Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

固有のアイコンを使用するアプリケーション・グループの設定

デスクトップはデフォルトのアプリケーション・グループ・アイコンを提供しますが、カスタム・アイコンが必要になる場合もあります。

アプリケーション・グループに固有のアイコンを指定する場合は、次のものを作成する必要があります。

たとえば、Media_Tools という名前のアプリケーション・グループを作成するとします。ファイル app_root/dt/appconfig/types/language/name.dt にある次のデータ型定義が、アプリケーション・グループ・アイコンに一意のアイコンを割り当てます。

DATA_ATTRIBUTES  Media_ToolsAppgroup
 {
    ACTIONS       OpenInPlace,OpenNewView
    ICON          MediaTools
    DESCRIPTION   Double-click to open the Media_Tools ¥
                  application group
 }
DATA_CRITERIA		Media_ToolsAppgroupCriteria1
 {
    DATA_ATTRIBUTES_NAME Media_ToolsAppgroup
    MODE                 d
    PATH_PATTERN         */appmanager/*/Media_Tools
 } 

定義の属性セクションが使用するアイコンを指定します。定義の条件セクションは、appmanager というディレクトリのサブディレクトリである Media_Tools というディレクトリにデータ型が定義されるように指定します。

図 5-9 に、アプリケーション・グループ名とデータ型定義との関係を示します。データ型定義の PATH_PATTERN フィールドは、アプリケーション・グループに固有のアイコンを結合します。

図 5-9 アプリケーション・グループが一意のアイコンを獲得する方法

Graphic

アプリケーション・グループのデータ型の [開く] および [印刷] アクションも、次のように作成してください。

ACTION Open
 {
 	ARG_TYPE			Media_ToolsAppGroup
 	TYPE				MAP
 	MAP_ACTION		OpenAppGroup
 }
ACTION Print
 {
 	ARG_TYPE			Media_ToolsAppGroup
 	TYPE				MAP
 	MAP_ACTION		PrintAppGroup
 }

OpenAppGroup および PrintAppGroup アクションは、/usr/dt/appconfig/types/language/dtappman.dt に定義された組み込みアクションです。