Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

データベース (アクションとデータ型) 検索パス

データベース検索パスは、次の定義を格納しているファイルを、指定された位置で検索するようデスクトップに指示します。

データベース・サーバを作成した場合や、データベース・ファイルのローカル位置を追加した場合は、データベース検索パスを変更しなければならないことがあります。

デフォルトのデータベース検索パス

デフォルトのデータベース検索パスの位置には、個人用、システム共通、および組み込みがあります。デフォルトの language は C です。

個人用の位置 - HomeDirectory/.dt/types

システム共通の位置 - /etc/dt/appconfig/types/language

組み込みの位置 - /usr/dt/appconfig/types/language

アプリケーション検索パスがデータベース検索パスに与える影響

アプリケーション検索パスに位置が追加されると、適切なデータベースのサブディレクトリが、データベース検索パスに自動的に追加されます (詳細は、「アプリケーション検索パスがデータベース、アイコン、およびヘルプの検索パスに与える影響」を参照してください) 。

たとえば、アプリケーション・サーバ hosta: がアプリケーション検索パスに追加されると、ディレクトリ hosta:/etc/dt/appconfig/types/language がデータベース検索パスに自動的に追加されます。

データベース検索パス環境変数

データベース検索パスは、組み込み位置と次の入力変数で構成されます。

DTSPSYSDATABASEHOSTS - システム共通のデータベース検索パス入力変数

DTSPUSERDATABASEHOSTS - 個人用のデータベース検索パス入力変数

アプリケーション検索パス以外の位置を指定するには、これらの入力変数を使用します。

構成されたデータベース検索パスは、出力変数 DTDATABASESEARCHPATH によって指定されます。

データベース検索パス入力変数の構文

DTSPSYSDATABASEHOSTS 変数と DTSPUSERDATABASEHOSTS 変数の構文は次のとおりです。

VARIABLE=location [,location...]

location が取り得る構文は次のとおりです。

/path - ローカル (セッション・サーバ) システムのディレクトリを指定します。ローカル・ディレクトリを追加するにはこの構文を使用します。

hostname: - システム共通のディレクトリ/etc/dt/appconfig/types/language をシステム hostname に指定します。

hostname:/path - リモート・システム hostname にディレクトリを指定します。

データベース検索パスの構成方法

データベース検索パスの値 (DTDATABASESEARCHPATH) は、次の位置を組み合わせて作成されます。位置は、上から優先度の高い順に並んでいます。