Solaris 8 リリースのシステムファイルとディレクトリの多くは、デフォルトの所有権が以前のリリースとは異なり、アクセス権もより厳密なものになっています。デフォルトの所有権とアクセス権の変更を次に示します。
ファイルとディレクトリのデフォルトの所有権は、bin から root に変更されました。
これまでデフォルトアクセス権が 775 であったファイルとディレクトリは、Solaris 8 では 755 になりました。
これまでデフォルトアクセス権が 664 であったファイルとディレクトリは、Solaris 8 では 644 になりました。
システムのデフォルトの umask は 022 です。
Solaris 8 リリースを使用したシステムに追加するパッケージを作成する場合は、次の点を考慮してください。
すべてのファイルとディレクトリのデフォルトの所有者はスーパーユーザーでなければなりません。
ディレクトリと実行可能ファイルのデフォルトのアクセス権は 555 または 755 でなければなりません。
通常のファイルのデフォルトのアクセス権は 644 または 444 でなければなりません。
所有者がスーパーユーザーでないかぎり、set-uid ファイルと set-gid ファイルに対して所有者が書き込みを行うことはできません。
これらの変更は、このリリースのすべてのファイルとディレクトリに適用されるわけではありません。たとえば、OpenWindows または CDE のファイルとディレクトリには適用されません。