一部の OpenBoot システムはシステムのキーボード上でキーを組み合わせて押すことによって、OpenBoot のコマンド機能を提供します。
表 C-1に、SPARC 互換システムが提供するキーボードコードについて説明します。これらのコマンドのどれを実行するときも、システムに電源を投入した直後に対応のキーを、キーボードの LED が点灯するまで押し続けてください。
表 C-1 SPARC 互換キーボードコード
コマンド |
説明 |
---|---|
Stop |
POST をします。このコマンドはセキュリティーモードには依存しません。 (注 : 一部のシステムはデフォルトで POST を省略します。そのような場合は、「 Stop-D 」を使用して POST を起動してください。) |
Stop-A |
強制終了させます。 |
Stop-D |
診断モードに入ります ( diag-switch? を true に設定します)。 |
Stop-F |
プローブを行わず、ttya で FORTH に入ります。 fexit を使用して初期設定処理を続けます。ハードウェアが壊れている場合に効果があります。 |
Stop-N |
NVRAM の内容をデフォルト設定に戻します。 |
これらのコマンドは、PROM セキュリティーがオンの場合は使用不可になります。また、システムが full セキュリティーを有効にしている場合も、ok プロンプトを表示できるパスワードがなければ、上記のコマンドはどれも使えません。