最初に、スワップ空間は Solaris インストールプロセスの一部として割り当てられます。インストールプログラムによるディスクスライスの自動レイアウトを選択し、スワップファイルのサイズを手作業で変更しなければ、Solaris インストールプログラムは表 38-1 に示すようにデフォルトのスワップスライスを割り当てます。
表 38-1 デフォルトのスワップ空間割り当て
システム上の物理メモリー |
割り当てられるディレクトリのスワップ空間 |
---|---|
16 〜 63M バイト |
32M バイト |
64 〜 127M バイト |
64M バイト |
128 〜 511M バイト |
128M バイト |
512M バイトを超える場合 |
256M バイト |
スワップファイルを作成すると、スワップ空間をシステムに追加できます。スワップファイルを作成する方法については、「スワップ空間の追加」を参照してください。
システムをインストールすると、スワップスライスとファイルは /etc/vfstab ファイル内に列挙され、システムのブート時に /sbin/swapadd スクリプトによって起動されます。
/etc/vfstab ファイル内のスワップデバイスエントリには、次の情報が入っています。
スワップスライスまたはファイルの完全パス名
スワップのファイルシステムタイプ
スワップファイルが入っているファイルシステムは、スワップファイルが稼働される前にマウントしなければならないので、ファイルシステムをマウントするエントリがスワップファイルを起動するエントリより前に入っていることを、/etc/vfstab ファイル内で確認してください。