この節では、Solaris におけるシステムのシャットダウンとブートに関する新機能について説明します。
今回のリリースの Solaris には、ネットワーク経由でシステムをブートするための DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) 機能が追加されました。以前の RARP/bootparams に基づいたネットワークブートも利用できます。
DHCP ブートを使用するには、DHCP サーバーがネットワークにインストールされ、構成されていなければなりません。DHCP サーバーの設定については、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』の「DHCP サービスの設定」を参照してください。
SPARC システムをネットワーク経由でブートする方法については、「SPARC: システムをネットワーク経由でブートする方法」を参照してください。IA システムをネットワーク経由でブートブートする方法については、「IA: システムをネットワーク経由でブートする方法」を参照してください。
ブートフロッピーディスクを使用しないブート機能をサポートしている IA システムでは、Solaris ブートフロッピーディスクがなくても、ローカルに接続された CD-ROM から Intel 版 Solaris 8 を直接ブートできます。
この機能をサポートしていないシステムでは、Solaris ブートフロッピーディスクを利用できます。
ブートフロッピーディスクを使用するか使用しないかに関わらず、IA システムのブートについては、『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)』を参照してください。