共通デスクトップ環境 (CDE) は、Motif ベースの上級デスクトップに簡単に使用できるインタフェースを提供します。最新の CDE リリースには、デスクトップの生産性、相互運用性、およびデスクトップ管理を拡張する新しい包括的な機能が含まれます。
PDA の同期 (PDA Sync) アプリケーションを使用すると、デスクトップのカレンダ、メール、メモ、アドレス帳のような Sun アプリケーションのデータと、ユーザーの PDA (携帯情報端末) 上の類似アプリケーションのデータを同期させることができます。PDA Sync ソフトウェアを使用して、ワークステーションまたはサーバーからアプリケーションやデータベースを PDA にインストールすることもできます。PDA Sync は、Palm OS 互換のデバイスをサポートします。
PDA Sync アプリケーションについては、PDA Sync ソフトウェアのヘルプ情報を参照してください。
この機能は、Solaris 7 - 11/99 リリースで初めてサポートされました。
ホットキーエディタは、特定のファンクションキーに一連のコマンドをあらかじめ設定することにより、実行可能ファイルや CDE アクションの実行のような繰り返しの多いタスクを自動化するために使用します。ホットキーエディタは、新しいホットキーを作成、編集、削除する機能のほか、キーの名称、状況、および機能が示されたホットキーリストを表示できる GUI を提供します。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Java 技術を利用したアプリケーションである Java Media Framework (JMF) は、MPEG1、MPEG2、Quicktime、および AVI に高品質のストリーミングビデオファイル形式を提供するとともに、MIDI にオーディオサポートを提供します。この機能により、ビデオ作成やブロードキャスト機能をリアルタイムで利用できます。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
CDE には現在、audiocontrol の後継である新しい GUI ツール sdtaudiocontrol が含まれます。sdtaudiocontrol はオーディオミキサー機能を使用しており、次の機能も提供します。
オーディオミキサーを有効または無効にするグラフィカルな方法
各アプリケーションに対するボリューム制御とバランス制御
混合オーディオに対するボリューム制御とバランス制御 (オーディオミキサーが有効な場合)
入力ポートと出力ポートを有効または無効にする制御
オーディオを使用する各アプリケーションおよびオーディオハードウェアの状態情報の表示
「SPARC: オーディオミキサー」も参照してください。
SunPCi 版 PC launcher を使用すると、関連する Windows アプリケーションとファイルを自動的に起動し、シームレスなアクセスと権限を取得して一般に使用されているさまざまな形式の PC ファイルやアタッチメントを即座に表示、編集、または印刷できます。PC launcher を Solaris デスクトップに組み込むと、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Lotus 1-2-3、および AutoCAD アプリケーションで作成したアタッチメントとファイルを共有できます。
この機能は、Solaris 7 - 5/99 リリースで初めてサポートされました。
Netscape Application Launcher を使用すると、Netscape アプリケーション (Composer など) に関連付けられた Netscape ファイルに簡単にアクセスして自動的に起動できます。この機能により Netscape 環境全体を実行する必要がなくなり、Netscape アプリケーションのアクセスが簡易化されます。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この機能は、Solaris 7 - 11/99 リリースで初めてサポートされました。
印刷クライアントを使用すると、システム管理者の手を借りずにユーザー自身で複数のプリンタとデフォルトプリンタを簡単に構成できます。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
sdtimage 機能によって、コマンド行にコマンドを入力してから簡単にすばやく画面のスナップショットを取ることができます。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
CDE は、スマートカードによる認証セキュリティ技術をサポートするようになりました。保護されたシステム上の CDE にログインする場合や、画面ロック後ログインする場合、スマートカードを取り出したあと再度認証を行う場合などに、ユーザーはスマートカードを使用して自己を証明できます。CDE は、外付けおよび内蔵のスマートカードデバイスをサポートします。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ツールチップ機能は、カーソルをアイコンの上に置いたときに、アイコンの機能についての説明を表示するバルーンヘルプを提供します。Solaris 8 では、カーソルをアイコンに合わせると、アイコンの機能が表示されるようになりました。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この機能は、Solaris 7 - 3/99 リリースで初めてサポートされました。
拡張されたこの新しいバージョンの X サーバーは、生産性とモビリティを向上させる主要な機能を含んでいます。これらの新しい機能を次に示します。
任意のブラウザベースデスクトップにおける Web 対応 X アプリケーションのアクセス。インターネットまたはイントラネットを介して社内の X アプリケーションにアクセスできます。
複数のモニターでイメージを表示できる単一の論理画面イメージサポート Xinerama
X Print サポート
アイコン化されたカラーマップフラッシュ現像 Color Utilization Policy (CUP)
電源管理システムのサポート
新しい API と文書を含む Developer Toolkit
この機能は、Solaris 7 - 11/99 リリースで初めてサポートされました。
この機能は、デスクトップカスタマイズのための統一的で一貫した拡張性のある起動パッド (色、フォント、背景、アプリケーションマネージャなどのデスクトップ制御など) を提供します。