URL をマッピングするには、URL プレフィックスとマッピング先を指定します。次の節では、さまざまな種類の URL のマッピングについて説明します。次の種類の URL のマッピングを作成できます。
通常のマッピングは、URL プレフィックスを別の URL プレフィックスにマップします。 たとえば、プロキシが http://www.example.com で始まる要求を取得する場合は常に、特定の URL に移動するようにプロキシを設定できます。
逆マッピングは、リダイレクトされる URL プレフィックスを別の URL プレフィックスにマップします。逆マッピングは、内部サーバーがドキュメントをプロキシに送信するのではなく、リダイレクトされた応答を送信する場合に、逆プロキシとともに使用されます。詳細は、第 14 章逆プロキシの使用を参照してください。
正規表現は、式に一致するすべての URL を 1 つの URL にマップします。たとえば、.*job.* に一致するすべての URL を特定の URL、たとえば、ユーザーが ProxyServer を使用して特定の URL を表示できない理由を説明する URL にマップします。
クライアントの自動設定は、URL を Proxy Server に格納された特定の .pac ファイルにマップします。自動設定ファイルについては、第 17 章クライアント自動設定ファイルの使用を参照してください。
プロキシ配列テーブル (PAT) は、URL を Proxy Server に格納された特定の .pat ファイルにマップします。このタイプのマッピングは、マスタープロキシからのみ作成することをお勧めします。PAT ファイルとプロキシ配列については、「プロキシ配列を経由したルーティング」を参照してください。
URL にアクセスするクライアントは、同じサーバー上または別のサーバー上の異なる場所に送られます。リソースを移動した場合、または末尾にスラッシュを付けずにディレクトリにアクセスするとき、関連するリンクの整合性を維持する必要がある場合に、この機能が役立ちます。
たとえば、hi.load.com と呼ばれる負荷の高い Web サーバーを、mirror.load.com と呼ばれる別のサーバーにミラー化する場合を考えてみます。hi.load.com コンピュータに移動する URL については、mirror.load.com コンピュータを使用するように Proxy Server を設定できます。
ソース URL プレフィックスのエスケープを解除する必要がありますが、宛先 (ミラー) URL では、HTTP 要求内の禁止文字のみエスケープする必要があります。
プレフィックスでは、決して末尾にスラッシュを使用しないでください。
サーバーマネージャーにアクセスし、「URLs」タブをクリックします。
「Create Mapping」リンクをクリックします。
「Create Mapping」ページが表示されます。
作成するマッピングの種類を選択します。
「Regular Mappings」:このオプションを選択した場合、ページ下部に次のオプションが表示されます。
「Rewrite Host」:to パラメータで指定されたホストに一致するように Host HTTP ヘッダーを書き換えるかどうかを指定します。
「Reverse Mappings」:リダイレクトされる URL プレフィックスを別の URL プレフィックスにマップします。このオプションを選択した場合、ページ下部に次のオプションが表示されます。
「Rewrite Content Location」:コンテンツ位置 HTTP 応答ヘッダーを書き換えるかどうかを指定します。
「Rewrite Headername」:headername HTTP 応答ヘッダーを書き換えるかどうかを指定するチェックボックスを選択します。headername はユーザー定義のヘッダー名。
「Regular Expressions」:式に一致するすべての URL を 1 つの URL にマップします。正規表現の詳細については、第 16 章テンプレートとリソースの管理を参照してください。
「Client Autoconfiguration」:URL を Proxy Server に格納された特定の .pac ファイルにマップします。自動設定ファイルについては、第 17 章クライアント自動設定ファイルの使用を参照してください。
「Proxy Array Table (PAT)」: URL を Proxy Server に格納された特定の .pat ファイルにマップします。このタイプのマッピングは、マスタープロキシからのみ作成することをお勧めします。PAT ファイルとプロキシ配列については、第 12 章キャッシュの「プロキシ配列を経由したルーティング」を参照してください。
マップソースのプレフィックスを入力します。
通常マッピングと逆マッピングの場合、このプレフィックスは置き換える URL の一部になります。
正規表現マッピングの場合、URL プレフィックスは一致させるすべての URL を表す正規表現である必要があります。また、マッピングにテンプレートを選択する場合、正規表現はテンプレートの正規表現内の URL についてのみ機能します。
クライアントの自動設定マッピングとプロキシ配列テーブルマッピングの場合、URL プレフィックスは、クライアントがアクセスする完全な URL になります。
マップ先を入力します。
クライアントの自動設定およびプロキシ配列テーブルを除くすべてのマッピングの場合、この宣言はマップ先の完全な URL になります。クライアントの自動設定マッピングの場合、この値は Proxy Server のハードディスク上にある .pac ファイルへの絶対パスになります。プロキシ配列テーブルマッピングの場合、この値はマスタープロキシのローカルディスク上にある .pat ファイルへの絶対パスになります。
ドロップダウンリストからテンプレート名を選択します。あるいはテンプレートを適用しない場合は、値を「NONE」のままにします。
「了解」をクリックし、マッピングを作成します。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。