アイコン・ファイルを保存するときには、適切なファイル名接尾辞を使用しなければなりません。アイコンのベース名に付け加えられる接尾辞は 2 つあり、1 つはサイズを表し、もう 1 つは形式を表します。アイコン名の大部分は、次のような形式になります。
basename.size.format basename.format
basename は、イメージを参照するのに使用されるイメージ名です。
size は、アイコンの標準サイズを示す単一文字です。l は大型アイコン (48x48 ピクセル)、m は中型アイコン (32x32)、s は小型アイコン (24x24)、t は極小アイコン (16x16) を表します (詳細は、「アイコン・サイズの規則」を参照してください) 。アイコンが標準サイズではない場合は、この文字を省略できます。
format は、pm は X ピックスマップ (カラー・アイコン形式)、bm は X ビットマップ (モノクローム・アイコン形式) を表します。
透明カラーを持っているアイコンを XBM 形式で保存する場合は、アイコン・マスク・ファイルも保存されます。アイコン・マスク・ファイルには basename.size_m.format という名前が付けられます。保存したアイコンを別のフォルダに移動する場合は、マスク・ファイルも移動しなければなりません。
たとえば、書き込んだ mail という名前のアイコンにファイル・タイプを指定したとします。カラー・ディスプレイを持っていて、ファイル・マネージャの選択が極小アイコンを使用するように設定している場合は、予想されるアイコン名は mail.t.pm です。透明カラーを持っていて、それを XBM 形式で保存した場合は、mail.t.bm と mail.t_m.bm という 2 つのファイルが作成されます。
表 13-3 は、CDE での使用に合わせて新規アイコンを作成するために推奨されるサイズ (幅x高さ (ピクセル単位)) の一覧です。256x256 がアイコンの上限です。
表 13-3 アイコン・サイズ規則
用途 |
最大 |
通常 |
最小 |
---|---|---|---|
ファイル・マネージャ (大型) |
32x32 |
32x32 |
32x32 |
ファイル・マネージャ (小型) |
16x16 |
16x16 |
16x16 |
アプリケーション・マネージャ (大型) |
32x32 |
32x32 |
32x32 |
アプリケーション・マネージャ (小型) |
16x16 |
16x16 |
16x16 |
フロントパネル |
48x48 |
48x48 |
32x32 |
フロントパネルのサブパネル |
32x32 |
32x32 |
16x16 |
アイコン化されたウィンドウ |
48x48 |
48x48 |
32x32 |
ワークスペース |
32x32 |
32x32 |
32x32 |
XBM は、2 色の X ビットマップ形式を表します。
XPM は、マルチカラーの X ピックスマップ形式を表します (デフォルト)。
[ファイル] メニューの [保存] を選択します。
アイコンに名前が付いていなかったり、[別名保存] を選択したりする場合は、アイコン・エディタはファイル名を入力するよう要求します。名前を入力してから、[保存] をクリックします。
透明カラーを持っている XBM 形式でアイコンを保存する場合は、アイコン・マスク・ファイルも保存されます。アイコン・マスク・ファイルには、basename.size_m.format という名前が付けられます。保存したアイコンを別のフォルダに移動する場合は、マスク・ファイルも移動しなければなりません。