Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

ファイルまたはフォルダを名前で検索するには

  1. ファイル検索ツールを開きます。

    ファイル検索ツールが起動し、[検索] ダイアログボックスが表示されます。

  2. 必要なファイル (複数の場合も含む) またはフォルダ (複数の場合も含む) が見つかると予想されるフォルダを選択します。

     メニュー項目 検索場所
     ホームディレクトリユーザのホームディレクトリ (この章では $HOME)。たとえば /home/fredj
     フロッピーディスク フロッピードライブの内容
     CD-ROM CD-ROM ドライブの内容
     ローカル・ストレージ ワークステーション上のすべてのフォルダ
     $PATH ワークステーション上のデフォルトパスにあるすべてのフォルダ
     他のホスト 現在使用しているのとは別のワークステーションのホスト名を指定する
     他のフォルダ ワークステーションの任意のフォルダを指定する

    フォルダの配列は階層構造になっています (詳細は、「ファイル・システムの基本概念」を参照してください)。デフォルトでは、ユーザが指定するフォルダならびにそのすべてのサブフォルダが、[検索] 操作による検索対象になります。

  3. シンボリックリンクも検索パスに含めるには、[リンクをたどる] チェックボックスを選択します。


    ヒント -

    多数あるフォルダの最上位にリンクフォルダがある場合は、検索に時間がかかる可能性があります。検索操作を開始する前に、フォルダのリンク先の位置を確認しておいてください。


  4. [名前] セレクタのオプションから、ユーザが検索するテキストを含むファイル名、これと一致するファイル名、これを含まないファイル名のいずれかを検索するかを選択します。

  5. [名前] セレクタと同じ行にあるテキストボックスに、検索しようとするファイルまたはフォルダのフルネームまたは部分名を入力します。


    注 -

    [名前] セレクタから「等しい」を選択するときは、以下が適用されます。

    ファイル名またはフォルダ名を指定するときは、アスタリスク (*)、クエスチョンマーク (?) などのワイルドカード文字を使ってもかまいません。* は任意の文字列 (文字がない場合も含む)、? は任意の 1 文字を表します。たとえば、以下のようになります。

    ba* - 文字列 ba で始まるすべての名前を表します。

    ba? - 文字列 ba で始まる 3 文字のすべての名前を表します。

    *.dt - 接尾辞 .dt で終わるすべての名前を表します。

    *.??? - 接尾辞が 3 文字のすべての名前を表します。

    ファイルの名前と内容は、find コマンドで使うものと同じ「正規表現」の構文で指定できます (詳細は、find(1)grep(1) のマニュアルページを参照してください)。


  6. [検索] をクリックします。

    ファイル・マネージャは、指定したフォルダとそのサブフォルダで、指定した検索条件と一致するファイルの検索を開始します。一致すると、[検索された項目] リストに一覧表示されます。[停止] ボタンをクリックすると、いつでも検索を停止できます。


    ヒント -

    表示されるオブジェクト数が多すぎるときは、条件をさらに限定して再度検索してください。


  7. (省略可能) リストから必要なオブジェクトを選択して [フォルダを開く] をクリックすると、ファイル・マネージャが起動し、オブジェクトを含むフォルダが表示されます。また、[ワークスペースに置く] をクリックすると、ワークスペースにそのアイコンが表示されます。