スタンバイクラスタに主クラスタの処理を引き受けさせるためには、次の条件が満たされている必要があります。
クラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが稼働中である。
クラスタがパートナーシップのメンバーである。
スタンバイクラスタ上で保護グループの Configuration の状態が OK に設定されている。
スタンバイクラスタ内のノードの 1 つにログインします。
この手順を完了するには、ユーザーに Geo Management RBAC 権利プロファイルが割り当てられている必要があります。 RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
テイクオーバーを開始します。
phys-node-n# geopg takeover [-f] protectiongroupname |
ユーザーに確認することなく、強制的にコマンドを実行します。
保護グループの名前を指定します。
この例では、sales-pg を、スタンバイクラスタ cluster-newyork によって強制的にテイクオーバーする方法を示します。
ノード phys-newyork-1 はスタンバイクラスタの 1 番目のノードです。どのノードが phys-newyork-1 かを確認する場合は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition クラスタ構成の例」 を参照してください。
phys-newyork-1# geopg takeover -f sales-pg |
テイクオーバー後の主クラスタとスタンバイクラスタの状態については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の付録 C「テイクオーバー後の状態」を参照してください。