OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル

緊急時の手順

一部の OpenBoot システムはシステムのキーボード上でキーを組み合わせて押すことによって、OpenBoot のコマンド機能を提供します。

表 C-1に、SPARC 互換システムが提供するキーボードコードについて説明します。これらのコマンドのどれを実行するときも、システムに電源を投入した直後に対応のキーを、キーボードの LED が点灯するまで押し続けてください。

表 C-1 SPARC 互換キーボードコード

コマンド 

説明 

 Stop

POST をします。このコマンドはセキュリティーモードには依存しません。 (注 : 一部のシステムはデフォルトで POST を省略します。そのような場合は、「 Stop-D 」を使用して POST を起動してください。)

 Stop-A

強制終了させます。 

 Stop-D

診断モードに入ります ( diag-switch?true に設定します)。

 Stop-F

プローブを行わず、ttya で FORTH に入ります。 fexit を使用して初期設定処理を続けます。ハードウェアが壊れている場合に効果があります。

 Stop-N

NVRAM の内容をデフォルト設定に戻します。 


注 -

これらのコマンドは、PROM セキュリティーがオンの場合は使用不可になります。また、システムが full セキュリティーを有効にしている場合も、ok プロンプトを表示できるパスワードがなければ、上記のコマンドはどれも使えません。