ローカル保護グループの構成情報は、パートナークラスタから取得した構成情報と再同期させることができます。再同期のコマンドを実行したクラスタでは、そのクラスタ独自のパートナークラスタの保護グループ構成は削除されます。保護グループを再同期する必要があるかどうか判断するには、geoadm status コマンドを使用します。保護グループの Synchronization パラメータの値が Error と示されている場合は、保護グループを再同期する必要があります。
たとえば、クラスタの起動後に保護グループの再同期が必要となることがあります。詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「クラスタの起動」を参照してください。
保護グループを再同期させると、Sun Cluster Geographic Edition に関連するエンティティーだけが更新されます。Sun Cluster エンティティーを更新する方法については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「リソースグループ、リソースタイプ、およびリソースの構成データを複製およびアップグレードする」を参照してください。
geopg update コマンドを実行するクラスタ上の保護グループを無効にする必要があります。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を完了するには、ユーザーに Geo Management RBAC 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。 RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
保護グループを再同期させます。
phys-node-n# geopg update protectiongroupname |
この例では、保護グループの再同期方法を示します。
phys-paris-1# geopg update sales-pg |