Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

データ型とアクションの関連付け

データ型をアクションに関連付けるには、次の 2 つの方法があります。

たとえば次のデータ型定義は、*.rm という命名規則を使用して、システム管理者が作成した特殊な readme ファイルのデータ型を作成します。

DATA_ATTRIBUTES SysReadmeFile
 {
 	ICON						SysReadMe
 	ACTIONS					Open,Respond
 }

DATA_CRITERIA SysReadmeFileCriteria
 {
 	NAME_PATTERN						*.rm
 	DATA_ATTRIBUTES_NAME 			SysReadmeFile
 }

特殊な Respond アクションは、ファイルに対して下記のように定義されます。このアクションは、テキスト・エディタで書き込み可能なファイルのコピーを開きます。ファイルを保存してテキスト・エディタを終了すると、ファイルはシステム管理者にメールで送信されます (メール・アドレスは sysadmin@utd です)。

ACTION Respond
 {
 	ARG_TYPE				SysReadmeFile
 	EXEC_STRING			/bin/sh -c 'cp %Arg_1% $HOME/readme.temp;¥
 							chmod +w $HOME/readme.temp;              ¥
 							dtpad $HOME/readme.temp;                 ¥
 							cat $HOME/readme.temp |                  ¥
 							/usr/bin/mailx sysadmin@utd;             ¥
 							rm $HOME/readme.temp'
 	WINDOW_TYPE			NO_STDIO
 }