Solaris 8 のインストール (上級編)

NIS+ を使ってロケールを事前設定する方法

この手順は、NIS+ ドメインが設定されていると仮定しています。NIS+ ドメインの設定方法は、『Solaris ネーミングの管理』で説明しています。

  1. ネームサーバーに、スーパーユーザーまたは NIS+ admin グループのユーザーとしてログインします。

  2. 次の nistbladm コマンドを入力します。


    # nistbladm -D access=og=rmcd,nw=r -c locale_tbl name=SI,nogw= locale=, 
    nogw= comment=,nogw= locale.org_dir.`nisdefaults -d`
    

    locale テーブルが作成されます。

  3. 次の nistbladm コマンドを入力して locale テーブルにエントリを追加します。


    # nistbladm -a name=domain_name locale=locale comment=comment 
    locale.org_dir.`nisdefaults -d`
    

    domain_name

    ドメイン名または特定のシステム名。これはデフォルトロケールを事前設定する対象となる 

    locale

    システムにインストールし、システムのリブート後にデスクトップ表示で使用するロケール。使用できるロケール値のリストについては、付録 B 「言語とロケールの値」 を参照

    comment

    コメントフィールド。複数の単語を使ったコメントは、前後を二重引用符で囲むこと 


    注 -

    ロケールは、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) または Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) に入っています。


    これでドメインまたは locale テーブルで個別に指定したシステムは、デフォルトはロケールを使用するように設定されました。ここで指定したデフォルトのロケールは、インストール時に使用されるとともに、システムのリブート後のデスクトップでも使用されます。