Solaris デバイスドライバ : |
mlx |
デバイスタイプ : |
SCSI-2 RAID |
アダプタ : |
Mylex DAC960PD-Ultra (PCI-to-UltraSCSI) DAC960PD/DAC960P (PCI-to-SCSI) DAC960PG (PCI-to-SCSI) DAC960PJ (PCI-to-SCSI) DAC960PL (PCI-to-SCSI) DAC960PRL-1 (PCI-to-SCSI) DAC960PTL-1 (PCI-to-SCSI) |
バスタイプ : |
PCI |
選択できる SCSI ターゲット ID 番号は制限されます。特定のコントローラのチャネル 1 つあたりの最高ターゲット数を MAX_TGT とすると、1 つのチャネルの SCSI ターゲット ID は 0 から (MAX_TGT-1) の範囲にします。詳しくは、メーカーのマニュアルを参照してください。
1 つのチャネルの SCSI ターゲット ID は、他のチャネルでも繰り返すことができます。
例 1 : 5 チャネルモデルでは、チャネル 1 つあたり最高 4 つのターゲット (MAX_TGT=4) をサポートしています。このため、1 つのチャネルの SCSI ターゲット ID は 0 から 3 の範囲にします。
例 2 : 3 チャネルモデルでは、チャネル 1 つあたり最高 7 つのターゲット (MAX_TGT=7) をサポートしています。このため、1 つのチャネルの SCSI ターゲット ID は 0 から 6 の範囲にします。
SCSI ディスクドライブがシステムドライブ内の物理パックの構成要素として定義されていない場合、そのディスクドライブは自動的に予備ドライブに設定されます。システムドライブ内の SCSI ディスクドライブに障害が発生すると、予備ディスク置換手順が原因で、予備ドライブのデータが失われることがあります。つまり、障害ディスクドライブが冗長構成 (RAID レベルの 1、5、6 のいずれか) になっていて、そのサイズが予備ドライブと同じ場合、置換手順によって予備ドライブが上書きされるためです。
このため、予備ドライブが物理的に接続されていても、システムはそのドライブに対するアクセスを拒否し、誤ってデータが失われないようにします。
予備ディスクドライブを再構築する場合を除き (メーカー提供のユーザーズガイドを参照)、上記のコントローラはホットプラグに対応していません。
デバイスを追加したり、取り外したりするには、システムを停止させてから、デバイスを追加または取り外して、ベンダー提供の構成ユーティリティを使用して HBA を設定し直し、b -r でシステムをリブートしてください。
ドライバは、可変長のテープドライブに対応していません。また、コントローラに接続されているテープドライブに対する複数ボリュームからなるバックアップと復元にも対応していません。
Mylex のファームウェアの制約上、古いカードでは SCSI ハードディスクドライブと同じチャネルに接続されたテープドライブまたは CD-ROM ドライブなどの SCSI デバイスの動作は不安定になります。しかしながら、DAC960PG、DAC960PJ などの新しい PCI SCSI カードではこのような制約はありません。Mylex カード用の最新のファームウェアは Web サイトで入手できます。
32K バイトを超えるテープブロックサイズを使用することはできません。すべてのカードで SCSI デバイスが確実に正しく動作するようにするには、チャネルをそのデバイス専用にして、ブロックサイズを 32K バイト以下の固定にしてください。
Mylex コントローラには、コマンドに対する 1 時間の最大タイムアウト時間が設定されており、実行時間が長いテープコマンド (大容量テープの内容消去) が正しく実行できないことがあります。
タグキューイングは、DAC960 コントローラファミリであれば Mylex Corporation によって正式にテスト、認証されている SCSI ディスクドライブに対してのみ有効にしてください。
mt erase コマンドは動作はしますが、テープの終わりに達したときに次のエラーメッセージが報告されることがあります。
/dev/rmt/0 erase failed: I/O error |
このメッセージは、無視してかまいません。