Sun Cluster Geographic Edition Oracle Data Guard 向けデータ複製ガイド

Oracle Data Guard 保護グループを再同期する

ローカル保護グループの構成情報は、パートナークラスタから取得した構成情報と再同期させることができます。再同期のコマンドを実行したクラスタでは、そのクラスタ独自のパートナークラスタの保護グループ構成は削除されます。保護グループを再同期する必要があるかどうか判断するには、geoadm status コマンドを使用します。保護グループの Synchronization パラメータの値が Error と示されている場合は、保護グループを再同期する必要があります。

たとえば、クラスタの起動後に保護グループの再同期が必要となることがあります。詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「クラスタの起動」を参照してください。

保護グループを再同期させると、Sun Cluster Geographic Edition に関連するエンティティーだけが更新されます。Sun Cluster エンティティーを更新する方法については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』「リソースグループ、リソースタイプ、およびリソースの構成データを複製およびアップグレードする」を参照してください。

ProcedureOracle Data Guard 保護グループを再同期する方法

始める前に

geopg update コマンドを実行するクラスタ上の保護グループを無効にする必要があります。

  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を完了するには、ユーザーに Geo Management RBAC 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。 RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループを再同期させます。


    phys-node-n# geopg update protectiongroupname
    

例 2–16 Oracle Data Guard 保護グループを再同期する

この例では、保護グループの再同期方法を示します。


phys-paris-1# geopg update sales-pg