-newyork-1# geopg get -s paris-newyork-ps sales-pg

この例では、リモートクラスタ cluster-paris から取得された保護グループの構成情報を、ローカルクラスタ cluster-newyork 上のデータ複製サブシステムで検証します。